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ジャニーズ藤島ジュリー景子社長が週刊文春提訴、1億円超えの損害賠償要求…裁判沙汰にネットで物議

ジャニーズ事務所が週刊文春を名誉毀損で訴え裁判に。キンプリ&滝沢秀明が退社の裏側報道巡り法廷バトル突入へ

週刊誌『週刊文春』が11月に報じた記事に対して、「事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む記事であり、法的措置を検討しております」とのコメントを発表したジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長が、発行元の『文藝春秋』を提訴していたことが明らかになりました。

週刊文春は11月10日発売号に、【キンプリ 滝沢秀明を壊した ジュリー社長“冷血支配”】と題した5ページにわたる特集記事を掲載し、“タッキー”こと滝沢秀明さんや『King & Prince』の岸優太さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さんが事務所を辞めるに至った裏側を報じていました。

この報道に対してジャニーズ事務所は即コメントを発表し、事実無根の情報を多く含んでいるとして法的措置を検討していることを明らかにしました。

それから2ヶ月が経ち、11日発売の週刊文春はジャニーズ事務所から提訴されたことを伝えており、ジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長は昨年11月24日に、記事によって名誉を毀損されたとして東京地方裁判所に提訴したとのことです。

週刊文春によれば、ジャニーズ事務所側が問題視しているのは、「キンプリとの退社交渉の場面。ジュリー氏が平野紫耀との面談をドタキャンし、キンプリのメンバー全員との面会の際に『あなたたちなんか知らない』などと言い放ったと記した部分」としています。

そして、文藝春秋に届いた訴状には、King & Princeのメンバー及び滝沢氏を精神的に壊したことも、メンバーの脱退・退所や取締役辞任に追い込んだとの事実もない等と記されており、ジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に各5,500万円、合計1億1,000万円を支払うよう求めているとのことです。

<↓の画像が、文藝春秋に届いた訴状の写真>

ジャニーズ事務所側の訴えに対して週刊文春の編集部は、「記事は、日本を代表する芸能事務所であるジャニーズ事務所で、何が起きているかを報じたものであり、その内容には十分自信を持っています。なぜ、ジャニー喜多川氏の後を託された滝沢秀明副社長が退社したのか、さらに人気絶頂のグループのメンバー3人が退所という決断を下したのか。ジャニーズ事務所の主張するような“円満”なものでないことは明らかです。今回の巨額提訴に臆することなく芸能界、メディア界で巨大な権力を有するジャニーズ事務所の実態について、今後も報道を続けてまいります」との見解を示しています。

そして、ジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長が週刊文春を訴えたことに対してネット上では、

などの声が上がっています。

ジャニーズ事務所は約20年前にも、ジャニー喜多川前社長のタレントに対する性的虐待問題などを報じた週刊文春(文藝春秋)を名誉毀損で提訴し、一審の東京地裁は証言に信用できない部分があるとして880万円の損害賠償の支払いを命じ、2審の東京高裁は「重要な部分について真実であることの証明があった」として、損害賠償額を120万円まで減額し、これを不服としたジャニーズ側は最高裁に上告したものの棄却されました。

なお、名誉毀損は事実かどうかに関係なく、公然の場で名誉を傷つけて社会的評価を低下させた場合に成立し、公人である政治家のスキャンダルなど公共に利害が生じる事実で、公益を図る目的であり、その内容が真実であることが証明された場合には名誉毀損は認められません。

週刊文春が報じた記事は、あくまでも芸能人によるトラブルで公益性は認められないと考えられますし、真実であることの証明も難しく、いずれにせよ敗訴となることが濃厚ではあるものの、ジャニーズ事務所が抱えている様々な問題を糾弾し続けている週刊文春側が、裁判でどういった証拠や証言を出していくのか見もので、今後の裁判の行方に注目したいですね。

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