25日放送分の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は、『SMAP×SMAP Presents木村拓哉先輩、ついて来てもらっていいですか?』として、俳優の濱田岳さんと桐谷健太さんがそれぞれやってみたいことに木村拓哉さんが付き合うという企画が放送され、平均視聴率は10.3%(関東地区)と、レギュラー放送よりも高い数字を記録しました。
2014年7月期放送の『HERO』(フジテレビ系)の第2期で共演した濱田さんとは、山梨県の山中湖へと向かい、水圧によって上に舞い上がっていくボードにバランスを保ちながら乗る最新アクティビティ「フライボード」に挑戦。
2013年10月期放送の『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜』(TBS系)で共演した桐谷さんとは、東京・奥多摩でキャンプをすることになり、焚き火を前に2人でSMAPの『夜空ノムコウ』、桐谷さんの『海の声』を熱唱。
<木村拓哉さんとゲストの濱田岳さん、桐谷健太さん>
木村さんは両方共に卒なくこなし、何でも出来るキムタクぶりを披露しており、視聴者からも「『スマスマ』、拓哉先輩ホントかっこよかった」「やっぱりキムタクは、なんでもできてかっこいい」などと称賛の声が上がり、その一方では「あざとい」「はいはい、かっこいいかっこいい」「好感度の回復に必死」「また、ジャニーズのキムタクびいきが始まった」などの批判的な声も。
<『海の声』を熱唱していたシーン>
今回木村さんの単独企画が行われましたが、4月25日は稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人がMCを務めた『SMAPバラエティつよしんごろうの境界線クイズ2016スペシャル!!!』、5月23日には稲垣吾郎さんの企画『「SMAP×SMAP」プレゼンツ「やっぱり猫が好きすぎて…」~芸能人ねこ自慢グランプリ~』、6月20日には『中居正広の神センス☆塩センス!! あの時どうすりゃよかったの!?』を放送するなど、今年は例年以上にレギュラー放送を潰して単独企画などを多く放送。
これは今年1月に表沙汰となったSMAPの分裂・解散危機騒動が関係しているとみられています。
そんな特別版の視聴率を見てみると、4月放送の『境界線クイズ』は9.1%、5月放送の『芸能人ねこ自慢グランプリ』は8.3%、『中居正広の神センス☆塩センス』は9.2%となっており、特別版の中では木村さんの回が最も高い数字を記録しており、同日21時から放送された桐谷美玲さん主演の月9ドラマ『好きな人がいること』の第3話は、平均視聴率が8.7%だったため、1.6%も上昇しています。
なお、最近放送されたスマスマの平均視聴率は7~8%となっており、木村さんの回はグッと数字が上がっています。
この結果から木村さんが現在でも数字を持っているというのが分かるのですが、ファンからは「5人でのロケが見たい」、「次は5人のキャンプでお願いします!」、「ファンが見たいのは5人のSMAP」と、メンバーとの絡みを希望する声が多く上がっています。
ファンからはこのような声が上がっているわけですが、今回放送された木村さんの特別企画は、他のメンバーが出演した企画とは違い、共演者の人数が少ないため「キムタクによる、キムタクのための、キムタクの番組」だと指摘されており、番組の最後には「先輩、“また”付いてきてもらえますか?」といったテロップが表示され、今後また放送される可能性を匂わせて終了しました。
また、今回『スポーツニッポン』(スポニチ)が「『スマスマ』“キムタク特番”で好視聴率10・3%」というタイトルで好視聴率獲得を報じていたのですが、他のメンバーの企画ではこのような記事は報じられておらず、ジャニーズ側が木村さんとその他のメンバーに差を付けているのを感じます。
さらに、ニュースサイト『リアルライブ』が報じている記事によると、今後木村さんはソロ活動に力を入れていく方向だといい、今回の特別編の視聴率には事務所の幹部も注目していたとのこと。
そして、スマスマが終了した後に木村さんのみ冠番組が用意されているといい、さらにSMAPは騒動のペナルティで『NHK紅白歌合戦』からも卒業することになるそうなのですが、その代わりに木村さんのことを司会者候補として挙げているという話も。
これらはあくまでも噂で、どこまで木村さんのソロ売り計画が行われているのかは分からないのですが、木村さんとそれ以外のメンバーに扱いの差があるのは明らかで、これは今後しばらく続くものとみられます。
SMAPの5人が揃ってロケをする企画は、今後もしかすると2度見られない可能性も十分あるのですが、少しずつでも以前のような形に戻ってくれることを願うばかりです。