中居正広さん(なかい・まさひろ 46歳)が13日放送のニュース情報番組『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系 土曜正午)に出演し、9日にクモ膜下出血で亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(本名=喜多川擴 享年87)について初言及しました。
ジャニー喜多川社長は6月18日に自宅マンションで倒れて東京都内の病院に救急搬送され、中居正広さんはすぐに病院へ駆け付けたとされていたのですが、ジャニー社長が7月9日に亡くなった後に中居正広さんはコメントを発表しておらず、12日の家族葬にも姿が無かったため、その理由について様々な憶測が飛び交っていました。
<↓の画像は、家族葬に参列したジャニーズタレントの写真>
その理由について中居正広さんは13日放送の『中居正広のニュースな会』で、「公式的なコメントまださせてもらってなくて、たまたまだったんですけど、『プレミア12』、世界野球のリリースが昨日、一昨日だったんですけど、同じような時期で、今ここで出すと、『プレミア12』も大事なジャニーさんへのコメントも濁ってしまうから、ちょっと差し控えさせてもらった」
と説明しました。
実際に、11月開催の『世界野球プレミア12』の野球日本代表の公認サポートキャプテンに、中居正広さんが就任することは11日に発表されていました。
<↓の画像は、『世界野球プレミア12』のサポートキャプテンを務める中居正広さんの写真>
こうした理由から、他のタレントたちと共にジャニー喜多川社長へのコメントは発表しなかったと説明した上で、ジャニー社長は自身にとってはどのような存在だったかについて、「お父さんっていうか、僕は怖かった方ですね。プライベートもそうですし、凄く厳しくしてもらった」
と振り返りながら、中居さんが10代半ばの頃にいち早くトークスキルを見出してくれたのがジャニー社長だったことや、舞台での照明の使い方や他人への気遣い、配慮など、10代の頃から色々と勉強させてもらったことを明かしていました。
そんなジャニー喜多川社長が亡くなったことにまだ実感がわかないとし、ジャニー社長に対して最期にかけた言葉は何だったのか聞かれると、「(病院には)すごい行っていたんで、どこが最後かなぁと思いながら。今でもちょっと本当に亡くなったのかなぁって。ちょこちょこ行っていたんで、この日が最後、この言葉が最後になるって、バイバイまた来るねって、また明日、明後日来ますんでっていうのが最後だったのかなぁ。でも、みんなそんな思いだったのかなって思いますし」
と話していました。
そして、亡くなったジャニー喜多川社長に向けては、「たくさんの人に愛されるように教育、育成をして世に出しているわけじゃないですか。『みなさんに愛されるように頑張りなさい』っていうジャニーさんが、一番愛されているなって感じました。本当、言ってあげたいです。『あなたがたくさんの人に愛されるように頑張りなさいって教育しているんですけど、あなたが一番愛されちゃっているよ』って。これも何か不思議な感覚だなって思う」
と涙を堪えながら語っていました。
これに対してネット上では、
- 中居くん、なかなかコメント出さないなーと気になってましたが、お仕事優先してたんですね。中居くんらしいですね
- 中居くんはジャニーズでよくやった。SMAPで本当によく頑張ったよ。充分に恩は返してる。
- 自身の番組だから何か言わないとってのも。でも、まだまだ中居さんの中でも気持ちの整理できてないと思うし。何か言わないと叩かれるし、ほんと芸能人って大変だね
- 中居くん、涙をこらえてのコメントに胸が熱くなりました。もう中居くんのやりたいようにやっちゃいなよってジャニーさんも言ってくれてますよ。
- 中居くんとジャニさんの絆の深さを感じました。中居くんがいろいろなことを考えてコメントをしなかった。
自分のことは二の次の中居くん、きっと言葉で語りきれないくらいの思いがあるんだろうね。 - 中居くんの特にワイプの表情がいつもと違った。神妙で泣くのを堪えているのが分かった。ジャニーさんは芸能界の父親という存在だったんですね。
中居くんの人に対する細やかな気配りはジャニーさんからの教えも大きかったのかなと思いました。
辛いですね。ジャニーさんはずっと守ってくれています。中居くん身体に気をつけて無理しないで下さい。中居くんの行きたい所へ進めますように。 - できれば東京オリンピックまで頑張って欲しかったなジャニーさん…
中居さんの溢れるジャニーさんへの思いは十分伝わってきます。中居さんは優しいですね。 - 今聴いてる。SMAPの頃から、中居くんの公式は本人の口から出る言葉。今回も、心の内を自分の言葉で語っている。
他のタレントがコメント出してるからって中居くんが今日まで出さなかったのも、家族葬に参加しなかったのも、不義理なんかじゃないよ。
などのコメントが寄せられています。
中居正広さんは、SMAPのメンバーの中でも特にジャニー喜多川社長に恩義を感じているとも言われ、SMAP解散騒動時にジャニーズ事務所を退所しなかった背景には、数多くのレギュラー番組を抱えているほかに、ジャニー社長の存在も大きいのではないかと囁かれていました。
今回『中居正広のニュースな会』で語ったエピソードはほんの一部だと思いますが、まだ10代の頃にジャニー喜多川社長から言われた言葉を振り返る姿を見て、ジャニー社長への様々な思いが伝わって来ましたし、ジャニー社長がいたからこそ今の中居正広さんがあるんだろうなと感じました。
そして、ジャニー喜多川社長が亡くなったことにより、中居正広さんもジャニーズ事務所からの退所、独立に向けて本格的に動き出すのではないかという話が再び上がり始めており、『東京スポーツ』(東スポ)が13日に出した記事でも、事務所を離れる状況は出来つつあり、退所は既定路線と言っても過言ではないとしています。
現時点ではまだ憶測に過ぎませんが、中居正広さんはジャニーズ事務所の実権を握るメリー喜多川副社長、次期社長と目される藤島ジュリー景子副社長との折り合いが悪いとされ、事務所もコントロール出来ていないとも噂されているので、今後どういった動きがあるのか引き続き注目したいですね。