ジャニーズ事務所が新たに提供する音声コミュニケーションサービス『Johnny’s Family Voice（ジャニーズファミリーボイス）』を巡り、ファン等の間で物議を醸していると週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』などが報じています。
週刊女性PRIMEによれば、ジャニーズ事務所は1月22日にTOKIOのファンクラブ会員に対して、ファンとアーティストの声をオンラインで繋ぐ新サービス『Johnny’s Family Voice』の参加者募集案内メールを送ったそうです。
この音声コミュニケーションサービスの内容についてジャニーズ事務所は、「アーティストの生の声をリアルタイムにお楽しみいただくことができ、トーク中に挙手している方をアーティストが指名することで直接会話ができるチャンスもございます。この度、サービスの正式運用前ではございますが、TOKIO城島茂がテスト運用という形で『Johnny’s Family Voice』にてトークルームを開設いたしますのでご案内申し上げます。」
と説明しています。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』によると、アイドルとファンがビデオ通話できるイベントはK-POPグループが積極的に行っているといい、「ヨントン」（ビデオ通話）と呼ばれるオンラインイベントではアイドルとファンが1対1で会話でき、これはCDに付属する応募券を使用し、当選者のみが参加できるシステムとなっています。
なお、『Johnny’s Family Voice』はトークルームに入室するにあたってニックネームを登録し、画面上に顔や本名が表示されることはないとのことです。
こうしたサービスをジャニーズ事務所も新たに開始するということで大きな反響を呼び、ジャニーズタレントと会話できることに喜びの声が上がる一方で、
- もっとさぁジャニーズらしさ？遠い存在感?みたいなのが欲しいからやめてくれぇ
- ちょっと手の届かない存在くらいでいて欲しいかも。たまに当選して参戦出来たライブ、最後列でも嬉しいし、まさかの最前列は頭真っ白になる（笑）そんな感じでいい。
- FC限定でオンラインファンミーティングとかやっていただけると大変嬉しい
- ヲタクはメンバーが他のファンと会話するところは見なくないし、聞きたくない。誰も喜ばないぞ！
- サービス精神溢れるTOKIOって感じだけど…。超嬉しいのはひと握りで、ハズレる人のが多いわけで…
- タレントとファンが電話してるのを聞かなきゃいけないなんて、めちゃくちゃ地獄
- テスト的に運用するにしても指名制というのもよく分からないし、個人的には生配信するにしても会話ではなくコメント読むくらいでいい。どれだけ考えても誰が得するんだろう？ていうコンテンツ。
- ジャニーズはこれじゃない！そんな他でやってるサービスを、じゃあうちもって手を出すのはやめてほしい。ジャニオタは、届かないキラキラを求めてるのです。
- ファンの映像がコンサートで流れる…みたいなのも個人的に全然良いと思わない派。特定の数人が～みたいな企画はいやですね。
そのうち「（課金すれば）〇〇にご招待！とかエスカレートしそう。誰が考えたのか知らないけど、他にやることあるでしょ。
などと否定的な反応が多く上がっており、一部の過激なファンがアイドルに不適切な言動をすることや、ファン同士のトラブル勃発なども懸念されています。
また、オンラインで通話できるサービスよりも先に、以前からファンたちが求めている音楽配信サービス上での楽曲解禁、コンサート・舞台チケットを定価で売買できる公式のリセールサービス導入、さらに公式サイト『Johnny’s web』がアクセス集中でサーバーダウンすることも少なくないため、システム面の強化を図ってほしいとの声も噴出しています。
コロナ禍にこうしたオンラインサービスの需要はさらに高まり、様々なアイドルグループがオンラインでファンと交流を図るイベントを行っていますが、多くのジャニーズファンは推しのアイドルと直接会話することまでは求めておらず、ファンとは一定の距離感を保ちながら尊い存在であってほしいとの思いが強いようで、ごく一部のファンだけが推しと交流を図れること等にも否定的な反応が上がるのも理解できます。
ただ、ジャニーズ事務所も近年は一部タレントやグループのSNSアカウントを開設するなどし、ファンとの距離を縮めるための様々な試みをしており、新サービス『Johnny’s Family Voice』も使い方によってはファンに受け入れられるようになっていくのではと思いますが、とりあえず城島茂さんがトークルームを開設して試験的に運用し、ファンたちからはどういった声が上がるのかに注目したいですね。