落語家・立川志らくさんと国山ハセンアナウンサーが司会の情報番組『グッとラック!』(TBS系 平日午前8時)の視聴率が、放送開始から10日で1%台を記録していたことが判明し、早くも番組の大改革を行う予定という話が浮上しています。
TOKIO・国分太一さんと真矢ミキさん司会の『ビビット』が、9月27日に4年半の歴史に幕を下ろし、9月30日から新たに立川志らくさんを司会に起用した『グッとラック!』がスタートし、初回の数字に大きな注目が集まっていましたが、初回平均視聴率は2.9%(関東地区)と見事な大コケとなっていました。
<↓の画像は、『グッとラック!』出演者の写真>
(左から芸能デスク担当の高野貴裕アナ、アシスタントMCの若林有子アナ、メインMCの立川志らくさん、国山ハセンアナ、お天気キャスターの根本美緒さん)
その後も10月1日の2回目は平均2.6%、2日は自己最低の2.3%、3日は2.5%、4日は2.3%と低迷を続け、8日には2.8%まで回復していましたが、9日に平均1.9%まで急落しました。
9月で終了した『ビビット』も、平均視聴率5%獲得を当初目標としていましたが、初回平均視聴率3%とコケてしまい、その後も2~3%台での推移が続き、テコ入れをしても全く数字が伸びなかったため終了となりました。
そして、新たに『ひるおび!』のコメンテーターとしても活躍している立川志らくさんを番組の顔として起用し、9月30日から新番組『グッとラック!』がスタートしましたが、大方の予想通り数字が伸びず、放送からわずか10日で平均視聴率が1%台を記録し、ニュースサイト『リアルライブ』によると、この結果にTBS上層部は「失敗だったか……」と頭を抱えているといい、番組制作班は早くもテコ入れを画策し、早ければ年内に大改革を行う予定といいます。
テコ入れで特に注力するのは「出演者の強化」だそうで、その理由について週刊誌記者は、「志らくさんは落語家で話術のプロですが、同門の立川志の輔と違い司会が巧みな人ではありません。あくまでアクの強いコメンテーターとして評価されていた人なので、テコ入れでは志らくさん以外の華のあるタレントを司会席に配置する案があるようです」
と語っています。
現在、追加する出演者として名前が挙げられているのは、『ビビット』で司会を務めていた真矢ミキさん、さらに同番組で金曜コメンテーターを務めていたNEWS・加藤シゲアキさんとのことです。
<↓の画像左が真矢ミキさん、右がNEWS加藤シゲアキさん>
2人が追加候補として挙げられている理由は、『グッとラック!』のコメンテーターは劇作家・演出家の鴻上尚史さんや、ネット掲示板『2ちゃんねる』の開設者で実業家の西村博之さんなど、タレントではない文化人枠のオジサンコメンテーターが多いことで女性視聴者が全くついていないため、『ビビット』が終了時に視聴者や制作側からも出演継続を望む声が多く上がっていた真矢ミキさんが、候補の1人として名前が挙がっているといいます。
一方のNEWS加藤シゲアキさんは、TOKIO・国分太一さんのバーターとして『ビビット』に出演していたものの、若い女性から人気があり視聴率稼ぎには有効なため、テコ入れ要員として浮上しているそうです。
これは『リアルライブ』のみが報じている話なので、実際にこうしたテコ入れが行われるのかは定かではありませんが、真矢ミキさんとNEWS加藤シゲアキさんをテコ入れとして投入するくらいならば、『ビビット』の放送を継続し、コメンテーターもしくは元NHKでフリーの堀尾正明アナが務めていた特別MC枠で、立川志らくさんを起用すれば良かったのではとも思いますね。
とにかく現時点での視聴者の反応を見る限り、立川志らくさんを番組の顔に起用したのは大失敗で、ちょっとしたテコ入れでは数字は伸びないと思いますので、相当大きな改革を行わない限り短命に終わるとみられます。
いっそのこと司会者を交代し、立川志らくさんは御意見番的なポジションに置いた方がいい気もしますが、数字低迷を受けて今後TBSはどういったテコ入れをしていくのかに注目で、視聴者が見たいと思うような番組に化けることに期待したいです。