ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(本名=ジョン・ヒロム・キタガワ、喜多川擴 85歳)が13日、東京都内で行われたタッキー&翼の滝沢秀明さん(34)の主演舞台『滝沢歌舞伎2017』の取材会に同席し、昨年末をもって解散したSMAPについて初めて言及しました。
ジャニー社長が報道陣の取材を受けるのは、SMAP解散を発表する3ヶ月前の昨年5月以来で、報道陣に対して自ら「皆さん、何か聞きたいことがあるんじゃないですかね」と切り出し、「SMAPもああいうふうになりました。元気づいてやってくると思います。僕は(解散の詳細は)何も知らないですから」といい、SMAPの名付け親でもあるジャニー社長は、「SMAPは頭文字を取るとさ、『(S)素晴らしい、(M)メモリー、(A)ありがとう、(P)パワー』でSMAPなんだよね。思いつきで申し訳ないけど、だから、終えちゃっていいんじゃないかなと思っています。SMAPはそれで終わり。でも、個々がすごくやっているじゃないですか、活動を。絶対に期待できると思います」と、今年からのソロ活動にも期待。
さらに、「SMAPは、もういい。年もとって、素晴らしいと思いますよ。1人1人が充実してやれる。僕なんかが…老人が何を言ったって、彼らは素晴らしい世界がある。1人1人が自信をつけたということだし、こんな素晴らしいことはない。」と語っています。
<↓の画像が、ジャニー喜多川社長の写真>
ジャニー社長は昨年5月に取材に応じた際には、「僕は命をかけても(守る)。SMAPは我が子と同じですから。僕に相談なしで、(解散することは)絶対ない。そんな心配は全然ないです。解散だとか何だかって、冗談じゃない。」などとSMAPの解散を完全否定していたものの、ジャニー社長らとの面談を経て解散となったわけですが、これについては「僕はその時点で、すべて正直に言っていますから。何のウソもない。だけど、それは時と場合によって(世間に伝わる)ニュアンスが違ってくることもある。その辺は、お謝りしたい」と陳謝。
また、SMAPの解散発表からす5ヶ月が経っていることについて聞かれると、「僕、この“シャバ”に出るの、久しぶり。どなたともお会いしていない。病気してましたから。入院? そう。年末も含めて。でも、頑張ってます。忙しくしていないと、体がもたないですよ。」と明かしています。
8月14日にSMAPの解散が突然発表され、多くのファンが悲しんだことについては、「僕も同じ。悲しいことは悲しいですけど、メンバーが今後ますますそれぞれの世界を作り上げていくんじゃないかっていう期待はものすごくあります。だから、『SMAPありがとう』という気持ち」と語っています。
また、木村拓哉さんを除く4人のメンバーが、今年9月に迎える事務所との契約更新を機に、ジャニーズ事務所から独立するという噂が囁かれていることについては、「みんな、それぞれの気持ちがある。だけど、みんな、そんな出ていくって言うことを前提に話はしてないと思いますよ。そんな野暮(やぼ)っちい人間、タレントじゃない」と、4人のことを信頼して独立を否定。
今後については、「僕は絶対、永遠に、後押し、バックアップ、応援していくつもりです。誰に対しても。だから、それは間違いないです!」と誓っています。
そして、ジャニー社長の発言を受けてネット上では、
- SMAPありがとうと言えるのはファンであって、あなたは、彼らをマネージメントする会社のトップの人間でしょうが。きれいごと並べないで、SMAPのマネージャーを戻してやるとか社長職を辞任するとか男気見せたらどうでしょうか。
- SMAPが解散した今、何を言っても手遅れ。後の祭りって感じ
- 名だけの社長…… ジャニーさんにはもう力はなく 事務所もタレントのこともすべてメリーに牛耳られてるからね。。。あなたのお姉ちゃん えげつないわ!!
- ジャニーズ事務所のトップとして今回の騒ぎの責任は重い
- 2016年から今に至ってのSMAP5人や、世間の動きを見聞きしてのこの発言なんですね、、、ジャニーさんは違う事を言ってくれるんじゃないかと期待したのに。
- ジャニーよりメリー。奴を出せ
- 今さら遅い!というか、ジャニーさんのバックアップが役に立たないから、こういう結果になったのでしょう。彼らの気持ちを尊重したみたいな言い方だけど、解散まで追い詰めたのは事務所です。本当に親心があるなら、事務所から独立しても温かく応援してあげて欲しい。
などのコメントが寄せられています。
ジャニーズ事務所はSMAP解散を発表した際、会見を開くということもせずにFAX1枚だったほか、解散については全員一致の意見では無いとし、「解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しいと判断」したと報告。
さらに主要スポーツ紙は、解散を強く望んでいたメンバーは香取慎吾さんだったとし、それに同調したのが草彅剛さん、稲垣吾郎さんの2人で、リーダーの中居正広さんは3人に押し切られる形で解散することに同意したなどと報じ、木村さん以外のメンバーを戦犯扱いしていました。
これらの記事についてはジャニーズ側の情報提供によるものだと噂されており、ファンたちはジャニーズ事務所への不信感をさらに募らせ、バッシングがさらに大きなものとなっていったわけですが、大きな騒動になっている時に事務所の代表であるジャニー社長は姿を現さず、解散後に公の場に現れて取材を受けるというのは明らかにおかしいかと思います。
また、SMAP解散の詳細は何も知らないと堂々と衝撃的な発言をしているほか、あれほどSMAPの解散を否定していたにも関わらず、「終えちゃっていいんじゃないかなと思っています。SMAPはそれで終わり。」などと語り、ファンへの思いやりの気持ちなどは一切感じられないことなどから、非常に残念な気持ちになりました。
中居さんら4人が今後ジャニーズ事務所から独立するのかどうかは定かではありませんが、今回のジャニー社長の発言から独立した方がいいと改めて感じましたね。