元子役の男性・川崎誠さん(仮名 59歳)が週刊誌『フライデー』のインタビュー取材に応じ、ジャニー喜多川さんの性加害を告発しています。
川崎誠さんはフライデーの取材に、「私のようにジャニーズ事務所に所属していなかった少年も被害に遭っています」「ジャニー氏の生贄になった元ジャニーズJr.以外の少年は他にも多くいるだろう」
と、ジャニー喜多川さんがジャニーズタレント以外にも性的虐待行為を繰り返していたと主張しています。
<↓の画像が、ジャニー喜多川さんからの性被害を告白した元子役・川崎誠さんの写真>
12歳から芸能活動をしていた川崎誠さんは、16歳の時に親密な関係にあった元担当マネージャーの女性から「紹介したい人がいる」「すごく力のある人だから」などと言われ、東京・新宿二丁目にあるバー『C』に連れて行かれたそうです。
そのバーは男性の同性愛者が集まる店で、しばらくするとジャニー喜多川さんが姿を現し、年齢や仕事のことを聞かれたといい、その後店を出て数人でバーをハシゴした後にジャニーさんが「そろそろ部屋で飲み直さない?」と切り出すと、車であるマンションへ向かったといいます。
川崎誠さんは部屋に着いた時に初めて、一緒にお酒を飲んでいた人物がジャニー喜多川さんであることを教えられ、その後に1人でお風呂に入っていたところ、ジャニーさんがいきなり入ってきて体を触ってきたそうです。
これに不穏な空気を感じた川崎誠さんがある部屋で寝ていたところ、ジャニー喜多川さんがいきなり口で性的な行為をしてきたといい、それを終えると「男でもイケたでしょ」と言い放ったといいます。
これに気持ち悪さなどを感じた川崎誠さんが帰ろうとすると、タクシー代として現金2万円を手渡されたと振り返り、「この日の出来事は、(元マネージャーの)U氏、オーナー、ジャニー氏によって計画的に仕組まれていたんだと思います。事実、約半年後にジャニーさんの案件だとU氏から仕事のオファーを貰いました。」
と明かしています。
フライデーは真相を確かめるため、当時現場に居たバーのオーナーに取材したところ、ジャニー喜多川さんとの繋がりは否定しなかったものの、当時未成年だった川崎誠さんをマンションに連れて行ったことなどは覚えていないとし、「僕としてはジャニーさんのおかげで、こっちに飛び火するのも嫌なんですよね。表の話にはしたくないんです。」
と語り、詳細を明かさなかったそうです。
ジャニーズ事務所にも取材したところ、「弊社の業務に関連して(中略)性加害の被害に遭ったという事実は、現時点では把握しておりません。」
との回答だったといいます。
ジャニー喜多川さんは、ジャニーズ事務所を設立する前から少年たちに性的虐待行為をしていたことが明らかにされていて、異常なまでの少年愛、性的欲求によって約60年にもわたって犯罪行為を繰り返していたわけですから、ジャニーズ以外の少年たちににも手を出していたとしても全く不思議ではありません。
そして、今後さらに卑劣な手口による虐待行為が明らかになったとしてもおかしくないですね。
ちなみに、ジャニーズ事務所は13日に発表した性加害の被害者に対する補償対応について、補償対象者は「弊社にタレント又は研修生(ジャニーズJr.等)として所属していたことがある方、又は現に所属している方で、故ジャニー喜多川による性加害の被害を受けた方」としています。
その下に注意書きで、元ジャニーズタレント以外でも被害を受けたとの申告が遭った場合、外部専門家による被害者救済委員会に相談し、事務所側が個別に対応を検討するとしているのですが、川崎誠さんの証言やその手口などから、ジャニーズ以外の被害者も少なくなさそうなので、これについてもしっかりと対応を行っていってほしいです。