阿部寛さん主演ドラマ『ドラゴン桜2』(TBS系 日曜21時)の最終回が27日に15分拡大で放送され、ラストで自己最高となる20%超えの視聴率を獲得し、有終の美を飾ったことが明らかになりました。
発表によると、最終回の世帯平均視聴率は20.4%、個人平均視聴率は13.1%、瞬間最高視聴率は22.7%でした。
最終回前の予告では「最強助っ人登場」と予告されていましたが、最終回には、第1話にも登場した元生徒役の紗栄子さんをはじめ、中尾明慶さん、小池徹平さん、山下智久さん、新垣結衣さんが次々に登場し、山下さんは声のみの出演でしたが大きな反響を呼び、ツイッターの世界トレンド1位に「#ドラゴン桜」、3位に「藤井くん」のキーワードがランクインするほどでした。
<↓の画像は、『ドラゴン桜2』最終回に登場した小池徹平さん、紗栄子さん、中尾明慶さん、新垣結衣さんの写真>
第1話の世帯平均視聴率は、今期の民放ドラマトップとなる世帯平均視聴率14.8%、個人平均視聴率は8.8%を記録し、第2話以降も14%前後の数字をキープし、最終回前の第9話では初回を超える世帯視聴率15.4%、個人視聴率10.0%を獲得していました。
そして、最終回で自己最高となる世帯平均視聴率20.4%を記録し、前作の最終回で記録した20.3%を上回り、最終回に前作超えの数字を獲得して有終の美を飾っています。
2005年放送の前作から15年後を舞台にした『ドラゴン桜2』は、元暴走族の弁護士・桜木建二と、桜木の元教え子で一浪の末に東大に合格、弁護士になった水野直美が龍海学園の再建のため、東大専科に入った生徒たちを東大合格に導く姿が描かれました。
<↓の画像は、『ドラゴン桜2』登場人物の相関図写真>
27日に放送された最終回のあらすじ内容(ネタバレあり)は、共通テストを終えて東大の2次試験に生徒たちが全力を尽くす日々を送り、ついに東大入試当日を迎え、試験の休憩時間中に藤井遼(鈴鹿央士さん)は、原健太(細田佳央太さん)が他の受験生からイジメられている現場を目撃してしまいます。
桜木からは事前に、「テスト本番は自分のことだけを考えろ」と忠告されていたものの、仲間を救うために止めに入ったことで右手を負傷してしまいました。
そして、合格発表の日を迎え、文科3類に出願した小杉麻里(志田彩良さん)、文科2類の瀬戸輝(高橋海人さん)、理科2類の健太、天野晃一郎(加藤清史郎さん)、岩崎楓(平手友梨奈さん)は合格、一方で文科3類の早瀬菜緒(南沙良さん)、理科1類の藤井は不合格となりました。
ただ、早瀬は共通テストによって青山学院大学経営学部に合格し、東大入学を逃した藤井のほか、岩井由伸(西垣匠さん)、小橋辰徳(西山潤さん)は留年し、来年の東大合格を目指すという形となりました。
東大専科から5人の合格者が出たことにより、学園の理事長・龍野久美子(江口のりこさん)は辞任することが決定、教頭の高原浩之(及川光博さん)が理事長となって学園売却が決定しました。
しかし、桜木の元教え子である米山圭太(佐野勇斗さん)やIT企業社長の坂本智之(林遣都さん)が、桜木の事務所でナンバー2だった弁護士・岸本香(早霧せいなさん)による買収行為を暴露し、学園売却は阻止されるという展開を迎えました。
そして、『ドラゴン桜2』の最終回を終えてネット上では、
- 初回の半沢成分強めの演出に戸惑ったが、終わった今はとても面白かったと言える。
スピンオフが見たいとここまで思うドラマは久しぶり。藤井、舎弟2人の今後を見せて~! - 最高に面白くて素晴らしい最終回だった。是非、東大専科に残った3人の今後をスペシャルで描いてほしい。
- 素晴らしい最終回だった。この視聴率の高さも納得。ヤフートップにサプライズをぶち壊すような記事があって萎えたけど、やはり画面で見る16年前のメンバーは良かった。
そして、7人それぞれの運命と、卒業、そして阿部ちゃんの最後の言葉に涙してしまった。
ロスが止まらない。心の底からまた見たい。数年後に必ずやってほしい。映画化でもいい。 - この内容なら2クール欲しかった。主軸の受験勉強についてもっとみたかったし、これだけ素晴らしい出演者がいるのだから、もっと丁寧に描けたはず。
登場人物の魅力が引き出されたところで終わるのはもったいないと思うけど、逆に決められた枠の中でここまで詰め込めたのはすごいと言うべきか - 藤井くん感動しました。あんなに健太を馬鹿にしていた彼が最終回は助ける仲間とのかけがえのないものを得て、成長していった。
個人的には小橋くんと岩井くん、藤井くんのスピンオフとか何かしらスペシャルとか続編期待したいですね
長澤まさみとガッキーとの画面やっぱりすごいなぁとオーラがあったなぁ。
などの声が上がっています。
最終回の予告で「最強助っ人登場」とのテロップが表示され、誰が出演するのかと大きな注目が集まる中、ニュースサイト『NEWSポストセブン』が前作で生徒役を演じた山下智久さん、新垣結衣さんが登場するとのネタバレ記事を配信したことで物議を醸しましたが、最終回を終えて視聴者からは、すごく感動したとの声が多く上がっています。
中でも、学園トップの成績で最初は東大専科の生徒たちや教師も見下すなど、非常に憎たらしいキャラクターだった藤井が、困っている仲間たちを助ける姿を見せるなど、人間としても成長していく姿が描かれ、それに胸を打たれた視聴者が多い様子です。
最終的に藤井ら3人は東大に不合格となり、浪人して来年再チャレンジする形になったため、視聴者からはスピンオフドラマや続編放送などを希望する声も少なくありません。
『ドラゴン桜2』は新型コロナウイルスの影響で放送が1年遅れ、それによってかなりタイトなスケジュールで撮影が行われたそうで、少し物足りないと感じた部分もあったことから、単発のスペシャルドラマ等でもいいので、生徒たちのその後を描いた作品が制作されることに期待したいですね。