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ジャニー喜多川の性加害問題、SMILE-UP.が被害申告者数と補償状況を説明。当事者の会は解散、石丸志門副代表は裁判で金額争い

ジャニーズ性加害問題当事者の会が解散。理由と今後の対応説明。補償金支払いは9割完了、東山紀之の復帰に期待の声も

ジャニー喜多川さんから性加害を受けた元ジャニーズJr.が設立の団体『ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)』が、7日をもって解散することを発表しました。

元ジャニーズJr.の平本淳也・元代表と石丸志門副代表が連名で団体の解散を発表し、「昨年6月に立ち上げ、7月から本格始動してから約1年2ヶ月という期間ではございますが、会として求めてきた性加害の『認定』と『謝罪』は昨年9月7日に催されたSMILE-UP.の記者会見にて勝ち得ることができました。この記念すべき9月7日をもって当会を解散と致します」「1年余りという時間は長くも苦しいことが多くございましたが、結果として得られた認定と謝罪、そして補償と救済(未決)に至っては事実として実績を残すことができました。」としています。

<↓の画像左から、元代表・平本淳也さん、副代表・石丸志門さん>

このタイミングで解散する理由については、「『救済』と『補償』についても同年同月15日から開始され、これまで500人程度が合意に至っている進捗状況を鑑みて、会として求めてきた大部分は達成できたかと認識しております。」と説明し、まだ補償が実現していないケースもあるとしながら、それぞれ個人の事情もあり、団体としては関与していないとしています。

ただ、補償や救済を受けられていない人の中で、補償の対象外とされている被害者や、申告方法に困っている人たちに対しては今後もサポートしていく姿勢を見せ、「今後は団体や組織としてではなく、個人の活動として被害者の支援等にあたります。具体的にはこれまで通り、SMILE-UP.社への提言や代弁、代筆をはじめ、申告される方々へのサポート等を行いながら被害者たちからの相談を広く受けて参ります。」と説明しています。

また、全ての問題が解決したわけではなく「補償と救済もまだ道半ば」とし、「元スタッフの性加害事件や誹謗中傷等の二次被害など、着手した案件の未解決部分は多数残されている現況において、落ち着くことのない生活は恒久的に続くものと覚悟はしておりますので、今後にある新たなる問題提起を含めて、皆様方には引き続いて『ジャニーズ事件』を注視して頂きたく願います。」と呼びかけています。

ジャニーズ性加害問題当事者の会が解散を発表する前には、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)が公式サイトで、ジャニー喜多川さんによる性加害の被害者への補償状況の取りまとめを報告していました。

8月30日時点で被害補償の申告者数は合計996人とし、996人中244人は連絡が取れない状態といいます。

それ以外の752人中29人は現在もヒアリングなどの手続き中で、残りの723人中520人の性被害を現在までに認定、残りの203人は不認定とし、現在までに補償内容に同意しているのは520中497人(約96%)で、補償金の支払いも終えているのは計489人(約94%)とし、補償金額については公表していません。

性被害を認められなかった203人については、「ご提出いただいた資料の検証および弊社代理人によるヒアリングの結果、弊社への在籍および被害のいずれの事実も確認できなかった方です。」と説明し、話の内容が不確かで裏付けが取れないことなどから、補償しないことを決定したとしています。

このように大方の補償が完了している状況から、これまでSMILE-UP.サイドと交渉などを重ねてきたジャニーズ性加害問題当事者の会は解散を決定し、これに対してネット上では、

などの声が上がっています。

ジャニーズ性加害問題当事者の会を巡っては、石丸志門副代表が「性加害にとんでもない代償を支払うことになる世の中をつくるためには、国の関与が絶対必要」と言ったり、補償金額に関して海外レベルの高額補償を要求し、ネット上で「結局はカネ目的か」との批判が噴出すると、「お金目当てです!」と断言したことで波紋を広げ、内部分裂も起こるなどしました。

ちなみに、石丸志門副代表は昨年2月に被害者救済委員会から補償金額として「1,800万円」を提示されたことを公表しています。

しかし、この金額は受け入れられないとしており、石丸志門副代表は14歳で旧ジャニーズ事務所に入所して以降、約3年間で50回以上の性加害を受け、それによって「うつ病」や「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」も発症したことで仕事ができなくなり、生活保護を受給して生活している状況から、「被害の実態や影響に見合っておらず、納得できない」として提示額に合意しなかったことを明かしていました。

その後、SMILE-UP.からの提案を受けて調停入りしており、7月にさいたま簡易裁判所で1回目の調停が行われ、SMILE-UP.側に提示した金額については「最高額を提示しました」と語り、次回は10月11日に行われる予定となっていて、石丸志門副代表は補償額を巡って現在も争っている状況にあります。

こうした補償金額を巡る問題が発生したり、虚偽申告者が相次いだり、ネット上での誹謗中傷によって団体のメンバーだった元ジャニーズJr.の40代男性が昨年11月、首吊り自殺を図って急死するという問題も発生しました。

これら様々な騒動がこの1年の間にあり、被害補償の部分が終了に近付いていることでジャニーズ性加害問題当事者の会は解散し、これを受けてネット上では、SMILE-UP.の社長に就任したことで芸能界を引退した東山紀之さんの復帰に期待する声も多く上がっています。

しかし、まだ解決していない問題が複数あるとされているので、今後どうなるかはまだ分かりませんが、SMILE-UP.は補償終了後に廃業する方針を示しているため、東山紀之さんの今後の動向にも注目していきたいです。

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