31日をもってグループ解散を発表している国民的アイドルグループ『SMAP』の存続を要望する署名(37万3,515筆)が11日、東京・渋谷にあるジャニーズのファンクラブ運営組織『ジャニーズファミリークラブ(JFC)』(通称:ファミクラ)に提出され、受理されたことが明らかとなりました。
この署名活動を行ったのは、SMAPファン約70名によるプロジェクト『5☆SMILE(ファイブスマイル)』で、グループの存続と活動継続に願いを込めて今年9月に結成され、インターネットなどを通じて署名活動を行い、国内だけでなく中国、香港、台湾、韓国などのアジア圏、その他にオーストラリア、ブラジル、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどに住むファンからも署名が届き、オンライン署名サイト『Change.org』を使用した『FINE PEACE』とも連携して集まった署名の総数は「37万3,515筆」に上ります。
<↓の画像は、ダンボール13箱に詰めた署名をファミクラに運ぶファン等の写真>
『5☆SMILE』事務局の拠点は兵庫県尼崎市内にあり、メンバーは分担して兵庫から東京まで署名簿を運び、11日の午前11時にファミクラに提出し受理され、ジャニーズ事務所側から渡された手紙を『5☆SMILE』の公式サイトやツイッターにアップしています。
その手紙には、「37万3515筆にも及ぶ署名に込められた皆さまのお気持ちを、謹んで拝受いたします。また、皆さまの想いをSMAPのメンバーにも必ず届けますことを、ここにお約束します。」とし、「SMAPの存続を願う想いは、私たちスタッフも皆さまと全く同じです。これまでも数々の存続に向けた活動の方向性をメンバーへ提案してまいりましたが、本人たちの強い意志を崩すまでに至らず、グループ存続が困難であるということを、苦渋の決断で受け入れた次第です。」などと記されています。
<↓の画像は、ジャニーズ事務所からの手紙の写真>
ついに署名がジャニーズ事務所に受理され、『5☆SMILE』の代表を務めている大阪在住の会社員・木村恭子さん(46)は、「直接署名を受け取ってもらえてうれしい。事務所には感謝している。存続を願う思いがSMAPに届いてほしい」と話しているのですが、これに対してネット上では、
- これからの彼らへの後押しになればいいなぁと思います。代表の方々、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
- せめてSMAPのグループ名はジャニーズ所属でなくても使えるようにしてほしい。そうすれば、数年後 再結成の可能性はある。
- ファンあってこそ事務所が成り立つことを、事務所は良く認識していただきたい。
- 原因を作ったジュリー・メリー親娘としては『自分達は悪くない』と言いたいんだろう。そして解散に対しても『責任はない』と。ジャニーズはブラック企業だな。
- もし、これで事務所が動きがないならば…私は事務所の無能さを一生許さない
- 散々受取拒否しといて…白々しい。
などのコメントが寄せられています。
今回受理された約37万筆の署名は1度、ジャニーズ事務所側に受理することを拒否されており、11月6日に『5☆SMILE』はツイッター上で「本日FCへ署名提出を打診し受け取り頂けると回答頂きました。」と報告していたものの、ファミクラはオフィス移転に伴い10月22日より一時休館しており、同26日に再びファミクラに確認をしたところ、「年内はおろか年明けもFCの営業再開見込みはまだないとの事。これだけの数の署名でも特別扱いは出来ない、こちらは受領書さえもらえればと幾度も交渉しましたがその義務もないとの事」「何とか大事な署名を持参したいのですがFCしか受け取る所はなくその窓口が開かない限りは受け取る部署も特別に対応する事も他のファンの方の手前絶対に出来ないとの事。これは1ファンレターではないと何度も伝えましたが受け入れされません。」と報告。
この件について『5☆SMILE』のメンバーはニュースサイト『サイゾーウーマン』の取材にて、「お電話でお話しした際も郵送を勧められました。ですが、ほかのネット署名等もファミリークラブさんで持ち込みを受け付けていただけていることから、是非持ち込ませてもらいたい、とお願いしました。」「しかし1カ月が経過しても再開されないため、ご相談させてほしいとお電話させてもらいました。その際も営業再開すれば持ち込みを受け付けしていただけるとのことです。ただ、SMAPには今年中という期限があったため、ご迷惑とは思いましたが何とか特別に受け取ってもらえないかと打診したのですが、残念ながら特別扱いはできないとのことでした」と明かしています。
このようにして署名がジャニーズ事務所側に受理されない可能性も出てきていたのですが、ついに署名が受理されたとのことなのでとりあえずは安心しました。
これも『5☆SMILE』のメンバーが様々なメディアの取材を受け、テレビや新聞などによって情報が拡散されたことも大きいのかもしれませんね。
今回の署名によって、SMAPの解散が撤回される可能性は極めて低いのかもしれませんが、約37万人の想いが少しでも事務所やメンバーに届き、事務所幹部やメンバーの気持ちに少しでも変化があることを願うばかりです。