Hey! Say! JUMPの山田涼介さん(23)が10月から放送の連続ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系 月曜21時~)の主演に起用され、月9ドラマで初主演を務めるということから注目を集めていますが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じている記事によれば、山田さんは代打で、その前に主演候補として名前が挙がっていたのは嵐のメンバーだったといいます。
かつて月9ドラマは20%以上の視聴率を連発し、同局の看板枠だったのですが、フジテレビのイメージの悪化に加えて良質な番組が減り、ドラマの質も以前に比べて低下するなど、様々な要因が重なって視聴率は低迷を続けており、今年1月期放送の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純さん、高良健吾さんW主演)、『ラヴソング』(福山雅治さん主演)がそれぞれ低視聴率を連発して、月9のワースト記録を更新。
このような結果になっているため、今秋以降の作品については企画から全面的に見直しを行うなど、視聴率向上のためのテコ入れが随所に行われていたそうです。
テレビ局関係者によれば、具体的には嵐の誰が主演を務めるという具体的な話までは進んでいなかったそうなのですが、嵐のメンバーを主演に起用した月9は救いの手になるはずだったそうです。
最近では相葉雅紀さんが2015年4月期放送の『ようこそ、わが家へ』で主演を務め、大ヒットまではいきませんでしたが、初回13.0%、その後も1ケタに落ちることなく10~13%で推移し、最終回で自己最高の15.0%を記録して全10話の期間平均視聴率は12.5%。
松本潤さんが主演を務めた2014年1月期放送の『失恋ショコラティエ』は、初回14.4%、その後は10~13%で推移し、全11話の期間平均は12.3%となっていました。
このように特別高い数字ではありませんが、ここ最近の月9は10%を下回るのが当たり前になってきていることから、10%以上の数字を獲得できるのは魅力的。
松本さんは4月期にTBS系の連ドラ『99.9 -刑事専門弁護士-』(日曜21時)で主演を務め、全10話の期間平均が17.2%、同じく4月期に日本テレビ系で放送された大野智さんが主演の『世界一難しい恋』(水曜22時)は、全10話の期間平均が12.9%を獲得し、4月期に放送の民放ドラマの中では1位と2位にランクインしました。
こうした結果からテレビ局の嵐への期待値は高いそうなのですが、ジャニーズ事務所側の要請で「10月期の月9主演がJUMPに差し替えられてしまったというんです」と明かしています。
嵐からHey! Say! JUMPに変更された理由については定かではありませんが、ジャニーズ事務所は数年前からHey! Say! JUMPのことを猛プッシュしています。
週刊誌記者によれば、事務所の経営を考えると嵐の人気だけに頼っていくわけにもいかないため、かつてV6、嵐を歴任した敏腕チーフマネージャーがHey! Say! JUMPを担当し、各方面に強く営業しているそうです。
そのため、Hey! Say! JUMPは今後も連ドラなど、大きな仕事が続いていくはずだといいます。
そして、実際に10月からは月9枠で山田さんが主演の『カインとアベル』がスタートし、7月からは日曜ドラマ枠(日曜21時)でHey! Say! JUMPの中島裕翔さんが主演のドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』が放送されるなどしているのですが、視聴率は4~7%と低視聴率を連発していることから、フジテレビとしては嵐のメンバーを月9の主演に起用したかったようです。
これに対してネットでは、
- どうしてこんなにジャニーズに固執するのか。もっといい役者いるだろうに
- カインとアベルは韓国の実力派俳優たちのドラマのリメイク。山田ごときがやっても陳腐なだけ
- ジュリー嵐で視聴率とれないと恥ずかしいからHey! Say! JUMPにしたんじゃないの?
- 噂なのか、真実なのか…事務所は、黙秘か…平成、使って大丈夫なの?
- 未成年に飲酒、淫行、妊娠事件はどうなった?ネット時代に隠蔽逃げ切りはできないでしょ。
などのコメントが寄せられています。
山田さんが月9主演に決定したという記事を最初に報じたのは恐らく『サイゾーウーマン』で、7月に報じていた記事によれば年明け、SMAPの分裂・解散危機騒動が勃発したあたりから浮上していたと報じていたのですが、そこには嵐のメンバーが主演候補に挙がっていたとは書かれていませんでした。
今になって当初は嵐が候補に挙がっていたなどと報じられ、この記事の真相は定かではないのですが、ジャニーズ事務所が今Hey! Say! JUMPをゴリ押ししているのは明らかで、山田さん、中島さんの他に、伊野尾慧さんらの露出が異常に増えています。
SMAPの解散が決定した今、ジャニーズ事務所を支えるのは嵐とその他のグループという状況で、嵐に続くグループがまだ出てきていないことから、Hey! Say! JUMPを猛プッシュするのも分かるのですが、Hey! Say! JUMPについては現在ある疑惑も浮上しており、これが今後の活動に影響を及ぼさなければいいのですが、果たしてどうなるでしょうかね…。