舞台『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』(8月30日~9月23日上演)の公演前トークイベントが7月29日に開催され、主演の稲垣吾郎さん(45)ら出演者たちがトークを繰り広げ、イベント終了後には稲垣さんが囲み会見を受け、この時の模様は翌日の各民放番組も取り上げていたため、SMAPファン等の間でも大きな反響を呼びました。
しかし、8月1日発売の週刊誌『週刊文春』は、この舞台に対してジャニーズ事務所側が圧力をかけていた疑惑を報じているほか、タレントのマツコ・デラックスさん(46)が元SMAPの稲垣吾郎さんとの共演を拒否し、テレビ局側に圧力をかけていた疑惑を報じ、ネット上では物議を醸しています。
稲垣吾郎さんが主演の『君の輝く夜に』は、2012年、2014年、2016年に上演の稲垣さん主演舞台『恋と音楽』シリーズから発展し、昨年夏に京都公演が行われ注目を集めたのですが、『週刊文春』によると、今年から稲垣さんの舞台で長年、企画・製作を担当していた『パルコ』が外れたそうです。
<↓の画像は、舞台『君の輝く夜に』出演の稲垣吾郎さん等の写真>
(左から演出の鈴木聡さん、中島亜里梨沙さん、稲垣吾郎さん、安寿ミラさん、北村岳子さん)
その裏側について舞台関係者は、「稲垣サイドには同社の担当者から『今後一緒にやることが難しくなった』という連絡があったそうです。その理由は、ジャニーズ事務所の幹部B氏が、パルコの担当者に対し、ジャニーズタレントの舞台を持ち出し、『うちとカレン(『新しい地図』の所属事務所)のどちらを取るのか、はっきりしてください』と通告したことだといいます」
と証言しています。
『週刊文春』の取材に対して『パルコ』は「企画の経緯につきましてはお答えしておりません」とし、一方の『ジャニーズ事務所』の代理人は「弊社従業員がご指摘のような行為を行なった事実は一切ございません」と圧力を否定しています。
そのため、舞台への圧力疑惑の真相は定かではないのですが、『週刊文春』はさらにマツコ・デラックスさんが、元SMAPとの共演を拒否している疑惑についても報じており、本人にも直撃取材を敢行しています。
<↓の画像は、ジャニーズ事務所から独立した元SMAPの3人の写真>
(左から香取慎吾さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さん)
記事によると、2017年9月にジャニーズ事務所から独立した稲垣吾郎さんが、同10月に生放送された情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX 平日17時)にゲスト出演し、大きな反響を受けたことから局側と稲垣さんの所属事務所『CULEN(カレン)』の間では、「月1の準レギュラー」として起用するプランが浮上していたといいます。
<↓の画像が、『5時に夢中!』に出演した稲垣吾郎さんの写真>
しかし、これに対してマツコ・デラックスさんの所属事務所『ナチュラルエイト』は、「稲垣を出すならマツコは降板する」と稲垣吾郎さんの準レギュラー起用に抵抗し、これに対してTOKYO MX側もマツコさんは『5時に夢中!』の看板コメンテーターで、番組の人気をアップさせた功労者の1人であるため、その意見を覆すことができずに計画が頓挫してしまったといいます。
真相を確かめるため『週刊文春』はマツコ・デラックスさんに直撃取材を行っており、『5時に夢中!』での共演拒否疑惑について話を聞くと、「稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う?いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの3人は木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違うのよ」「あの騒動直後の稲垣が出ることによって、あの番組(『5時に夢中!』)が築き上げたカラーがどうなるか考えてよ。(中略)当時なら中居正広でも木村拓哉でも断ってたわよ」
などと答え、稲垣吾郎さんの準レギュラー起用に反対したという話を否定しなかったそうです。
さらに、ジャニーズ事務所の圧力疑惑やテレビ局側の忖度(そんたく)疑惑についても、「公正取引委員会が調べりゃ色々出てきますよ。だってテレビ局は(3人を)使いたくないんだもん。SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じますか。公取も暇よねぇって話ですよ」「公取が(出演)時間だけ調べれば、あの3人が使われてないですねってなるわけ。データ上で見たら違反かもしれないけどさぁ、結局は番組の判断なわけ」「もちろん忖度もあっただろうけど、どの業界だってあるわよ。あんたの所(週刊文春)だって忖度してんだからさ。ただそれだけじゃ急に仕事はなくなりません。だって、あの3人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていたんだから。」「あの3人を使うんだったら、キンプリ(King & Prince)を使いたいんですよ。分かるでしょう。それがテレビ、舐めるなって話です」
などと語っています。
このようにマツコ・デラックスさんは完全にジャニーズ事務所、テレビ局側に付いた発言をしているのですが、『週刊文春』によれば、2012年にスタートした人気深夜バラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で共演の関ジャニ∞・村上信五さんからジャニーズ事務所の幹部を紹介されていたとし、マツコさんは幹部との関係については答えようとしなかったと伝えているものの、その人物は明らかにメリー喜多川副社長のことだとニュースサイト『サイゾーウーマン』は報じています。
<↓の画像は、メリー喜多川副社長の写真>
マツコ・デラックスさんとメリー喜多川副社長が急接近しているという噂は、SMAPが解散した2016年ごろから業界関係者等の間でも囁かれていたといい、テレビ局関係者は、「一時期は、頻繁に会食をするほどの親密ぶりで、ジャニーズ関係者も『メディア関係者にバレると、癒着だと捉えられかねない』と、ヒヤヒヤしていたと聞いています。しかし、『文春』の直撃に対するマツコのジャニーズ擁護ぶりからしても、当人としては隠す気もなさそうですが」
と語っています。
また、週刊誌記者は、「メリー氏の意向を汲んで動いている人間は、まだ業界内には数多く存在していて、マツコもその“一員”だったということでしょう。直撃に対するコメントは、テレビ局の本音を代弁しているふうですが、その後ろのジャニーズ、またメリー氏を意識していると考えた方が、よほどしっくりいきます」
としています。
ニュースサイト『LITERA(リテラ)』も同様に、SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんと対抗していた藤島ジュリー景子副社長、メリー喜多川副社長サイドと親密な関係を築いていたとしており、マツコ・デラックスさんは「テレビ業界におけるジュリー派の象徴的な存在」で、これまで様々な番組でSMAP潰しの構図にも大きな役割を担っていたと伝えています。
これらの報道を受けてネット上では、
- マツコには幻滅した。日和ったな。
- マツコ、ジャニーズの色恋営業にのっちゃったか…。金と権力には動じないけど、そっちにならノリそう。
- マツコがジャニーズの圧力に屈してしまうのは、それだけジャニーズが恐ろしいからだとは思うが、このコメントの内容が本当だとしたらマツコに幻滅する。
- マツコ・デラックスも天狗になったね、これがターニングポイントになるかも
- まあジャニーズと共演しまくってるし、そういうことなんでしょう。賢い人だと直撃にコメントなんてしないもんだけど、マツコはバカだなあ。
- これがこの通りならば、もうマツコさんの番組を愉しく拝見することは出来ないなぁ…。
なめるな?局はSMAPじゃない3人は使いたくないからだ?
いやいや、SMAPではない個人の俳優でタレントである彼らの、何を見て評価をされているのか?
ファンは離れていないし、視聴者もジャニタレではなくなった彼らに期待していた。
いち芸能事務所の都合で、マツコに知ったかぶりで貶められようなレベルのタレントじゃないのだよ。 - マツコデラックスも完全にジャニーズ側の人間だな。おかしいことはおかしいと言えるコメンテーターはいないのか。
SMAPがあれだけ人気が出たのも個々の力があったからで、香取さんたちはそれぞれドラマにも舞台にもバラエティにも出ていた。
SMAPだからじゃなくて個々の能力があったからです。それこそテレビをなめるなと言いたい。 - マツコは過去に散々ジャニーズの悪口言ってましたよね。すごい手のひら返しでびっくりする。
もう少しポリシーとかある人だと思っていたのですが、単なる風見鶏でしたね。
それだけ見返りもらってるんでしょうね。この文春へのコメントもジャニーズ事務所へのお中元がわりですかね。 - マツコの言ってることも一理あり…かな、とも思う。だけど、潰しがあるのは事実なんだろうなぁ。
SMAPだから、というよりは、SMAPってそもそも個々の才能の集まりだったはず。ジャニーズ退社した三人もSMAPの枠からはみ出るほどの才能は多分にあった人達だし。
彼らの作品を気軽にテレビで観れないのは残念だよね。こんなこと言うようになったマツコもそろそろ終わりかな?
などのコメントが寄せられており、マツコさんに対して幻滅したという方が多い様子です。
マツコ・デラックスさんは2000年代後半から様々なバラエティ番組に出演し、ジャニーズタレントの共演も増え始めたあたりから、「言いたいこと言っているように見えるけど、私は魂を売った」「私はマスメディアの犬になりました」「もう『電波芸者』ですよ。」「テレビに全てを捧げる人生に、覚悟を持った」
などの発言をするようになり、以前に比べるとキレのある毒舌が減り、丸くなったとも指摘されています。
そして、SMAP解散後にはそれまで共演NGと噂されていた木村拓哉さんとの共演が解禁され、木村さんや次女でモデルのKoki,さん、妻で歌手・工藤静香さんのことをべた褒めすることもあり、ジャニーズ事務所側についているんだなというのは以前から感じていました。
マツコ・デラックスさんの立場上、稲垣吾郎さんとの共演を拒むのも理解は出来ますし、芸能界で幅広く活動していくために長いものには巻かれ、大手芸能事務所の意向に従うのは重要なことだとは思います。
しかし、『週刊文春』の直撃取材に語った内容は非常に残念なものであるため、見方が変わってしまったという方も少なくないことから、今後の活動を考えると色々と喋らない方が良かったのではと思いますね。