一代でジャニーズ事務所を築き上げたジャニー喜多川社長が9日16時47分に87歳で亡くなり、各メディア情報解禁となった同23時半からジャニー社長の訃報を伝えると共に、生い立ちからこれまでの功績などを報じており、10日はジャニー社長の話題一色となっています。
そうした中で、日本テレビ系で放送された情報・報道番組に出演のアナウンサーやタレント等の衣装に対してネット上では、「何で喪服?」「ジャニーズ忖度が酷い」など黒い服を揃って着用していたことに疑問や非難の声も多く上がっています。
ニュースサイト『J-CASTニュース』によれば、10日朝に民放各局で放送の番組では、まず『グッド!モーニング!』(テレビ朝日系)にドラマの宣伝で生出演した少年隊・東山紀之さんが、紺のストライプスーツに同色無地のネクタイを締めていたほか、その後の『羽鳥慎一 モーニングショー』に出演の日刊スポーツ・笹森文彦編集委員も黒のスーツにネクタイを着用していたそうです。
<↓の画像は、『グッド!モーニング!』出演の東山紀之さんの写真>
他にも、『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)に出演の前田忠明さん、デイリースポーツの元芸能担当・原田智恵記者も同様に黒のスーツを着用し、『ビビット』(TBS系)に出演のTOKIO・国分太一さんも濃紺のスーツに同系色のネクタイを締めていました。
<↓の画像は、『とくダネ!』出演者の写真>
(右が前田忠明さん)
<↓の画像は、『ビビット』出演の国分太一さん等の写真>
その中でも特に、日テレの番組出演者は揃って喪服のような黒服を着用していたとして話題になっており、まず『ZIP!』では出演者のほとんどが黒系の服を着用し、その後放送された『スッキリ』でもスタジオ出演者のほぼ全員が黒服を着用していました。
<↓の画像が、『ZIP!』出演者の写真>
<↓の画像が、『スッキリ』出演者の写真>
この光景に対してネット上では、
- なんで揃いも揃って黒いの着てるの?
- 喪服はおかしい
- なんでジャニーが死んだ時だけ喪服なの?
- 清々しいほどの媚びっぷり。日テレやべーわ
- 新社長への忠義礼
- 他の芸能人亡くなった時にこんなことせんやろ。どんだけ闇深いんや
- お茶の間巻き込むなよ気持ち悪い
- 服までダークにして忖度すげえな
- 日本テレビのジャニーズ忖度は酷い
- 国葬でもするのか?
- すげーなぁ。日テレがジャニーズとズブズブなのは昔から有名な話だけど、ZIPもスッキリもメインMCの衣装がみんな真っ黒。
喪服イメージなんだろうけど、露骨過ぎるだろ。他の芸能人とかの訃報がある時はそんな事無いのに流石すぎるよ日テレ - 番組内にジャニーズメンバー居るならまだ分かるが何これ
- 他の人が死んだときもそうしなきなきゃ差別じゃん。公共の電波使って
- 日テレ、朝からアナウンサーやコメンテーターまでもが喪服でジャニーズの曲ばかり流してるのが異常。
こんな風に今までも電波を占拠してきたんだろうな…恐ろしいね。
などと疑問の声が上がっています。
過去に著名人が亡くなった後に、喪服のような黒服を揃って着用した光景を見たことがないので確かに異様だと感じますね。
なぜ日本テレビの番組出演者の多くが黒い服を着用していたのか、これは番組制作サイドの指示があったのか否かは定かではありませんが、日本テレビは特にジャニーズ事務所と親密な関係にあり、報道からバラエティまで様々な番組にジャニーズタレントを起用しています。
毎年8月に放送される日本テレビを代表する番組『24時間テレビ』でも、2003年からメインパーソナリティーというポジションを作り、ジャニーズタレントが務めるのが恒例となっています。
こうした関係にあることから、ジャニー喜多川社長の訃報を受けて喪服のような黒い服を着用したものとみられますが、ネット上では疑問視する声が多く、公平性を保たなければならないメディアとして問題があるのではないかといった反応があり、さすがにこれはやり過ぎだったのではないかと思いますね。
ちなみに、テレビ局などの各メディアは報道倫理ガイドラインを定めており、あくまでも取材や報道内容に関してのことではありますが、日本テレビも「取材・放送規範」の「客観性の確保」で、「取材・編集・放送のすべての過程で、正確、公平、公正を貫き、客観性を保たなければならない。」としています。