女優・波瑠さん(30)が主演の月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系 月曜21時)が21日からスタートし、初回30分拡大で放送された第1話の平均視聴率が発表されました。
『ナイト・ドクター』は、夜間救急専門の医療チーム「ナイト・ドクター」の姿を描いた“青春群像医療ドラマ”で、山崎賢人さん主演『グッド・ドクター』、窪田正孝さん主演『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』などを手掛けた大北はるかさんによるオリジナル脚本の作品になっています。
初回の世帯平均視聴率は13.4%、個人平均視聴率は7.7%(ともに関東地区)となっており、月9枠で4月期放送の竹野内豊さん主演『イチケイのカラス』が初回と最終回に記録した13.9%には届きませんでしたが、見事な好スタートを切っています。
なお、月9ドラマは2018年7月期放送の沢村一樹さん主演『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』以降、『ナイト・ドクター』を含め11作連続での初回2ケタスタートになっています。
『ナイト・ドクター』のメインキャストは、波瑠さん、田中圭さん、北村匠海さん、岡崎紗絵さん、『King & Prince』の岸優太さん、沢村一樹さんで、その他に野呂佳代さん、櫻井海音さん、梶原善さん、小野武彦さん、真矢ミキさん、戸塚純貴さん、一ノ瀬颯さん、お笑いコンビ『ミキ』の昴生さん&亜生さん等が出演しています。
<↓の画像は、『ナイト・ドクター』メインキャストの写真>
(左から)北村匠海さん、岸優太さん、沢村一樹さん、波瑠さん、田中圭さん、岡崎紗絵さん
21日放送の第1話では、医師の働き方改革を目指す『あさひ海浜病院』に、夜間勤務専門の救命医チーム「ナイト・ドクター」が設立され、そこに朝倉美月(波瑠さん)、成瀬暁人(田中圭さん)、深澤新(岸優太さん)、高岡幸保(岡崎紗絵さん)、桜庭瞬(北村匠海さん)という5人の医師が集められ、ニューヨークで夜間勤務専門の救急医をしていた指導医・本郷亨(沢村一樹さん)のもとで、病院に運び込まれてきた重症患者らと向き合う姿などが描かれていました。
そして、第1話終了時点での視聴者の感想を見てみると、
- 初回面白かったし、登場人物1人1人にストーリーがありそうだからとても楽しみ
- テンプレだったけど、悪くはなかった。しかし岸優太と北村匠海は役交替したほうがいい。
あの役は岸優太には荷が重いと感じる。見た目の雰囲気も逆のほうがしっくりくる。 - 内容が薄いというか次や今後の展開はどうでも良いやと思えたな。医療モノは好きなんだけど、ちょっと残念な初回だった。
足の切断シーンもなんか全然緊張感が無かったというか。監督が悪いんか? - 救命病棟シリーズが良すぎたから比べてしまうと、やはりちょっと次が見たいとはなかなか思わなかった。
- 今クールは、月9と日曜劇場がともに“救急医療もの”だから何かと比較されそう…
- 微妙。なぜ技量も年齢も違うのに、配属が一緒だから同期?なぜタメ口に偉そうなの?気になってイライラした。
- 内科医を馬鹿にしすぎではと思ったのと、岸くんが演じてる奴はよく医者になれたなと思っちゃった。
- それなりに経験のある医師と、研修医上がりのほぼ経験の無い医師が、タメ口なのには違和感しかない
- 予告から既視感満載だったけど、実際観てもそうだった。とりあえずタメ口がおかしすぎ。
深澤?の描き方が、内科医が救命に配属されて壁にぶつかってるというよりは、それこそ研修医とか学部の実習レベルに見えてしまったのもまずいと思う。
畑違いで未熟、の域を超えてただの無能にしか見えなかった。 - ため口が気になるわ。リアリティが無さすぎる。爆発事故が起こっても花火がバンバン打ち上げてたり。最後は急に恋愛要素匂わせたり。
医療ドラマ史上、最も無能な医者という印象しかなかった初回。そうさせたのは岸の演技のせいなのか、脚本なのか知らんけど。 - 感情移入ができないまま話がどんどん進んでいくし、病名が明らかにされてないからリアリティがないなぁと感じた。
若い3人同士がタメ口なのはわかるけど、田中圭や波瑠にもタメ口設定はすごく変。見ていて違和感があった。
このドラマの売りは青春群像劇らしいから、これから先少しずつ5人が仲良くなったら面白くなるのかなと思うけど、初回はちょっと残念だったかな…。
などの声が上がっています。
通常では4月期のドラマが6月に終了後、7月から夏ドラマがスタートするのですが、『ナイト・ドクター』は『イチケイのカラス』が終了後すぐにスタートし、これは東京五輪の開催と関係しているとみられていますが、特番などを挟まなかったことも功を奏したのか、初回13%超えと見事な数字を獲得しています。
ただ、ネット上ではドラマの内容を評価する声よりも、既視感がある内容との声や、ストーリーや設定、登場人物のやり取りなどに対して違和感があるとの声が多く見受けられます。
特に“同期”扱いとなっている「ナイト・ドクター」の5人が最初からタメ口で話していること、研修医上がりという設定の岸優太さん演じる深澤新、北村匠海さん演じる桜庭瞬が、急患が運び込まれてきた際に右往左往する姿などが描かれており、全体的にリアリティが無いと批判されています。
医療ドラマは近年量産され、視聴者の目が肥えている題材だけに、今後もリアリティが感じられないストーリーが続いた場合には、第2話以降の視聴率は落ち込む可能性がありますが、これからの展開と共に視聴率の動向にも注目したいですね。
また、7月4日から鈴木亮平さん主演の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系 日曜21時)がスタートし、このドラマも救命救急チームの活躍を描いた“本格的な救命医療ドラマ”とされており、間違いなく『ナイト・ドクター』と比較されると思いますが、この2作品の評価と視聴率がどうなるかも楽しみです。