タレントのタモリさんが、今年の大晦日に放送される『第66回NHK紅白歌合戦』の総合司会に起用される事が濃厚になったと『日刊スポーツ』によって報じられたものの、スケジュールの調整がつかない等の理由で、タモリさんが辞退の返答をしていたことが先日明らかとなりました。
これによって例年は10月中旬に司会者が発表されるものの、今年は正式な発表が遅れるとみられているのですが、一部で報じられている記事によると、広報用の資料にはタモリさんの名前がしっかりと書かれていたそうで、早い段階でオファーを出していたことから、トラブルによって辞退した可能性が高いといいます。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じている記事によると、タモリさんが所属する芸能事務所・田辺エージェンシーはタモリさんが司会登板するにあたり、事前情報を絶対に漏らさないようにNHKサイドに強く要請していたといい、それにも関わらず週刊誌やスポーツ紙などによってタモリさんが司会に内定したとの記事が続出し、この情報源はNHK関係者だったと判明したことから田辺エージェンシーは激怒したとのこと。
田辺エージェンシーには、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で主演を務め大ブレークした俳優の堺雅人さんが所属していますが、TBSは同ドラマの続編を制作するための足がかりにしようとマスコミに続編制作のリークを行ったところ、田辺エージェンシーの幹部がヘソを曲げてしまい、それによって続編がなかなか作られないと言われており、同事務所は情報漏えいを嫌う事務所のようです。
その一方で『日刊ゲンダイ』が報じている記事によると、紅白は司会を引き受けると12月29日~31日までの3日間、朝から晩までリハーサルと本番のためにNHKに拘束されることになってしまうのですが、そのいずれかの日にフジテレビの特番で司会を務めることが決定したという情報があるそうで、「リハーサル全てに参加できなければ司会は任せられないというNHKの内規にのっとった判断ではないか。」とテレビ関係者が語っています。
また、タモリさんの辞退によって誰が総合司会に起用されるのかに注目が集まっていますが、有力候補として挙がっているのはSMAPだといいます。
中居正広さんは1997~1998年、2006~2009年と過去に6回司会を務めていますが、SMAPのメンバー全員が司会を務めたことはなく、SMAPは来年デビュー25周年を迎え、さらにこれまでに22回紅白に出場し紅白の顔と言ってもいい存在で、総合司会の資格は十分にあるとのことです。
これに対してネット上では、
- SMAPもキライじゃないけど、ジャニーズ司会からは少し離れて欲しいかなぁ
- 嵐も好きだったし、SMAPも好きだけど、団体の司会は勘弁してほしい。やるなら中居くんひとりで。
- 総合司会は、アナウンサーが一番安定感があっていいと思う。SMAPか他の誰かの出演歌手が司会やるなら、白組・紅組の自分のチームの司会でいいんじゃないの
- 出演歌手が司会するのは、どうも解せない。
- 総合司会が5人っておかしくない?中居君1人だとしても総合司会が白組出場者っていうのもおかしいと思うし。普通にNHKのアナウンサーでいいじゃん。
などのコメントが寄せられていました。
オファーを受けていたものの、突然辞退をしたというのが本当なのであれば何か問題が発生してしまった可能性がありますが、タモリさんはNHKで放送されている『ブラタモリ』など、様々な番組に出演している事から、今後他の番組にも影響を及ぼしてしまわないか心配になりますね。
そして、タモリさんが降板したことによって誰が総合司会を務めるのかについてですが、SMAPのメンバーは今年、『NHKのど自慢』の番組開始70周年キャンペーンのイメージキャラクターに選ばれ、番組にゲストとして出演したり、司会をやったりとNHKに貢献しており、今年はSMAPが司会を務めるのではないかといった噂は以前より囁かれていました。
ですが、SMAPは今年も紅白に出場するとみられるので総合司会を務める可能性は低く、例年通りNHKのアナウンサーが務めるか、噂されている演歌歌手の北島三郎さんが務める可能性の方が高いのではないでしょうかね。