1日発売の週刊誌『週刊文春』によって、元SMAPの稲垣吾郎さんとの共演拒否や圧力疑惑を報じられ、物議を醸している人気タレントのマツコ・デラックスさん(本名=松井貴博 45歳)が『週刊女性』の取材に応じ、「“圧力”なんてナイと言ったのに、文春の上司が都合いいように書き換えた」と訴え、報道内容に猛反論しています。
『週刊文春』の記事では、稲垣吾郎さんがジャニーズ事務所を退所から1ヶ月後の2017年10月に、マツコ・デラックスさんが月曜レギュラーを務める情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX 平日17時)にゲスト出演し、大きな反響を呼んだことを受けて「月1の準レギュラー」として起用するプランが浮上したものの、マツコさんの事務所側が「稲垣を出すならマツコは降板する」と番組起用に抵抗したことから、稲垣さんの準レギュラー起用計画は頓挫してしまったとしていました。
<↓の画像は、『5時に夢中!』に出演した稲垣吾郎さんの写真>
そして、『週刊文春』の直撃取材に応じたマツコ・デラックスさんは、『5時に夢中!』での稲垣吾郎さんとの共演拒否疑惑について、「稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う?いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの3人は木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違うのよ」「あの騒動直後の稲垣が出ることによって、あの番組(『5時に夢中!』)が築き上げたカラーがどうなるか考えてよ。(中略)当時なら中居正広でも木村拓哉でも断ってたわよ」「私は『(番組共演者で株式評論家の)若林史江以外、嫌です』っていう話よ」
などと語ったとしていました。
さらに、公正取引委員会が調査したジャニーズ事務所の圧力疑惑、テレビ局の忖度などについては、「もちろん忖度もあっただろうけど、どの業界だってあるわよ。あんたの所(週刊文春)だって忖度してんだからさ。ただそれだけじゃ急に仕事はなくなりません。だって、あの3人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていたんだから。」「あの3人を使うんだったら、キンプリ(King & Prince)を使いたいんですよ。分かるでしょう。それがテレビ、舐めるなって話です」
と持論を展開していたと伝えています。
この報道に対してネット上では批判的な声が噴出し、マツコ・デラックスさんの発言には幻滅した、見る目が変わったなどの声が上がっていたのですが、『週刊女性』の電話取材に応じたマツコさんは、「“圧力”なんてナイと言ったのに、文春の上司が都合いいように書き換えたのよ。ちゃんと話したのに、全然書いてくれない!」
と話した内容が捻じ曲げられて伝えられたと訴えています。
<↓の画像は、マツコ・デラックスさんの写真>
マツコ・デラックスさんが『週刊文春』の取材に応じたのは7月22日夜のことで、東京都心にあるタワーマンションのエントランス前で若い女性に対して、怒りをあらわにしながら長々と話をしている姿が住人に目撃されており、この相手女性が『週刊文春』の記者だったといいます。
マツコ・デラックスさんによると、突然記者が来て色々と話を聞かれたそうで、「『新しい地図』の話をして、アタシが吾郎ちゃんを追い出したなんて言う。でも、ちゃんと答えたのよ。別に彼らが嫌いなわけじゃない。『Goro’s Bar』(TBS系)にも出ましたから。でも、アタシが長らく彼らと一緒に仕事していなかったから、あんなこと書かれるのよね」
として、取材に語った内容の真実を明らかにしています。
<↓の画像は、2009年1月放送の『Goro’s Bar』で共演したマツコ・デラックスさん、稲垣吾郎さんの写真>
まず、『週刊文春』の取材に対して、「だってテレビ局は使いたくないんだもん。SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じますか」「3人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていた」「あの3人を使うんだったら、キンプリ(King & Prince)を使いたい。それがテレビ。舐めるなって話」
といった発言の真意については、「3人の人気がないって言ったわけじゃなく、他のベテランジャニーズだってそう、手垢まみれのアタシたちより、今の若いテレビマンが企画書ゼロの段階で誰を使うってなったら、キンプリを使うでしょって話よ。ギャラも安いし人気もあるしと、そういう話をしたんです」
と説明しています。
また、『5時に夢中!』の月イチ準レギュラーに稲垣吾郎さんを起用するプランがあったものの、マツコ・デラックスさん側が共演を拒否したことで実現しなかったという話については、「月曜は若林史江とずっとやっているわけだから。月曜に吾郎ちゃんが入るっていうのは考えられない。他の曜日で、誰か辞めるタイミングとか、ゲスト枠で入るとかは、テレビ局が決めればいいじゃない。それに番組のクール途中で改編期でもないのに無理やりブチ込もうとしてきた。それでプロデューサーが考えた結果、あの時の、解散騒動後のSMAPを入れると本来の番組カラーじゃなくなっちゃう。そうなるなら木村拓哉だろうが、誰だろうが『5時に夢中!』では使いませんよって話なの。」
としています。
さらに、『週刊文春』の記事には書かれていませんでしたが、実はTOKYO MX側が稲垣吾郎さんの出演を断った後に、「吾郎ちゃんのために番組を用意したのよ。冠番組よ!その方がよっぽど良いじゃない。アタシと下品な話するより。」
という裏話を明かした上で、「でも、それを断ったのは吾郎ちゃんのマネージャーさんだからね。『マツコと一緒じゃないとイヤだ』って」
と語っています。
他にも、マツコ・デラックスさんが『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で共演中の関ジャニ∞・村上信五さんにジャニーズ事務所の幹部を紹介され、親密な関係を築いているという話について、マツコさんは『週刊文春』の取材では「答えようとはしなかった」とされているのですが、『週刊女性』の取材にはその点について、「食事なんて、いろんな人としてますよ。それも情報交換。別の芸能プロや自分のマネージャーとも食事してます。いろんな人から情報を聞きたいから」
と明かしており、ジャニーズ事務所と良好な関係を築いているから仕事を受けたり、大手芸能事務所に忖度するということは決して無いと話したとのことです。
その上で、「『夜ふかし』は、内容が良かったから引き受けたの。村上は、他のジャニーズができるかってぐらい自虐して、身を粉にしてやってるじゃない。じゃあ、吾郎ちゃんが『5時に夢中!』で下品なキャラになれるかっていったら向かない。アタシだって、その人の個性を考えてやりますから」
と語り、最後にマツコ・デラックスさんは記者に対して、「吾郎ちゃんと、彼のファンを傷つけるのだけはやめてと、文春にはお願いしていたのよ。アタシは基本、誰も傷つけたくないからさ……」
と明かしていたとのことです。
こうしたマツコ・デラックスさんの話を受けて『週刊女性』は、稲垣吾郎さんら『新しい地図』の3人が所属する芸能事務所『CULEN(カレン)』にも取材を行い、『5時に夢中!』の出演をめぐる経緯に関して質問したところ、「『5時に夢中!』に稲垣吾郎の出演を提案させていただいた際、MXテレビからも快諾を受け、2017年10月24日(火曜日)に出演させていただいたと理解しております。同時に、月に1回出演させていただきたいと提案し、11月7日(火曜日)と12月5日(火曜日)の出演スケジュールをMXテレビからいただいておりました。」
と明かしています。
しかし、「後日、同スケジュールの出演は断られ、その際に別の稲垣吾郎の番組のお話はいただきましたが、全く具体的な企画ではなかったので、よい企画があれば、また連絡くださいとお断りさせていただきました。なお、マツコ・デラックスさんとの共演を希望した事実はありません」
と説明しており、マツコ・デラックスさんの話とは食い違いもあります。
そして、マツコ・デラックスさんの弁明に対してネット上では、
- 「そんなこと言ってないわよ」と否定するのかと思ってたら、そうでもなかった…
- あの発言が事実ならば、マツコわずか数日で訂正はしないだろう。こりゃ、記者にいいように書き換えられたのかもね。
- 悪意の塊である、”週刊誌”の取材を受ける時点でアウトでしょ。無視しなきゃ。
- 真実は分からない…確かにマスコミは都合の良いように書き換えるからなんとも言えないけど…だったらスルーすれば良かったと思う。
- 何が本当なのかね?マツコがこういうこと言うかな?って不思議ではあったけど…
どちらにせよ、彼らは実力あるしまたいっぱい活躍するよ。ファンとかじゃないけど、やっぱり今の若いジャニーズにはないものあるもん - あんな権力者みたいな発言をマツコがするとは思ってなかったから、この記事にあった反論の内容の方がしっくりくる。
ただ、マツコは「喋る」ことが仕事だからこそ、今後はこういう切り取られやすい雑誌の取材は避けた方がいい。 - マツコは前から自分の老後のことなど異常なまでに不安心配して芸能界でいかに稼いで老後に備えるか対策してたから、そりゃあ二枚舌で使い分けてるでしょう。
吾郎ファンだけでなくSMAPファンにけんか吹っ掛けた発言に、さすがにヤバイと思って焦って訂正してるんだろうけど、数ある芸能人、アイドルがいるなかで、ワザワザ、キンプリの方が良いとジャニーズ押し売りグループを発言するあたりが、やっぱりね…というのをバラしてるよ。 - マツコさんの話は一定部分は理解できる。確かに話の一部は悪意を持って歪められたのかもしれない。
ただ後述された新しい地図の事務所が語る事実関係はとても具体的で真実味がある。
いきなり出演が見送られた件はテレビ局の外部から何らかの横槍が入ったことは想像に難くない。
それに対してマツコさんと一緒じゃなきゃ出演は嫌だというマツコさん側の言い分は論理としてはあまりに稚拙に過ぎる。
稲垣さんだけの出演で十二分に話題性があり、マツコさんとの共演に果たしてどれだけの意味があるのか。
「稲垣さんを起用するなら、自分は降りる」との件については否定していないことから、この事実はやはり有ったのだろうと個人的には思う。
などのコメントが寄せられています。
週刊誌は当事者に直撃取材を行ったとしても、発言内容のニュアンスを変えて伝えることや、話し内容を全て伝えずに印象操作をすることはよくあるので、『週刊文春』が伝えた内容に事実とは違う部分があったとしても不思議ではありません。
改めて『週刊女性』に語った内容が真意だったのだろうと思いますが、稲垣吾郎さんと『5時に夢中!』で共演することを断ったのは事実だったようで、稲垣さんが番組の準レギュラーとして加わることに肯定的ではなかったこともうかがえます。
また、稲垣吾郎さん側にあまり良い印象を持っていないことが言葉の端々から感じられるほか、今後また別番組などで稲垣さん等と共演したいなどの言葉が記事に書かれていないのが気になる部分です。
『新しい地図』の3人とマツコ・デラックスさんは、『日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)』の活動に関与しており、マツコさんはパラサポの顧問に名を連ね、『新しい地図』はスペシャルサポーターとして様々なPR活動などに参加しているにも関わらず、キツイ言葉を使ったり、ネガティブな裏話を明らかにするのはどうなのだろうと感じ、やはり、週刊誌の取材に対して色々と余計な話をするべきではなかったと思いますね。