現在8本のレギュラー番組、CM7本を持つ人気タレントのマツコ・デラックスさん(本名=松井貴博 46歳)に逆風が吹き始めていると夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じています。
逆風が吹くきっかけとなったのは、1日発売の週刊誌『週刊文春』が報じた元SMAP・稲垣吾郎さんとの共演NG&圧力疑惑で、月曜コメンテーターを務める情報バラエティ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX 平日17時)で稲垣さんとの共演を拒否し、月イチの準レギュラー起用にも圧力をかけて抵抗したという疑惑が浮上しました。
『週刊文春』の直撃取材に応じたマツコ・デラックスさんは、「稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う?いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの3人は木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違うのよ」「あの騒動直後の稲垣が出ることによって、あの番組(『5時に夢中!』)が築き上げたカラーがどうなるか考えてよ。(中略)当時なら中居正広でも木村拓哉でも断ってたわよ」
などと語ったとていました。
また、ジャニーズ事務所が民放各局に対して、元SMAPの3人を番組に起用しないようにと圧力をかけた疑いで公正取引委員会の調査を受けた問題や、テレビ局の忖度などについては、「もちろん忖度もあっただろうけど、どの業界だってあるわよ。(中略)ただそれだけじゃ急に仕事はなくなりません。だって、あの3人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていたんだから。」「あの3人を使うんだったら、キンプリ(King & Prince)を使いたいんですよ。分かるでしょう。それがテレビ、舐めるなって話です」
などとも発言していたと伝えていました。
これらの発言で猛バッシングを浴びたマツコ・デラックスさんはその後『週刊女性』の電話取材に応じ、『週刊文春』の報道内容について、「“圧力”なんてナイと言ったのに、文春の上司が都合いいように書き換えたのよ。ちゃんと話したのに、全然書いてくれない!」
と訴えて猛反論しました。
しかし、マツコ・デラックスさんが『5時に夢中!』で稲垣吾郎さんと共演することに対して否定的だったのは事実だったようです。
また、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で共演中の関ジャニ∞・村上信五さんからジャニーズ事務所の幹部を紹介され、食事したことなどは認めており、『週刊女性』で一応反論はしたものの、今もなおマツコ・デラックスさんに対しては厳しい声が上がっています。
そして、『日刊ゲンダイ』の記事ではテレビ局関係者が、「いずれにせよ、好感度の高さから数多くのレギュラー番組を持ち、CMにも出演しているマツコさんにとって、この騒動は痛手です。」
と指摘しており、「ネット上の反応も、記事の真偽うんぬんもさることながら、『言い訳するくらいなら週刊誌に話さなければよかった』、『世論の反発が凄かったから慌てて火消ししてる感じ』などと、マツコさんの対応そのものを疑問視する、冷ややかな声も目立ちます。どう転んでも、イメージダウン以外の何ものでもない」
としています。
芸能ライターのエリザベス松本さんは、「マツコさんは過去に2年間、ひきこもりの経験がある。本来は考え込む繊細なタイプと聞きますし、こうもバッシングがひどくなると、メンタルが心配になってしまいます」
とも語っています。
マツコ・デラックスさんはこの他にも7月29日放送の『5時に夢中!』にて、参議院議員選挙で党首の立花孝志議員が当選したことで1議席を獲得し、選挙区候補の得票合計が2%超えしたことで政党要件を満たした『NHKから国民を守る党』(略称:N国党)の印象について、「本当これだけ(NHKをぶっ壊す)の目的のために国政出て、それで税金が取られたら、受信料もそうだけど、そっちの方が迷惑」「何をしてくれるのか判断しないと。今のままだと、ただの気持ち悪い人たちだから」
などと語りました。
さらに、『NHKから国民を守る党』が98万7885票を集めた要因について、「さあ…。冷やかしじゃないの。受信料払うことに対して、真剣に疑問持つ人もいるだろうけど、ふざけて入れている人も相当数いるんだろうなと思う」
と冷ややかなコメントをしていたほか、立花孝志議員の政見放送に対しては、「宗教的な感じもあるし、あの気持ち悪い政見放送で、あれで効果が出たという意味もある。こうやって騒いでいる時点で彼らの思うつぼなのではないかと思う」
と語っていました。
これらの発言を受けて『NHKから国民を守る党』代表の立花孝志議員は、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿し、マツコ・デラックスさんの発言に対して怒りをぶちまけており、NHKと親密な関係にあるマツコさんをバッサリと切り捨てた上で、対談を呼び掛けています。
ネット上でも、マツコ・デラックスさんの『NHKから国民を守る党』に対する発言は物議を醸しており、多くの批判の声が上がっている状況にあり、マツコさんのイメージは明らかにダウン傾向にあります。
マツコ・デラックスさんは歯に衣着せぬ発言や的を射た発言によって注目され、世間の支持を集めていき、今では複数のレギュラー番組やCMを持つ人気タレントとなっています。
しかし、露骨にジャニーズ事務所やNHKといった巨大権力側に付いた発言を連発したことによって、見る目が変わってしまったという方も少なくない様子で、これまでに無いほどの大きなピンチを迎えていると感じますね。
これでもし各レギュラー番組の視聴率が大幅にダウンしたり、また新たな問題が勃発すれば好感度は急落するでしょうし、それに伴って仕事も減少ということも十分考えられますが、果たしてこの厳しい状況を乗り越えられるのか、今後の動向に注目していきたいです。