『Kis-My-Ft2』(略称:キスマイ)のメンバー・横尾渉さん(31)が、全国で8人目、芸能人では初となる「1級マグロ解体師」の資格を取得したことが明らかになりました。
これはキスマイの冠番組『キスマイレージ』(テレビ朝日系 火曜24時15分)で発表されたもので、料理が得意なことで知られる横尾渉さんは、今年1月から2ヶ月にわたって訓練し3月に初めて試験を受けものの、マグロの解体ショーで披露する「口上(こうじょう)に魂が感じられない」という理由で残念ながら不合格となりました。
<↓の画像は、マグロを解体する横尾渉さんの写真>
「マグロ解体師」の資格は、『一般社団法人 全国鮪解体師協会(JADT)』が中心となって2009年に設けられた資格制度で、3級から1級までの3段階設定されています。
横尾渉さんが取得を目指した1級は、マグロの基礎的な知識を持ち、多くの人たちの前で楽しく、分かりやすくマグロについて説明し、口上を立てながら豪快にマグロをさばいていくという技術だけでなく、マグロの解体ショーの打ち合わせやセッティング、司会進行など、ショーに関わる全てのプロデュース能力が必要となり、1級認定者のみ、1人でマグロの解体ショーをすることが出来るというもので、これまでに全国で7人しか合格していない難関資格となっています。
そして、この試験に不合格となった横尾渉さんが「もう一度やらせて欲しい」と直訴したことでリベンジが決定し、まずは前回の試験で不合格の原因になった口上から練習を始め、解体に使用する包丁の使い方、マグロの切りつけ方などもおさらいし、仕事の合間にも練習を繰り返した上で、東京・築地場外市場での最終試験に臨みました。
この試験の結果は番組内で発表され、見事合格したことが分かると横尾渉さんは喜び、「1級マグロ解体師」の認定証を受け取りました。
<↓の画像が、試験合格を喜ぶ横尾渉さんと1級マグロ解体師の認定証写真>
ただ、条件付きの合格となっており、「技術が達しているが、1人でショーを行う経験をしていないため、しばらくの間は1級の解体師、立ち合いの下でショーを行うこと」と記されていたのですが、難関試験に見事合格したことからネット上では、
- アイドル初、ジャニーズ初、芸能界初のマグロ解体師とかやばい
- コンサートで解体披露してください
- 凄い。普通に凄い。けど、披露する場がなかったり、自主トレを怠れば何の意味も無くなる。宝の持ち腐れにならないように。
- 全国で7人とはすばらしい!イベントで解体ショーやってマグロふるまったらファンも大喜びだね
- グループのためにも出来ることは何かって考えて、努力している姿は素直に応援したくなる。俳句名人にマグロ解体師1級の資格を持つアイドルすごいじゃん!!
- あまり目立つイメージがないし、歌下手キャラってイメージしかなかったんだけど、実は多才だったりするのかな?おめでとうございます!
- 経験のないマグロ解体師の免許は努力して取れたのだから、歌、せめてダンスは頑張ってほしい。
- おめでとうございます!ミになる図書館で生解体を披露されることを期待します。
などのコメントが寄せられています。
ちなみに、2012年に芸能界を引退した元演歌歌手で、現在は料理店を経営している香田晋さん(本名=鷲崎孝二 49歳)も2010年11月に1級マグロ解体師の免許を取得し、芸能界で初めてこの資格を取得したとニュースになっており、実際に何度か解体ショーを行っていたようです。
<↓の画像は、1級マグロ解体師の資格を取得した香田晋さんの写真>
そのため、横尾渉さんは芸能人としては2人目の1級認定者となるようなのですが、それでも全国で合格者が10人にも満たない難関資格を取得出来たというのはすごいですよね。
横尾渉さんはキスマイの中ではあまり目立たない存在で、アイドルではあるものの歌やダンスも得意ではないのですが、料理の腕前は高い評価を得ており、バラエティ番組『プレバト!!』(TBS系)では、プロの料理人からも天才だと評価されるなどしています。
横尾渉さんの他にもジャニーズ事務所には、V6の長野博さん、坂本昌行さん、TOKIOの松岡昌宏さん、KAT-TUNの亀梨和也さんなど、料理が上手い方は多くいるのですが、1級マグロ解体師という珍しい資格を取得したことによって注目を集めており、この資格を活かしながら活動の幅を拡げていってほしいですね。