インターネットテレビ局『AbemaTV』で放送されていた『マジガチランキング』が20日をもって終了し、その終了理由に注目が集まっています。
『マジガチランキング』は、「大人の事情は一切無視!10代の男女が選ぶリアルランキング」として、事務所のしがらみなど大人の事情を挟まず、ガチでリアルなランキングを街角アンケートをもとに作成し、紹介するといった内容で、番組にはカンニング竹山さん、メイプル超合金・安藤なつさんらがレギュラー出演していました。
これまで同番組では、「ルックスがイマイチだと思うジャニーズメンバー」、「すっぴんがブサイクだと思う女性芸能人」、「マジで整形していると思う女性芸能人」、「カメラの前でだけいい人を演じてそうな芸能人」などといったランキングが発表され、その結果がネット上では反響を呼んでいたのですが、20日配信の23回目の放送をもって終了することが発表されました。
MCのカンニング竹山さんは終了理由について、「正しく言うと、打ち切りです」「いろんなところで、この番組怒られてたんですよ」「テレビのランキングって、言ってもちょっと“忖度”があるじゃないですか。テレビ局の事情とかプロダクションの事情とかいろいろあって、考えてやってたのが多いから。『そういうのやめようぜ』って言って、これでやったらですね、スゲー怒られまして」と暴露。
ゲスト出演した土田晃之さんが「知ってますよ。ネットニュースでよく見かけまして。某Jの事務所のOくんの話とか…」と、過去の放送でカンニング竹山さんが嵐・大野智さんの歌唱力に対して疑問を呈したことによって、炎上騒動に発展したことについて触れると、「あれもありましたし、でも違うところからも、いろいろ怒られたりとか」と告白していました。
同番組ではこれまでに、ジャニーズタレントのイメージに悪影響を与える可能性があるランキングも多数発表してきたことから、ジャニーズ事務所からの圧力があったのではないかという憶測があるほか、AbemaTVはサイバーエージェントとテレビ朝日が共同で設立したネットテレビ局で、テレビ朝日とジャニーズは密月関係にあるため、テレビ朝日側が配慮して番組を終了させたのではないかといった憶測などが飛び交っています。
<↓の画像は、ジャニーズタレントが上位にランクインしているランキング>
そうした中で、ニュースサイト『日刊サイゾー』によると、番組を終わらせなければスタッフがクビにされる可能性が出てくるなど、深刻な状況に追い込まれていたそうで、抗議元についてはジャニーズ事務所のほかに、度々ランキングに名前が登場していた女優・広瀬すずさんサイドからも、クレームが来ていたのではないかと推測されているとしています。
広瀬すずさんは現在、数多くのCMや映画、ドラマなどに出演し大活躍している若手女優ですが、人気が高い分アンチも多いことで知られており、「マジで枕営業してそうな女性芸能人」では8位、「テレビに出ていたらチャンネルをかえたくなる有名人」では4位、「カメラの前でだけいい人を演じてそうな芸能人」では1位になるなど、ネガティブなランキングで上位にランクインすることが多々ありました。
<↓の画像が、広瀬すずさんがTOP10にランクインしているランキング>
また、「テレビに出ていたらチャンネルを変えたくなる有名人」ランキングでは、アンケートに応じた10代の女性が「お姉ちゃんの友達が同じクラスで、超性格悪いって言ってた!」と答える場面もあり、広瀬すずさんは多くのCMのイメージキャラクターを務めていることから、事務所サイドからクレーム、圧力が掛かった可能性はあるのではないかとのことです。
結局のところ、広瀬すずさんが所属する『フォスタープラス』から圧力があったのかどうかは定かではなく、他にも『ホリプロ』、『太田プロダクション』、『オスカープロモーション』などの大手に所属するタレントも多く登場していたことから、複数の事務所からクレームなり、圧力なりを受けていた可能性がありますね。
番組終了を受けてネット上では、ネット番組も圧力を掛けられるのかと嘆く声が多く上がっており、『マジガチランキング』の打ち切り終了は物議を醸しています。
こうした芸能事務所に忖度していないガチなランキングは賛否両論あるものの、それなりに需要があることから同様の番組をいつかまた作ってほしいものです。