SMAPの分裂・解散騒動があり、メンバー全員が唯一出演する冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の打ち切り説が浮上しており、3月1日付の『東京スポーツ』(東スポ)は、スマスマなどSMAPのメンバーが出演する番組を多数手がけているチーフプロデューサー(CP)・Kさんが更迭されたという情報を入手したとして、これは「“スマスマ9月打ち切り”への準備」だと報道。
さらに、8日発売の週刊誌『週刊女性』も9月打ち切り説に関する記事を報じており、この時期に辞令が出るというのは異例で、局内でも「いよいよスマスマ終わるんだね」という話で持ちきりだといい、これを機にSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんが担当していたグループの番組は、一掃されるのではないかとテレビ局のディレクターが語っています。
また、同誌によると番組宣伝のお抱え機関であるテレビ誌などによる現場取材の規制をしているといい、さらにファンがスタジオで収録を生観覧し、笑い声やリアクションをする番組協力(略称:番協)が、現在では収録とは別日に、番協者を集めてVTRを見てもらい声録りを行っているそうです。
これはジャニーズ事務所からの画策をした中居正広さんらと、事務所残留を決めた木村拓哉さんの不仲の空気が伝わってはいけないという配慮からだそうで、長年一線を張ってきたプロ中のプロであるため、本番では笑顔でやり取りをしているものの、SMAPのメンバーはもともと凄い仲が良いグループというわけでもないため、カメラが回っていない間は会話も無く、淡々としたドライな雰囲気とのこと。
そして、テレビ局の幹部は「とくにリーダーの中居さん、飯島さんを母親のように慕っていた香取さんは、意識して木村さんと距離をとっているようにも……」と語っています。
スマスマが4月以降も存続することは、7日に行われたフジテレビの4月改編発表会で同局の宮道治朗部長が明言しており、9月打ち切り説について「まったくの間違い。そんなことはありえません」と強い口調で完全否定しており、これに対してファンはひと安心したのですが、10日発売の『週刊文春』もスマスマの9月打ち切り説が業界内でまことしやかに囁かれているとし、改編発表会で番組継続を発表したものの、フジテレビの幹部は「あれでは続けるのは難しい」と漏らしているとのことです。
同誌はさらに、早くも後番組が検討されていることも報じており、番組を共同制作しているフジテレビと関西テレビ、ジャニーズ事務所、広告代理店の4者で検討されている状況だとし、ジャニーズ事務所の次期社長と言われている藤島ジュリー景子副社長が手掛けている「嵐」と「関ジャニ∞」がダブルMCを務めるという企画も候補に上がっているといいます。
その番組のタイトル案は『アラカン~嵐&関ジャニ∞~』だといい、番組内容はコントやドラマなど、何でもありのバラエティ番組だといい、話題の人物とのガチトーク、メンバーが体を張るお笑い系の体当たり企画も考えているそうで、スマスマよりも内容の濃いものを目指しているそうです。
ニュースサイト『日刊サイゾー』によると、3月での打ち切りも検討されていたものの、木村さんがジャニー喜多川社長ら幹部に、「スマスマがなくなると、SMAPの存在意義がなくなる。なんとかこのままやらせてほしい」と直談判し、存続が認められることになったそうなのですが、番組での生謝罪を行っていこう番組の視聴率は下がり、10%を切り1ケタで推移している状況にあり、そうしたことからフジテレビもジャニーズ側にお伺いを立て始め、ジュリー副社長を中心に後番組の検討が始まっているとのこと。
また『週刊文春』は、スマスマと同時に同局の月9ドラマ枠も廃止となる可能性があるとしており、4月期には福山雅治さんが主演の『ラヴソング』が放送されますが、月9はここ数年数字が取れなくなっており、もし福山さんを主演に起用した『ラヴソング』も数字が取れないのであれば、月9枠の存続も検討される可能性があるといい、月9とスマスマを打ち切り、そこで2時間のジャニーズの番組を放送する可能性もあるといいます。
スマスマの打ち切り説は、SMAPの分裂・解散騒動が起こる前の2012年にも浮上しており、月9ドラマの数字低迷の煽りを受けてスマスマの数字も下がっていることから、2番組を打ち切ってジャニーズ枠にしようという案が出ているとし、その有力候補となっているのが関ジャニ∞と嵐による番組とのことでした。
これはあくまで噂レベルの話で、そこまで信ぴょう性の高い情報ではなかったのですが、今年に入ってから表に出てきたSMAPの分裂・解散騒動、飯島さんのジャニーズ事務所退社、スマスマのチーフプロデューサーの更迭、視聴率の低迷によって現実味が帯びてきており、もしかするとこれが現実になるかもしれないですね…。