『ジャニーズ事務所』の創業者・ジャニー喜多川さんの実姉で、昨年9月の人事で代表取締役会長に就任したメリー喜多川さん(本名=藤島メリー泰子 93歳)が、9月4日付で「代表取締役(企業の最高責任者)を退任」し、新たに「名誉会長に就任」したことが発表され、この役員人事に対してネット上では様々な声が上がっています。
<↓の画像が、メリー喜多川さんの写真>
ジャニーズ事務所は4日に公式サイト上で役員人事を発表し、「本日付で役員の異動がありましたのでお知らせいたします。(新)名誉会長 藤島メリー泰子(代表取締役は退任いたしました)」
としています。
<↓の画像が、メリー喜多川さんの代表取締役退任発表の写真>
メリー喜多川さんは、ジャニー喜多川さんが1962年にジャニーズ事務所を創業後、事務所の経理などを担当するようになり副社長に就任し、ジャニーズ事務所の実質的な経営者とも言われていました。
プライベートでは、1960年代に小説家・藤島泰輔さん(1997年死去 享年64)と内縁関係となり、1966年7月にジャニーズ事務所の2代目社長に就任した長女・藤島ジュリー景子さん(54)を出産、後に藤島泰輔さんと正式に結婚しました。
ジャニー喜多川さんが亡くなってから2ヶ月後の昨年9月に、ジャニーズ事務所の代表取締役会長に就任しました。
それから1年が経ち、代表取締役を退任して名誉会長に就任となり、一般的な企業では会長職を退任した人が名誉会長と称され、企業に対する実質的な権限、責任は伴わないとされています。
『東京スポーツ』(東スポ)は、ジャニー喜多川さんが亡くなる前までのジャニーズ事務所について、「タレントの発掘、育成がジャニーさん、事務所の経営はメリー氏という役割分担が決まっていた。その“両輪”がうまく機能し、ジャニーズ帝国と呼ばれる一大勢力が出来上がっていった。」
としています。
また、メリー喜多川さんは事務所内で大きな権力を持ち、グループの方向性に対しても口を出してきたとし、その最たる例として2016年末をもって解散となったSMAPを挙げ、「一部週刊誌で公然とSMAPと当時のチーフマネジャーにダメ出しし、それがきっかけでグループは解散。メリー氏の強引な手法には批判が集中し『SMAP解散の元凶』と揶揄された。」
と伝えています。
SMAP解散騒動後は性格が丸くなったようで、会長に就任後も事務所の実権は藤島ジュリー景子さんに託していたといいます。
芸能プロダクション幹部は、このタイミングでメリー喜多川さんが代表取締役を退任した理由について、「約1年間、娘の働きぶりを見てきたのでしょう。ジャニーさんの役割を副社長のタッキーこと滝沢秀明氏が担い、メリーさんの役割をジュリーさんがしっかり受け継いだ。子会社をまとめたり、組織改編に取り組んだり、両者はうまく機能している。それを見届け、晴れて代表権のない名誉会長に退いたということでしょう」
と語っています。
そして、メリー喜多川さんが代表取締役を退任、名誉会長に就任したことに対してネット上では、
- メリーさんが退任しても、ジュリーさんが居るかぎり何も変わらない気がする
- 誰が代わろうとマスコミのジャニーズ忖度はなくならないんだろ?だったら何も変わらねーじゃねーか
- メリーが退任してもSMAPはもう元には戻らない
- 何が起こるんでしょうね。ともかく私の中ではSMAPを解散、退所に追いやった人。良い印象はありません。自分の娘かわいさにいろんな事を見誤って来たと思います。
- SMAPを解散させたことは芸能界イチの大罪だと思う
- 93才の人が性格が丸くなったと言われてもね。次から次と今まで功績残した人がジャニーズ去って、嵐は今年休止するし。最近全く活躍してないマッチがいつまでもジャニーズに残って
- ジャニーズ以外のアイドルが出るようならその番組には出さないとか、他のアイドルを潰すかのような営業をしていたジャニーズの罪は重い。
メリーがいなくなりそれが無くなるのなら、これからは他事務所からアイドルが多く輩出される事を期待。
などの声が上がっています。
メリー喜多川さんはSMAP解散に追い込んだ張本人と言われ、2015年に週刊誌『週刊文春』の独占インタビューで当時SMAPのチーフマネージャーだった飯島三智さんに怒りをあらわにし、これがSMAPの独立計画に繋がり、メリー喜多川さんと親交があった木村拓哉さんは事務所残留を選択、計画が失敗に終わったことで最終的に解散という流れになったとされており、現在もメリー喜多川さんに対しては多くの批判が寄せられています。
そんなメリー喜多川さんが代表取締役を退院するとの情報は、今年2月に中居正広さんがジャニーズ事務所を退所することが判明時に浮上しており、健康問題を抱えていて、最近は入退院を繰り返すなどしていたため、勇退が正式に決まったと伝えていました。
それから半年以上が経ち、ついにメリー喜多川さんが代表取締役を退任、名誉会長に就任したわけですが、今さら退任したところでジャニーズ事務所に変化が起こることはないとみられます。
ただ、芸能界でのパワーバランスが今後変化する可能性はあるとみられ、現在もまだ各テレビ局はジャニーズ事務所に忖度している状況にありますが、ジャニー喜多川さんが亡くなり、メリー喜多川さんが事務所の経営から離れることで対応が変わっていくことも考えられ、引き続きジャニーズ事務所の今後に注目していきたいですね。