昨年3月末をもって、1986年から所属していた『ジャニーズ事務所』から独立し、現在は個人事務所『のんびりなかい』の代表を務めている元SMAP・中居正広さん(なかい・まさひろ 48歳)が、ジャニーズ事務所と業務提携するとの情報を『日刊ゲンダイ』が報じており、ネット上では様々な声が上がっています。
記事では芸能プロダクション関係者が、「もしかしたら、また復帰なんて話が出てくるかもしれません。今ごろになってようやく、事務所の偉大さに気づかされたと言うんです。少なくとも業界関係者の話を聞く限り、所属の一歩手前の業務提携話が水面下で進んでいるようです」
と語っています。
2016年末をもってSMAPが解散となり、グループのリーダーを務めていた中居正広さんは引き続き、バラエティ番組を中心に数多くの番組に出演し活躍を続けていました。
そうした中で昨年2月に独立を発表し、1人で行った記者会見では、SMAP解散後から今後について色々と考えていたことを明かし、退所しようと思った理由については、「今までお世話になった会社を辞めてでも、環境を変えなければいけないなって思った」「今回の決断は、どなたにも相談せずに1人で決めました。」
と語っていました。
それから早1年が経ちましたが、中居正広さんは現在も、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(同)、『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)などのレギュラー番組を持ち、独立後も順調に活動しているように見えます。
しかし、中居正広さんがジャニーズ事務所に“復帰”するとの話が現在業界内で囁かれているそうで、中居さんが“出戻り”を考えている理由について事情通は、「最近、新たなGP帯(19~23時)で新番組が決まらないこと。また芸能人にとってドル箱といわれるCM出演のオファーが一切ないことに対し、中居は焦燥感に駆られているんです」
と語っています。
制作会社関係者は、「ジャニーズを独立してから取ったレギュラーはTBS系の『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』の1本のみです。GP帯のオファーは0本です。そもそも他の残り3本は全てジャニーズ時代に決まった仕事です」
と指摘しています。
また、芸能関係者は中居正広さんのCM出演がゼロ本の理由について、「以前はそれこそライオンやJRA、ロッテやコカ・コーラなどナショナルクライアントのCMにバンバン出演していた。全てはジャニーズ事務所の営業力ですよ。しかし、SMAPが解散するとCMは急減。2017年のバンダイナムコやキリンチューハイを最後にCM露出はなくなってしまうんです。もっともジャニーズサイドはそれでもつてをたどり、中居に新CMの仕事をいくつか持ってきたそうです。しかし、当時の中居は独立話が囁かれ、事務所ともしっくりいってなかったことから、CMの仕事を意図的に断っていたようです」
と明かしています。
大手広告代理店の幹部は、「ジャニーズの看板を失ったことで、中居のパワーは半減したことはいうまでもない」
と語り、『日刊ゲンダイ』はそんな中居さんについて「まさに勘違いしていた」としています。
中居正広さんが独立後、新たな仕事を獲得できていない理由について芸能関係者は、「知名度こそあるが中居の笑いのパターンは全て同じなんです。軽く相手をディスったり、自分をネタに自虐的な笑いを取ったり。“アイドル以上、芸人未満”。もうこのスタンスは通用しない」
と、手厳しい評価をしています。
この報道を受けてネット上では、
- 考え抜いてジャニーズを出た中居くんだから、業務提携はあり得ないと思うけどなぁ。
- ゲンダイの願望&妄想。彼はカネなら腐るほどあるはず。レギュラー4本持ってて、「焦り」はない。
- そんなに焦ってはないでしょ。もう仕事しなくてもいいくらいの貯金ぐらいあるだろうし、独立後の活動はのんびりって言ってたし、今ぐらいでちょうどいいと思ってるかもしれないしね。
- 最近、テレビで笑いながら退所を後悔したような発言してるからね。ネタ的なものだとは思ってるけど、まぁ中居くんの本心はもちろん分からない。
業務提携とか無いとは思うけど、もしもあったとしてもそれはそれで別に良いんじゃないの?ネガティブな話ではない。 - 中居君のマネージャーってまだ、ジャニーズの人なのかな。マネージメントは誰がやってるのか、それも気になるんだけど。
元々、ジャニーズに所属してた時から「ナカイの窓」を切られたり、「ミになる図書館」もいつの間にか消滅したりしてたからね。 - 中居くんに芸人並みの笑いなんて求めてない。今のスタンスを保ちつつ、さらに腕を磨いてほしい。
仕事もたくさんしてるでしょ?資産も充分にあると思うし、のんびり仕事してほしい。
などの声が上がっています。
中居正広さんがジャニーズ事務所への出戻り説、業務提携説などについては、現時点ではあくまでも『日刊ゲンダイ』のみが伝えている情報で、中居さんは独立後も4本のレギュラー番組に加えて、『UTAGE!』(TBS系)、『音楽の日』(同)、『中居正広の〇番勝負!』(日本テレビ系)、『たまッチ!』(フジテレビ系)など、複数の特番で司会を務めており、仕事が増えないことに対して焦っているということは無いのではと思います。
ただ、中居正広さんは独立後に出演の番組でちょくちょく、芸能事務所からの独立は決して勧めないと否定的な発言をしています。
今年4月放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際にタレントの独立について、「そんなに勧めないというか、絶賛、皆さんにお勧めしますという感じではない。大変ですし」「僕は退所したと同時にコロナだったので、この1年を振り返っても、何の実にもならなかった1年だった。種を植えることも水をまくこともなく、何の花も咲かせることができなかった」
とコメントしています。
独立後、1発目に放送された『中居正広のニュースな会』でも、スケジュールやお金の管理など全て自己責任となり「ホントめんどくさいですね」などと語っていました。
こうした発言から、ジャニーズ事務所を退所したことを後悔しているのではないか、専属契約はしなくとも、業務提携はあり得る話なのではないかと思ってしまうのですが、中居正広さんはSMAP解散後に、このままジャニーズに残るという選択肢も含めて色々と考えた末に、環境を変えなければいけないと思って独立を選んだとしています。
また、現時点では複数のレギュラー番組を持っているため、少なくとも今このタイミングで、ジャニーズ事務所と業務提携を結ぶ可能性は低いのではと思いますが、今後また大きな動きがあるのかどうか、引き続き動向を見守っていきたいですね。