ロンドンブーツ1号2号・田村淳さんがX(旧・ツイッター)を更新し、ジャニー喜多川さんの性加害問題に対する発言を巡って、ジャニーズファンから罵詈雑言が寄せられていることを明かした上で対話を呼び掛けており、ネット上ではジャニーズファンの暴走行為が物議を醸しています。
ロンブー田村淳さんはこれまでYouTubeや様々なテレビ番組でジャニー喜多川さんの性加害問題、ジャニーズ事務所の対応について持論を述べており、7日の記者会見後にはYouTubeで、「一番寄り添わなければいけない対象は被害者の方であって、被害者の方に事務所が新しくなるという意思表示がなかったのが残念」
などと語り、事務所名の変更などは必要だと訴えていました。
これらの発言に批判が寄せられたようで、ロンブー淳さんはXに長文を投稿し、「企業の危機管理の観点からジャニーズ事務所は、社名変更はした方がよいと発言しています。社名を残す場合は被害者の救済、補償、心のケアに徹する会社にした方が良いのではないか?と発言しています。が…ここに来てジャニーズ事務所を叩くな!所属タレントを叩くな!と罵詈雑言が寄せられるようになりました。」
と明かしています。
また、『King & Prince』のファンクラブにも入っている長女(6)に対して、「ファンクラブ退会しろ!同じファンとは思えない」などのコメントも寄せられていると明かし、「みなさんのフラストレーションをぶつけてもよい、ちょうどいい人間が見つかったとでも思ってるのでしょうか?僕は未来志向で、被害に遭われた方々や所属している才能あふれるタレントさんたちを守る意味でもそうした方が良いのでは?という発言をしています。これを事務所叩きだ!タレント叩きだ!と変換してしまうのはとても理解し難いです。どうしても、物申したい!許せない!という方がいらっしゃるのならば直接お話し聞きますのでお電話ください。」
と呼び掛け、YouTubeでも使用しているアンチ対策用の携帯電話番号を公開して対話を呼びかけています。
<↓の画像が、ロンブー田村淳さんのツイート写真>
これに対してネット上では、
- ジャニーズ事務所が社名変更するかしないかはジャニーズが判断する事であり、テレビ局やスポンサーが言うならまだしも、ただのタレントの分際で口出しするのは批判来ても仕方無い
- ここまで盲目的だと最早どっかの宗教の信者だな。誰もタレントを叩いてない。事務所の対応に疑問や苦言を呈してるだけ。
- ファンクラブ退会しろって…これは事務所やキンプリに対する営業妨害でしょ ジャニヲタは何がしたいんだか分からない
- ジャニオタの言動はヤバい。もし、数百人の未成年女性が事務所社長やスタッフに喰い物にされた問題だったとしても、同じ行動を取るのか?
- ジャニーズ再建で一番足を引っ張っているのは過激なジャニーズファンじゃないの?
- ホントのファンだったら、推しを守る方向に動くことに対して批判ではなく好意的な声が出るはず。やっかいなファンは何でも人のせいにして自分だけの価値観で肯定、否定しようとする
- ファンというよりもう宗教だよな。理屈が通用しないし聞く耳も持たない。犯罪行為に該当した場合には厳格に処罰して欲しい。
などの声が上がっています。
熱狂的なジャニーズファンたちは、ジャニー喜多川さんの性加害を訴えている『ジャニーズ性加害問題当事者の会』にも攻撃を行い、同会の代表で元ジャニーズJr.の平本淳也さんは誹謗中傷があまりにも多いことから弁護士に相談した上で警察署に行ったところ、「これは、被害届を出すというレベルではありません。刑事告訴をしましょう」と言われたことを明かしています。
平本淳也さんによれば、性加害の被害者の元には「お前らは詐欺師」「金儲けをやっているんだろ」「生きている意味がない」「ジャニーズがなくなったらどうしてくれるんだ」「ジャニーズ命の母親が死んだらお前らのせいだ」などのメッセージが毎日何通も届き、精神的に追い詰められ、不眠症などを発症して睡眠薬を服用しているメンバーもいるといい、生命の危機も感じるような脅迫まがいのものもあったことで警察に相談をしたそうです。
また、経済団体『経済同友会』の代表理事、内閣府の『経済財政諮問会議』の議員であり、『サントリーホールディングス』の代表を務める新浪剛史社長が会見で、「(ジャニーズ事務所が)児童虐待に対して真摯に反省しているか大変疑わしい。ジャニーズ事務所を使うと、児童虐待を認めることになり、国際的な非難のもとになる」
などと語り、大手企業がCM契約終了などの対応を取り始めて以降、経済同好会の元には「関わる企業をつぶす」などの脅迫じみた電話が相次いでいるそうで、警視庁に相談などをしているとしています。
他のアイドルたちと比べてジャニーズは特に熱狂的ファンが多く、ジャニーズというブランドに愛着を持ち、何よりも大切にしてきたファンも多いことから、外部からの横槍によってタレントの活動に様々な影響が及び、ジャニーズ帝国が崩壊となることがどうしても許せないといった様子で大荒れとなっています。
7日の会見で東山紀之さんはジャニー喜多川さんの性加害問題について、「本当に人権侵害」「人類史上最も愚かな事件」「やったことは鬼畜の所業」「誰も幸せにせず、今や愛情はほとんど無い」とまで言い切り、元V6・井ノ原快彦さんは社名について「“犯罪者の名前”、ということについてはこれからも考えていかなければいけないと思っている」と語っていて、社名変更はタレントたちを守るためにも絶対に必要なことです。
ジャニーズ事務所側がここまで非を認めている状況の中で、ファンたちが事務所を徹底擁護したり、攻撃的な行動を取ることによって事務所、タレントに様々な悪影響が及ぶ恐れもあるだけに、冷静な行動を取るようにしてほしいですね。