ニノさん放送時間変更は失敗か。二宮和也の仕事激増で飽きられた説も…

昨年10月に、日曜午前から金曜19時のゴールデン帯に昇格したバラエティ番組『ニノさん』（日本テレビ系）の視聴率が低迷していることや、MCを務める『嵐』の二宮和也さんのメディア露出が激増し、視聴者が飽き始めているのではないかと『ピンズバNEWS』（双葉社）が報じています。

ニノさんは2013年4月から深夜枠で放送がスタートし、同10月に日曜昼の枠へ移動後、2020年4月に『誰だって波瀾爆笑』が放送されていた日曜午前の枠へ移動しました。

そして、昨年秋に『クイズ！あなたは小学5年生より賢いの？』が放送されていた金曜19時枠へ移動し、放送から11年でゴールデン昇格となり、現在日曜午前の枠では『一茂×かまいたち ゲンバ』が放送されています。

ニノさんは枠移動後も引き続き、二宮和也さんの他に『timelesz』の菊池風磨さん、陣内智則さん、『平成ノブシコブシ』の吉村崇さん、『ガンバレルーヤ』、朝日奈央さん等が出演しています。

ピンズバNEWSによれば、レギュラーメンバーに大きな変化はないものの、金曜ゴールデンに移動後は視聴率が低迷しているとし、直近の9月26日放送回は平均世帯視聴率が4.9％、平均個人視聴率が3.0％、コア視聴率（13～49歳の個人視聴率）が2.5％で、日本テレビの番組としては低い数字でした。

この回のゲストは、11日からスタートする新ドラマ『良いこと悪いこと』（土曜21時）でW主演の間宮祥太朗さんと新木優子さん、加えて『SixTONES』の森本慎太郎さん、戸塚純貴さんが登場し、レギュラーの菊池風磨さんに代わり、timeleszの橋本将生さんと松島聡さんが出演と、豪華なメンバーが揃っていました。

＜↓の画像は、9月26日放送『ニノさん』の出演者＞

しかし、視聴率は伸び悩んで裏番組『それSnow Manにやらせて下さい』（TBS系）に大差を付けられていたといい、それスノの世帯視聴率は6.9％、個人視聴率は4.6％、コア視聴率は4.3％で、各テレビ局がいま重要視しているコア視聴率も2％近くの差が付いています。

制作会社関係者によると、ニノさんはゴールデン昇格当初は好調だったものの、1年経って失速しているといい、視聴者からは「つまらなくなった」「日曜日の午前中にやっていた時と内容が全然違ってびっくり」などと、番組の質低下が指摘されているとしています。

また、テレビ業界関係者の間では「二宮さんの露出が多すぎるのではないか」との声も上がっているとのことです。

二宮和也さんは2023年に旧ジャニーズ事務所から独立して以降、さらに活動の幅を広げて次々に新たな仕事を獲得しており、今年4月からは新たに冠番組『ニノなのに』（TBS系 水曜21時）がスタートし、つい先日には2026年の新春特番『クイズ＄ミリオネア』（フジテレビ系）で司会を務めることが発表されました。

役者としても活躍を続け、大ヒットしている映画『8番出口』で主演を務め、NHK連続テレビ小説（朝ドラ）『あんぱん』にも出演し、11月から配信スタートのドラマ『イクサガミ』（Netflix）にも出演しています。

こうしてメディア露出が激増していることにより、「“別にこの番組を見なくてもいいかな”というマインドになっている視聴者も増えつつあるという指摘もされているんです。結果、『ニノさん』は『それスノ』に後塵を拝することになったのでは」と制作会社関係者は推測しています。

ニノさんの視聴者の反応を見てみると、前と比べてゲストが増えたり豪華になったものの、企画が全く面白くないとの指摘だったり、ニノさんファミリーを中心にくだらないことでワチャワチャやっている以前の緩い雰囲気が好きだったという声が多くみられます。

深夜番組がゴールデン昇格後に、出演者は豪華になるも番宣番組と化したり、守りに入って企画がありきたりでつまらないものになるというのはよく見られるパターンです。

ニノさんさんのゴールデン昇格が発表された際にもネット上では、テレビ朝日の番組でよく見られるこのパターンになるのではないかと心配する声が上がっていたのですが、ニノさんも懸念されていた通りになっており、現在の数字は日本テレビの番組としてはかなり低いことから、今後テコ入れしても数字が変わらなかった場合は、早々に打ち切り終了となるかもしれないですね。