『ジャニーズ事務所』に所属する多くのタレントは俳優としても活躍し、22日から嵐・相葉雅紀さんが主演の新ドラマ『和田家の男たち』(テレビ朝日系 23時15分)、10日から『Hey! Say! JUMP』の伊野尾慧さんが主演の『准教授・高槻彰良の推察 シーズン2』(WOWOWプライム 日曜23時)がスタートします。
また、11日深夜スタートの『サムライカアサン』(日本テレビ系 月曜24時59分)では、『TOKIO』のリーダー・城島茂さんが連ドラ初主演し、9日スタートの『消えた初恋』(フジテレビ系 土曜23時30分)は『Snow Man』の目黒蓮さんと『なにわ男子』の道枝駿佑さんがW主演、9月25日スタートの『正義の天秤』(NHK 土曜21時)では『KAT-TUN』の亀梨和也さんがNHKドラマ初出演で主演するなど、様々なジャニーズタレントがドラマの主演に起用されています。
ただ、今期民放のゴールデン・プライム帯(19~23時)ではジャニーズタレントの主演作がゼロとなっており、各局が最も力を入れている時間帯からジャニーズの主演作が消えた理由、その裏側を週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』が報じ、ネット上では様々な声が上がっています。
記事ではスポーツ紙の放送担当記者が、「ジャニー喜多川さんが亡くなって以降、所属タレントの退所が相次いでいる。退所者のうち、山下智久、元『関ジャニ∞』の錦戸亮、元『TOKIO』の長瀬智也は民放のGP帯ドラマで主演を張れるレベルだったので、ジャニーズにとっては少なからずダメージがあったのでしょう。一部報道によると、フジテレビが木村拓哉に10月期のGP帯の連ドラとして、主演ドラマ『教場』をオファーしたが、多忙過ぎて断られたという。GP帯で主演を張れる所属タレントのトップがキムタクというのが、ジャニーズの現状です。若手の奮起が期待されています」
と語っています。
また、他事務所のイケメン俳優たちの台頭も、ジャニーズタレントの主演起用が減っている理由の1つといい、「ジャニーズタレントのなかでドラマに主演するのは、基本的にはCDデビューしたメンバーです。そのため役者として地位を築くまでには時間がかかる。一方で、他の事務所は最初から俳優を育成しています。実際、10月期のGP帯の主演俳優の顔触れをみると、窪田正孝、綾野剛、田中圭、柳楽優弥、小栗旬、西島秀俊ら、いずれも下積みを経て成長した演技派俳優ばかり。特に窪田と柳楽の所属する『スターダストプロモーション』、綾野、田中、小栗が所属する『トライストーン・エンタテイメント』は若手俳優の発掘・育成に長けており、映像作品に関しては、その勢いはもはやジャニーズをしのいでいます」
と、映画業界関係者が語っています。
そして、この報道に対してネット上では、
- 前クール、その前のクールでたくさんジャニーズが出てたから、今クールが無いだけじゃない?
- 割と定期的に“連ドラからジャニーズが消えた”って見る気がする。そして次のシーズンから普通に出てくる。
- 最近ジャニ、深夜ドラマに進出してない?その方がいいと思うわ。一時期ドラマがジャニばっかりの時代あったけど全然面白くなかったもん。スタイル悪いから見栄えしないし
- 演技が上手ならジャニーズでも構わないけど、大根ばっかりだしね
- ジャニーズはペットみたいな男がほとんどだから、演じられる役の幅が狭い
- ジャニーズの質が落ちたと思う。役者やらせてもパッとしないし
- どれ見てもジャニタレ、出てないドラマ探すのに苦労したわ。普通の役者が見たいのよ。ジャニーズはしばらくいいわ
- ジャニドラ枠でも事務所が買ってそこ限定で活動して欲しい
- ジャニーズ事務所はアイドルの事務所なので、俳優を養成する事務所ではない。舞台やライブが最高ならよし
- 風間くんとか生田くんとか俳優でやってる方達はジャニーズ臭がしないけど、どうしてもグループ所属で大して上手くない演技の方が出るとゴリ押し感が否めない。
- 実力のある俳優がいっぱいいるのに、ジャニーズのごり押し主要キャストは正直勘弁です。もちろんジャニーズでも実力のある方であれば可
- クイズやバラエティにジャニーズがでることが多くなったよなぁ。演技の練習もしなくていいし拘束時間も短そうだし楽でいいんじゃいのかな
演技は本格的にやっている人と比べると、大概のジャニーズタレントは見劣りするし、女優もジャニーズ相手だとネットでいろいろ書かれたりして面倒っぽいし。
ドラマに出る前にダンスと歌のレッスンを文字通り必死でやってくださいよ。 - 90年代後半から00年代にかけてはジャニーズ無双って感じでしたね。SMAP・KinKi・嵐はメンバー全員が主演に起用され、他も各グループに主演がいて数字も取ってたね。
- ジャニーさん亡くなって影響力が弱くなったね。SNSやYouTube通じて親近感わきそうなジャニーズメンバーは増えてきたけど
- 大歓迎の流れだわ。大して演技力が無いのにイメージとも違うキャスティングにウンザリだった。
何十年とみんな言ってたのに中々この流れにならなかったね。やっとかよ
などの声が上がっています。
今期の民放ゴールデン・プライム帯にはジャニーズ主演の連ドラはありませんが、7月期には『ジャニーズWEST』の重岡大毅さん主演『#家族募集します』(TBS系)、『Sexy Zone』の中島健人さん主演『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)、東山紀之さん主演『刑事7人 シーズン7』(テレビ朝日系)が放送されていました。
また、来年1月期には『嵐』の松本潤さんが『となりのチカラ』(テレビ朝日系)で主演することが発表されており、今期はたまたま民放ではゴールデン・プライム帯の主演が無かっただけな気もします。
ただ、『フライデーデジタル』の記事でも指摘しているように、タレントの相次ぐ退所によって、ゴールデン・プライム帯で主演を張れるレベルのタレントが減っているのは事実で、現在20代でこの時間帯の連ドラで主演経験があるのは、重岡大毅さん、中島健人さん、『King & Prince』の平野紫耀さん、『Hey! Say! JUMP』の山田涼介さん、中島裕翔さん、有岡大貴さん、知念侑李さんぐらいで、数字を持っている若手は現状皆無と言っても過言ではありません。
他の事務所も若手イケメン俳優の育成に力を入れていて、ジャニーズよりもイケメンで演技力がある俳優も少なくないので、もしかすると今後さらにジャニーズの主演起用は減っていき脇役がメインとなり、主演に起用されるとしても深夜ドラマという状況がしばらく続くかもしれないですね。
その一方で、バラエティ番組に進出し活躍している若手は多く、冠番組なども着実に増えているので、今後さらにバラエティ番組で見る機会は増えていきそうです。