フジテレビの現役女性アナウンサー・水谷愛子さん(仮名)が週刊誌『週刊文春』の取材に応じ、フジテレビの編成幹部・A氏が女性アナ等を接待要員として扱い、タレントに“献上”していたことを暴露し波紋を広げる中で、A氏が出社を停止していることが判明しました。
編成幹部・A氏は昨年12月に週刊誌『女性セブン』や『週刊文春』などによって、中居正広さん(52)の女性トラブルに関与した人物として取り沙汰されていましたが、フジテレビは昨年末に声明を発表し、「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません。発行元に対してもその旨伝えておりました。その他、プライバシーに関することは控えさせていただきます。」
と、トラブルへの関与をキッパリ否定しました。
<↓の画像は、フジテレビの編成幹部・A氏の写真>
しかし、中居正広さんからの被害を訴えた元フジテレビ社員のXさんは週刊文春の取材に、「最初の会食は、Aさんから誘われて行ったし、その後もそうです。(事件当日は)Aさんはその場にいなかったですけど、何が起きるのか、わかっていたでしょう。フジは否定していますが、(トラブルに発展した当日は)Aさんがセッティングしている会の“延長”だったことは間違いありません」「なぜ今までフジは、Aさんのやっていることを止めてこなかったのか。見て見ぬ振りをしてきたのか。私と同じような被害に遭っている子がいます。」
などと訴えていました。
そして、週刊文春はその後もA氏の問題行為を伝え、16日発売の最新号ではフジテレビの現役女性アナウンサー・水谷愛子さん(仮名)がA氏の裏の顔を暴露しています。
水谷愛子さんによれば、2021年冬に行われたA氏主催の飲み会に他の女性アナ2人と参加したところ、当日になって高級ホテルのスイートルームが会場だと告げられ、部屋に行くと中居正広さんや男性タレントがおり、密室でもう1人の女性アナと4人の状態を作られ、その後寝室で全裸になった男性タレントに性的な行為をされそうになり、泣きながら断ったと証言しています。
こうした飲み会を行っていたA氏について、「女性アナをいかがわしい接待の道具として使い、2人きりにして『あとはご自由に』。(A氏は)状況を作るだけで、自分は手を下さないという本当に卑怯な手口です。」
と語り、水谷愛子さんはその後、A氏が手掛ける2人に関連する仕事に呼ばれなくなったとも明かしています。
フジテレビの現役女性アナウンサーもA氏の問題行為を暴露し、さらにネット上ではA氏と思しき人物が女性アナ?に、無理やりキスしているように見える写真やベッド写真なども流出し、大きな波紋が広がっています。
<↓の画像は、ネットに流出した疑惑の写真>
そうした中でフジテレビは15日に、一連の報道を受けて「昨年より外部の弁護士を入れて事実確認の調査を開始しており、今後の調査結果を踏まえ、適切な対応をしていく」とのコメントを出し、中立な立場で調査を行う第三者委員会は設置せず、外部の弁護士に調査を依頼していることを明らかにしました。
そして、『スポーツニッポン(スポニチ)』は16日に、A氏が出社を停止していることを新たに伝えています。
A氏が出社を停止した理由や期間は不明といい、フジテレビ関係者は取材に「報道を受け、心身の負担が募っている」と明かしたといいます。
また、『東京スポーツ(東スポ)』の取材によると、一連の報道を受けてフジテレビ局内はいま騒然となっていて、局員たちは“フジテレビ崩壊”を懸念しているそうです。
東スポの取材にフジテレビの局員は、「フジの女性アナウンサーが文春に告白したのですから、局内は騒然としている。前代未聞の事態に『アナウンス室は崩壊するのでは?』という声が出るのはもちろんのこと『フジテレビが崩壊してしまうのでは?』と今後を心配する声も多い」
と明かしています。
昨年12月25日以降、フジ・メディア・ホールディングスの株価は急下落しており、これによって大株主たちも激怒し適切な調査による信頼回復などを求めているほか、スポンサー各社からも問い合わせが殺到しているといい、『日刊スポーツ』は「今回の騒動でスポンサーは3割ほどが離れたという情報もある」と伝えています。
週刊文春などの各週刊誌が引き続き、過去のトラブルを報じるとの情報も流れているといい、港浩一社長(みなと・こういち 72歳)は10日に社員に向けて、「フジテレビは社員を守る温かい会社でありたい。社長として全力で皆さんを守ります。」などと綴ったメールを送付するのみで、一連の報道については一切説明がないことにより、社員たちは局に対して不信感を募らせているそうです。
<↓の画像は、フジテレビの代表・港浩一社長の写真>
そのため、記者会見は避けられない空気が局内に流れていて、近日中にもアナウンス室で説明会が行われるとの情報もあるといいます。
港浩一社長は、社員たちを全力で守っていくとメールで宣言するも後手後手に回っていて、大株主が要求している第三者委員会を設けずに、外部の弁護士に調査を依頼するという形だけの対応を取り、そしてA氏は出社を停止して雲隠れしているとのことで、臭いものに蓋をしてこのまま何も変わらず、ただ騒動が過ぎ去るのを待っているだけの印象を持ちます。
このままいくと、ジャニー喜多川さんの性加害問題がきっかけで崩壊した旧ジャニーズ事務所のようになることも考えられますが、大株主が激怒、深刻なスポンサー離れも始まっているとの情報も流れる中で、今後どのような対応をしていくのか見ものです。