昨年5月に華々しいデビューを飾ったジャニーズの6人組グループ“キンプリ”こと『King & Prince』のマネージャーが、メンバーが事務所側に直訴したことで交代し、業界関係者からは「ジャニーズの“次世代エース”とはいえ、傍若無人が過ぎる」という声が上がっていることを週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が伝えています。
キンプリは昨年1月に、ジャニーズ事務所とユニバーサルミュージックが共同で立ち上げた新レーベル『Johnnys’Universe(ジャニーズ・ユニバース)』から、第1弾アーティストとしてデビューすることが発表され、同2月にはデビューに先駆けてファンクラブが発足し、CDデビュー直前には東京・原宿に期間限定でスペシャルストアがオープンしました。
満を持してリリースされたデビュー曲『シンデレラガール』は、初日に31.8万枚の売上でオリコンチャート初登場1位、初週の売上枚数は57.7万枚で嵐のデビュー曲を超え、デビュー曲ではKAT-TUNの75.4万枚に次いで2位となる売上で、2010年代にリールスされたデビュー曲では最高となっています。
<↓の画像は、昨年デビューしたキンプリメンバーの写真>
(上段左から永瀬廉さん、平野紫耀さん、高橋海人さん。下段左から岩橋玄樹さん、岸優太さん、神宮寺勇太さん)
他にも、音楽ソフト(シングル、アルバム、ミュージックDVD、ミュージックBlue-ray Disc)の総売上は2018年度の期間内総売上が16.0億円(オリコン調べ)で、アーティスト別セールスでは新人ランキング1位を獲得、他にもメンバーはドラマや映画、CM、バラエティ番組などにも次々と出演し、今ジャニーズで最も勢いに乗っています。
そして、今年は6月19日に1stアルバムをリリースし、7月19日からは全国ツアーがスタートし、今年は昨年を超える7都市28公演(昨年は5都市21公演)を予定しています。
そんなキンプリのマネージャーを務めていたT氏が、突然の人事異動でキンプリの担当を外れていたことを『文春オンライン』が報じており、キンプリは下積み期間を経ずに人気を得てしまったからなのか、「メンバーたちには自覚が足りない」という声がジャニーズ事務所関係者から上がっているとしています。
メンバーの高橋海人さんはデビューから間もなく、元AKB48の大和田南那さんとの熱愛スキャンダルを『週刊文春』にスクープされ、マネージャーがキツく叱ったところ、末っ子気質でワガママな部分がある高橋さんもさすがにヘコんでいたといいます。
また、現在パニック障害の治療で活動休止中の岩橋玄樹さんは、療養中にご法度とされている飲酒を繰り返したうえ、友人らと訪れたコンビニでのトラブルに巻き込まれ、警察で事情聴取を受けていたことが『週刊文春』に報じられました。
事情聴取の翌日に事務所で行われた打ち合わせでは、変わり果てた姿になっていたといい、「毎晩のように飲み歩いていたからか、肌はくすみ、目の周りは黒ずんでいた。その姿を見て、活動再開を見送ると決められたそうです」
とジャニーズ事務所関係者が明かしています。
他にも、キンプリのメンバーたちは楽屋などのスタッフがいる場でも、「疲れた」「帰りたい」といった愚痴を漏らしたり、ジャニーズ事務所の次期社長と言われている藤島ジュリー景子副社長の批判を口にすることもあるそうなのですが、そうした愚痴をマネージャーT氏は逐一報告していたとのことです。
マネージャーT氏は、藤島ジュリー景子副社長から信頼を得ているマネージャーの1人といい、テレビ局関係者はT氏について、「T氏は元々Sexy ZoneやジャニーズJr.などをマネジメントしていました。当時から担当グループのメンバーの言動を逐一ジュリーさんに報告し、気に入られた。仕事熱心で、周囲からは働き過ぎだと言われるほどです」
と明かしています。
しかし、マネージャーT氏はキンプリメンバーと反りが合わなかったといい、「平野はメディアのインタビューで『大人の人にグチグチ言われるのが面倒だ』と話していて、スタッフとの関係がいいとはいえない。T氏とも敵対し、『冗談でもなんでも、言ったことすべてジュリーさんにチクられる』とよく愚痴っていた」
とジャニーズ事務所関係者は語り、メンバーは藤島ジュリー景子副社長とも微妙な関係にあるとしています。
キンプリメンバーは、デビュー前からジャニー喜多川社長の寵愛を受けており、ジャニー社長のお気に入りだと言われているグループで、メンバーたちも「ジャニーさんのお気に入りだ」という自負があることから、藤島ジュリー景子副社長のこともどこか見下しているところがあるとのことです。
こうした微妙な関係にある中で、キンプリのメンバーたちはジャニーズ事務所に「T氏をマネジャーから外して欲しいと直訴した」といい、今年4月にマネージャーT氏はキンプリの担当を外され、T氏は現在、ジャニーズJr.ユニット『Snow Man』を担当しているそうです。
この報道に対してネット上では、
- 事務所の言いなりでなく、自分達の希望を伝えることは、むしろ良いことでしょう。
- ベテランマネージャー付けないと危ないとさんま御殿聞いて思った
- 注意をしてくれるのは良いと思いますが、全てをジュリーにチクるマネージャーって嫌ですね。
- どこまでが本当のことかは分からない。けど…。必要なことだから言ってくれることもある。
今はデビューして勢いもあるが若さだけでは生き残れない。デビュー後に伸び悩んでいる先輩グループが多いのも現実。
何も言われなくなったら終わりだし注意して貰えることに有難いと思える日が来ると思うけどな。 - キンプリの前にも色んなグループのマネージャーしてて、次はスノーマンって、スノーマンってタッキーお気に入りの次にいかせたいグループでしょ。事務所側の意向で変えたんじゃないの?
ただ大人の言うことには全て耳かさなくていいけど、多少は聞く耳持った方がいいとは思う - 高橋くん以外はそれなりに下積みしてるんだがね。とくに平野くんと永瀬くんは大阪ローカルで地道にやってきて、結局、苦楽を共にしてきた仲間と別れてデビューが決まっちゃったけど、腹括ってこうやって頑張ってるのにさ。
- 楽屋で愚痴は、ちょっと許してあげてほしい。けど、いつどこで自分たちの揚げ足を取られるようなことが起きるが分からないから、気を抜くのと危険なんだろうな
などのコメントが寄せられています。
キンプリのマネージャーが交代したという話は、4月にニュースサイト『サイゾーウーマン』も報じていたのですが、担当を外れた理由については、岩橋玄樹さんの騒動が原因なのではないかと囁かれているとしていました。
そのため、『週刊文春』が報じているようなキンプリメンバーたちが事務所側に直訴し、交代させたという話は事実なのか否かは定かではないのですが、本当にキンプリのメンバーたちがワガママで、仕事の愚痴をスタッフの前でも漏らし、関係者等の間であまり良く思われていないとしたら今後がちょっと心配になりますね。
昨年7月に『週刊文春』が報じた記事によると、キンプリのCDデビューはジャニー喜多川社長が押し切ったことで決定したそうで、ジャニー社長のお気に入りだったことが大きいようです。
特にキンプリでセンターを務めている平野紫耀さんは、ジャニーズJr.時代から舞台の仕事の行き帰りに、ジャニー社長の車に同乗する姿がよく目撃されていたといい、他のメンバーたちが電車移動する中で平野さんだけは車で出入りしていたため、出待ちファンもなかなか会えなかったそうです。
このようにジャニー社長の“スペオキ”(スペシャルお気に入りの略)で、以前から特別待遇を受けてきたという話があるため、マネージャーT氏が気に入らずに担当を外したといった話も、あながち作り話でもないのかもしれないと思ってしまいます。
キンプリのメンバーは平均年齢が21歳と若いグループですし、デビュー直後に大ブレークしてしまったことから、色々と勘違いして大きな態度を取ってしまうのは無理もないのですが、藤島ジュリー景子副社長との関係があまり良くなければ、今後人気が落ち着いてきた時に仕事をもらえず、干されるといった可能性も十分あるので、これから良い関係を築くことはかなり重要になるでしょうね。