多くの方から支持され、国民的アイドルグループと呼ばれていた『SMAP』が年内の活動をもって解散することになり、SMAPは年間の売り上げが約200億円とも言われていることから、ジャニーズ事務所は相当大きなダメージを受けているだろうと思われていましたが、そこまでのダメージを受けていない様子で、その背景には順調な不動産投資などがあることなどを週刊誌が報じており、7日発売の『フライデー』は、ジャニーズ事務所が新たなビルを手にしていることなどを明らかにし話題になっています。
ジャニーズ事務所は非上場企業であるものの、「1000億円企業」とも言われている業界大手の芸能事務所であり、そんなジャニーズの資本を支えているのが不動産投資だそうで、『フライデー』が今回報じている記事によれば、東京・渋谷駅近くの一等地に立つ全面ガラス張りの12階建てビルにジャニーズ事務所の本社を移転したといいます。
この新たなジャニーズビルには、ジャニーズJr.のメンバーたちのレッスン場だけでなく、小杉理宇造さんが現在社長を務めているレコード会社『株式会社ジャニーズ・エンタテイメント』、出版や広告会社、グッズ制作会社など、様々なジャニーズ関連会社が入っており、昨年から今年にかけて次々に各会社をこのビルに移転させたとのこと。
<↓の画像は、東京・乃木坂にあるジャニーズ事務所の本社>
このビルは2013年に56.6億円の価値が付けられていたそうなのですが、それから都心の不動産価格の上昇により、現在の実勢価格は80億円近いとみられるといい、現時点でこのビルの所有者はみずほ信託銀行になっており、ジャニーズ事務所は賃貸契約を結んでいることから、家賃もバカにならないと思われます。
しかし、ジャニーズ側に所有権が移転することを前提に、みずほ信託銀行側が一時的に信託財産として管理している可能性もありそうとのこと。
ちなみに、KinKi Kidsの堂本剛さんはこの新ビルを訪れた際に、「こんなビル造ったんだ」と漏らしていたといいます。
実は『フライデー』は2月にもジャニーズの不動産に関する記事を報じており、ジャニーズは関連会社や個人名義で物件を買い漁っているといい、港区にある『YCエンターランドビル』、事務所の本社があった乃木坂からほど近い新築の『A‐HOUSE』、さらに渋谷の『ミヤマスタワー』『ミタケタワー』、NHKの子会社が入っている『パークウェースクエア1』と、都心にある超高級物件を多数所持していることを明らかにしています。
8月には『週刊新潮』がジャニーズの不動産、資産に関する記事を報じており、2004~2006年にジャニーズ事務所とグループ企業が税務署へ申告をした法人所得のリストをみると、ジャニーズ事務所だけで約86億円、その他のグループの所得を合算すると9社の合計が約153億円。
同誌の計算によると、売上額がこの時点ですでに700億円があったとみられ、それからすでに10年が経ち、嵐は昨年だけでファンクラブ収入やコンサート収入などを合わせて約330億円になり、SMAPは2014年の売上が約180億円とみられることから、他のグループを合わせて1000億円企業と呼ばれてもおかしくはないとしています。
そんなジャニーズのお金の一部は、グループ企業やファミリーが保有する不動産へと流れていくようで、把握しているだけで都心の一等地に本社ビルを含めて11棟、マンションはペントハウスを含めて5件で、それらの資産価値は総額で200億円とのこと。
不動産についてもジャニーズマネーのほんの一部であり、他にも様々な投資などを行っていると思われることから、SMAPが解散した程度ではジャニーズ帝国が崩壊するといったことはない様子なのですが、SMAPを解散させたとして業界内からも経営陣の責任を問う声が上がっているという話もあるほか、一連の騒動によってジャニーズの力が以前に比べて落ち、弱体化してきているとも指摘されています。
その他にも、ジャニー喜多川社長(本名=ジョン・ヒロム・キタガワ、喜多川擴 84歳)、メリー喜多川副社長(本名=藤島メリー泰子 89歳)が高齢によって現役から退くのも時間の問題となっており、次期社長はメリー副社長の娘である藤島ジュリー景子副社長が有力とされているのですが、ジャニーズはジャニー社長のタレント発掘と育成、メリー副社長の経営手腕が合わさってここまで来たことから、ジュリー副社長が今後社長になった場合、凋落していく可能性も十分あると言われています。
ジャニーズはSMAPの他にも、嵐やTOKIO、関ジャニ∞などの人気グループが多数所属していることから、芸能界での力がすぐに弱回るということはないかと思いますが、これまでジャニー社長、メリー副社長がいたからというところも少なくは無いと思いますし、ジュリー副社長がそこまでやり手の方だという噂も耳にしたことが無いため、社長が交代後にどうなってしまうのだろうと今からすでに心配になりますね。