SMAPの中居正広さん(43)が司会の『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)の番組名が2月12日より、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に変更され、「スマ」の部分は「スマップ」だと思われていたこともあり、SMAPの解散に備えたものなのではないかといった説も浮上していましたが、『東京スポーツ』(東スポ)が19日に報じている記事によると、今年9月の改編期に中居さんがMCから降板る可能性が急浮上しているそうです。
TBSの中堅局員によると、番組名が「スマイル」に変更となったのは、今の段階からSMAP色を薄めておくためで、同番組は毎回10%台前半の視聴率を獲得していることから番組の打ち切りはなく、「『中居正広の』の冠名を外して新たな大物タレントをMCに迎え、その人の冠名を入れて『○○の金曜日のスマイルたちへ』にリニューアル。9月期から再スタートするとみられている」と証言。
さらにこれを裏付けるかのように、中居さんを番組の司会にキャスティングしたTBS幹部の50代X氏が4月1日付の人事で現職から外れることが分かったといい、X氏はこれまでTBSのSMAP担当のトップで、現在は「制作局制作一部部長」という要職に就いており、TBS内では全てのバラエティ番組を牛耳る実力者。
しかし、4月1日に「経営企画室室長」に異動となるそうで、新部署では番組制作にはノータッチとなり、SMAPの担当からも外れることになるそうです。
このX氏は金スマの他に、中居さんがとんねるず・石橋貴明さんと共にMCを務めた音楽バラエティ番組『うたばん』などでプロデューサーを務めており、SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さん(59)は“SMAPの育ての親”と言われていましたが、X氏は“グループの兄貴的存在”と言えるといい、中でも中居さんとの絆は特に強いとのこと。
中居さんとX氏はともに神奈川県藤沢市出身で、今年1月にSMAPの分裂・解散騒動が世間を騒がせた直後に、X氏が中居さんに事実確認すると「解散しないから。大丈夫だよ」と告げていたとテレビ局関係者は証言し、「こんなデリケートな話を本人に聞けるパイプを築いている局員は、Xさん以外いない」とも語っています。
金スマは2001年10月にスタートしており、今年で15周年を迎えるというタイミングで中居さんのことを降板させるというのは不自然で、好視聴率を獲得していることからわざわざ中居さんを降板させる必要は無いわけですが、東スポは、そこには「テレビ局とジャニーズ事務所の“政治”が絡んでくる」としており、前出のテレビ局関係者は、あの騒動によってSMAPはジャニーズ事務所内での立場を失い、今後はSMAPのことを積極的にプッシュはせず、次期社長と言われている藤島ジュリー景子副社長が統括している嵐などをますます売り出していくと語り、こうした流れに反して中居さんのことを重用は出来ないといい、そのため金スマのタイトルを変更し、中居さんの後ろ盾となっていたX氏を異動させたそうです。
これに対してネット上では、
- 金スマがここまで続いたのは,中居が司会をしてきたからではないのか。中居君が居ないんなら見ない。
- 中居くんを降板っておかしくね?(笑)中居くんが居なくなったら、もう金スマじゃない。
- ジャニーズ事務所がSMAPを干したいなら仕方ないけど、中居くんたち4人には頑張って欲しい。内輪揉めで大人気ないことはやめて欲しい
- 一番大切なのは視聴者では?それを忘れて派閥とか制作費とか言っているからつまらない番組やテレビ離れが加速する
- 先日の五人揃ったスマップは良かった。ジャニーズ事務所がSMAPを潰そうとするなら、世界に一つだけの花も歌えないということ。ジャニーズ事務所が守らないなら国民が守らなければ
- あの番組は、中居君だからコンスタントに数字が取れたのでは?長年、番組を支えてしかもメインMCを変えたのでは全く違うものになってしまうし、だからテレビはダメなんだという事でしょ。しかし、ジャニーズ事務所の圧力は半端ねーな!とんでもない組織だよ。
- FNSの菊地P飛ばしてキンキの堂本兄弟も終了。他局でジュリーが推してるジャニが似たような番組をやりはじめる。自分達が関わってないジャニはあまり前に出さない。経営者としてヒステリック母娘は感情で動くから事務所の先行きもどうなるのかな…
などのコメントが寄せられていました。
これはあくまでも東スポが報じている記事なので、どこまで本当の話なのか分からず、TBSは金スマの番組名変更について「放送15年、600回を迎えるにあたり、視聴者の皆様も番組出演者・スタッフ一同も笑顔があふれる番組に…という想いを込めて番組タイトルを変更致しました」と説明していることから真偽のほどは不明です。
しかし、東スポは『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のチーフプロデューサーが更迭されたという記事も先日報じていたのですが、これに関しては本当の話である可能性が高いようで、『週刊女性』や『週刊文春』といった週刊誌もこれに関する記事を報じており、スマスマの9月打ち切り説が浮上しているとしています。
そのため、この話もガセネタだとは言い切ることは出来ません。
今回東スポがTBS幹部のX氏としている人物は、制作局制作1部長・阿部龍二郎さん(51)だとみられ、この方は神奈川県藤沢市出身で、金スマのプロデューサーを以前務めていたほか、『うたばん』などといった中居さんが関わった番組に多く携わっていた経歴があります。
この方がもしも異動となれば、中居さんは後ろ盾を失うことになるかと思いますし、2月にニュースサイト『リテラ』は阿部さんが「うちはこれから何があっても中居を切らない、守っていく」と宣言していたなどと報じていたことから、今後が非常に心配ですね。
これからさらにSMAPをめぐる騒動が起こるのではないかと言われていますが、こうした動きはその前兆ということなのでしょうか…。