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健栄製薬・ヒルマイルドがマルホ・ヒルドイドとパッケージ酷似、紛らわしい商品販売でトラブル…イメージキャラクターの永瀬廉は被害者?

キンプリ永瀬廉出演のヒルマイルドCM打ち切りも? ヒルドイドのパクリ商品で裁判沙汰、販売差し止める騒動に…画像あり

今年春放送予定のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で朝ドラデビューするなど、俳優としても活躍している“キンプリ”こと『King & Prince』の永瀬廉さん(ながせ・れん 22歳)が、昨年9月からCMイメージキャラクターを務めている乾燥肌治療薬『ヒルマイルド』(健栄製薬)に、商標権侵害や不当競争行為があったとして裁判沙汰になっており、CMが打ち切られる可能性も出ていきます。

『健栄製薬』を相手取り裁判を起こしたのは、『健栄製薬』と同じく大阪に本社を置く製薬会社『マルホ』で、同社は60年以上にわたって血行促進・皮膚保湿剤『ヒルドイド』を製造・販売しているのですが、他社からも類似商品が多く出ている中で、『健栄製薬』の『ヒルマイルド』が名前やパッケージが酷似していることを問題視しているそうです。

<↓の画像左が『ヒルドイド』(マルホ)、右が『ヒルマイルド』(健栄製薬)>

『マルホ』は22日に【健栄製薬株式会社に対する 販売差止等仮処分命令申立てに関するお知らせ】と題して、『ヒルマイルド』の販売差し止め等を求めて大阪地方裁判所に仮処分の申し立てを行ったと発表しており、『東京スポーツ』(東スポ)の取材に対して『マルホ』の広報は、「類似薬はたくさんあるが、健栄製薬のものは名前やパッケージが酷似しており、当社としては30年以上の販売実績に対するただノリと判断した」と裁判を起こした経緯を説明しています。

<↓の画像は、『健栄製薬 ヒルマイルド』販売差止等仮処分命令申立てのお知らせ>

60年以上の販売実績を持つ『ヒルドイド』はドラッグストア等では販売しておらず、原則として医師の処方箋が必要な医療用医薬品で、一方の『ヒルマイルド』は市販されている第2類医薬品となっており、この2商品は競合しません。

ただ、東スポの記事ではある製薬関係者が、「ヒルドイドは肌にいいとして女性人気が高く、公的保険が適用されて安く買えることから、美容目的で医師に処方してもらう人が多いことで知られていた。また、この1年は新型コロナウイルス禍で通院をリスクと捉える人が増えたのも事実。そのタイミングで健栄製薬は手軽に薬局で買える一般用医薬品として販売攻勢を仕掛けたようだ」と語っています。

加えて、昨年9月には女性人気が高いキンプリの永瀬廉さんをイメージキャラクターに起用し、テレビCMを流して商品の売り上げも大幅にアップしているとみられます。

キンプリ永瀬廉さん出演『ヒルマイルド』CM映像

そうした中で『マルホ』が販売元の『健栄製薬』を相手取り訴訟を起こし、販売差し止めの仮処分が認められた場合には、『ヒルマイルド』のCM放送も中止となり、CMイメージキャラクターを務めている永瀬廉さんにも影響が及ぶことになりますが、このトラブル対してネット上では、

などの声が上がっています。

『ヒルドイド』と『ヒルマイルド』のパッケージなどがソックリで、これはパクリ商品にあたるのではないかとの指摘は以前からあり、医療関係者からも同様の声が上がっていました。

こうしたパッケージもソックリな類似商品を巡るトラブルは度々発生しており、最近も「岩下の新生姜」(岩下食品)と「フレッシュ 新生姜」(山本食品工業)のバトルが、『噂の!東京マガジン』(TBS系)で取り上げられたことで大きな注目を集めました。

<↓の画像が、岩下食品と山本食品工業の新生姜パッケージ写真>

こうしたトラブルは度々発生しているように思いますが、今人気のキンプリ・永瀬廉さんをイメージキャラクターに起用した『ヒルマイルド』が訴えられる側となり、『ジャニーズ事務所』も困惑しているのではないかと思います。

今後、『ヒルマイルド』は販売差し止めとなるかどうかはまだ分かりませんが、こうした問題が勃発してしまった以上は、もし販売差し止めとならなかったとしても悪影響を懸念し、今後CM契約は更新せずに降板といった形になるかもしれないですね。

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