女性トラブルが原因でレギュラー番組がゼロとなった中居正広さん(52)が23日に、芸能界引退を電撃発表しました。
中居正広さんはファンクラブ会員サイト『中居ヅラ あの子たちに・・・、』を更新し、【少しでもお先にご報告】と題してファンに向けて、「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします」と発表しました。
個人事務所『のんびりなかい』に関しては、手続きや業務が終わった後に廃業するとし、すでに事務所の公式X（旧ツイッター）は削除されています。
このタイミングで芸能界引退を発表した理由については、「ご報告にあたりましては、私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了し、本日となった次第でございます。」
と説明しています。
続けて、「これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことは申し訳ない思いでなりません」
と謝罪しています。
最後に、「ヅラの皆さん一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…。」
と、ファンに別れを告げています。
＜↓の画像が、中居正広さんの芸能界引退発表コメント全文の写真＞
これに対してネット上では、
- 紳助同様、逃げるように引退
- 最初はタレント活動続ける気だったわけだから、未練ありまくりだと思う。ここまで大事になると思ってなかったんだろうね
- 自分の口から何も明かさず引退となると性被害が事実ということなのかな。あのSMAPのリーダーがまさかこんな結末を迎えるとは…
- 松本中居の逃げっぷりをみていると，やった事はやった事としても、会見をした渡部は事後の対応として立派だったんだなと思える
- 中居くんはいつも何も言わない。ズルい。一時代を築いたトップアイドルグループのリーダーだった方がこの様な芸能生活の終焉を迎える事になり、残念でならない。
- 気になるのはコレで真相が有耶無耶にならないのかです。今のままだと中居さんだけが切り捨てられ、フジは有耶無耶、他局は無かったと発表で幕引きとなりそう。
コレで裏では同じ事が繰り返されるとなったら意味が無い。幕引きとはせず是非とも最後まで真相は突き止めてもらいたいと思う。 - 芸能界は本当に闇だなと改めて感じた。中居君は大スターだったからこそ自覚してほしかった。
ファンと言うわけではないけど、いなくなったら寂しいし、こんな終わり方は悲しい。これを機に、芸能界が少しでもクリアになるように変わって行ってくれたらと思う
などの声が上がっています。
中居正広さんの女性トラブルは昨年12月19日に週刊誌『女性セブン』が報じ、2023年6月に芸能関係の女性との間で深刻なトラブルを起こし、高額な示談金を支払って問題を解決していたことが明らかにされました。
ただ、この時点では変わらず芸能活動を続けており、レギュラー番組の収録にも参加していて、『中居正広の土曜日な会』（テレビ朝日系）で共演のピン芸人・劇団ひとりさんは、『フラッシュ』の取材に対して第1報が出た後の中居正広さんの様子について、「中居さんは普段通りでした。（トラブルがあったという一報は）耳に入っていたけど、まだそんな大ごとになっていなかったので（スタジオでも）『あ～何か記事が出てるらしいね』という感じで、周りも特に話題にすることはなかった」
と明かしています。
＜↓の画像は、『中居正広の土曜日な会』で共演の劇団ひとりさん、中居正広さん、古市憲寿さんの写真＞
女性セブンの報道から約1週間後に『週刊文春』が、被害を訴えたX子さんにも取材した記事を出してから騒動に発展したものの、中居正広さんはこの時点でもファンに向けて、「この度は、大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません」「今向き合わなければならないことを真摯に、懸命に取り組んでおります」
とのコメントを出すのみでした。
年が明けてレギュラー番組の放送休止などが相次ぐ中で、9日になって公式サイトで謝罪文を投稿し、ここで初めてトラブルについて言及しましたが、弁護士を立てて示談が成立し問題は解決していると説明したうえで、「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と綴っていました。
この一文が大きな波紋を広げることになったのですが、週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』の記事では民放キー局関係者が、「中居側は示談交渉の過程で、自身の芸能活動の継続を了承されたのだと都合よく理解していました。なので、当初の文言にはその趣旨がもっと強い言葉で明記されていたのです。ですが、双方の見解には隔たりがあって、女性側が難色を示しました。修正を重ねて、最終的に現在の“支障なく続けられる”に落ち着いたと聞いています」
と明かしています。
真相は不明ながら、中居正広さんは今月上旬の時点では芸能活動継続を強く望んでいたのは間違いありませんが、他にも被害者がいるとの疑惑も浮上し、そして22日までにレギュラー番組はゼロとなりました。
また、一連の騒動を巡ってフジテレビは深刻なスポンサー離れが起こるなどして大騒動に発展していますが、女性トラブルについて表に出てきて説明することなく、逃げるようにしてあっさりと芸能界引退を発表したのは残念ですし、非常に後味の悪い結末です。
過去には、暴力団組長らとの黒い交際を週刊誌に報じられた島田紳助さんも、全てのレギュラー番組を降りてスパッと芸能界引退を発表しましたが、紳助さんは会見をしたうえで表舞台から去りました。
一方で中居正広さんは騒動の渦中にいきなり引退を発表し、これでは「逃げた」と言われても仕方がないと思いますが、今後も自身が関わる各問題に対して真摯に対応をし、問題の解決に努めていってほしいものです。