芸トピ

アサヒグループが人権侵害企業と取引できない宣言。ジャニー喜多川の性加害問題で即契約打ち切りを決断、対応に絶賛の声等上がる

アサヒ社長がジャニーズとのCM契約終了の理由説明。「人権を損なってまで必要な売上は1円もない」発言が反響呼ぶ

今年に入って大騒動に発展しているジャニー喜多川さんの性加害問題を巡り、23人ものタレントをCMに起用していた『アサヒグループホールディングス』をはじめ、『キリンホールディングス』、『サントリーホールディングス』、『東京海上日動火災保険』、『日本生命保険』、『日本航空(JAL)』、『第一三共ヘルスケア』は、契約満了をもって再契約しない方針を発表しました。

アサヒグループHDは契約終了前に広告を順次終了すると発表し、ジャニーズ事務所が抜本的な組織運営の是正をしない限り、ジャニーズタレントを起用しない方針を明らかにしています。

この決断に至った理由をアサヒグループHDの勝木敦志社長が『朝日新聞』の取材に語り、「取引を継続すれば、私たちが人権侵害に寛容ということになる」と説明し、この発言が大きな反響を呼んでいます。

<↓の画像は、アサヒグループHDの勝木敦志社長の写真>

勝木敦志社長は朝日新聞の取材に、ジャニーズ事務所が設置した外部専門家による再発防止特別チームがまとめた調査報告書で、長年にわたるジャニー喜多川さんの性加害問題、事務所の隠蔽工作などが明らかにされ、その内容に大きな衝撃を受けたそうで、「容認し難い内容だとビックリ仰天した。広告の起用見直しについて検討に入った」「(会見では)被害者の救済について具体的な施策が提示されなかった。ガバナンス改革の点でも特別チームが求めた『解体的出直し』という状況にはなっていなかった」「2019年に策定したグループの人権方針に照らせば、取引を継続すれば我々が人権侵害に寛容であるということになってしまう。取引を継続できないと判断した」と語っています。

続けて、「ダメージになりうるので取引を中止したというだけではなく、人権問題の解決について真摯に考えた。契約更新を行わないと表明したことで、ジャニーズ事務所がこれから被害者の救済と是正に本気になって取り組んでいただけいただけるという効果があるだろう。」「マーケティングに影響がないとは言えないが、代替策を考える。人権を損なってまで必要な売上は1円たりともありません。」「人権は我々の事業基盤だと本心から考えている」などと語っています。

アサヒグループHDの勝木敦志社長はこのように語っており、これに対してネット上では、

などの声が上がっています。

ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡り、ジャニーズタレントをCMに起用している各企業の対応は様々で、人権尊重の方針に反する等として現状ではジャニーズを起用しない方針を固める企業が相次いでいる一方、NHKを含めて各テレビ局は現時点で対応に動いていません。

また、『モスバーガー』を展開する『モスフードサービス』、『花王』、『健栄製薬』、『不二家』などは契約継続を明らかにしており、木村拓哉さんをCMに起用の『日産自動車』は今後もCM放送を続けるとしながらも、新規の広告契約は結ばない方針で、契約更新については期間満了時点で改めて判断するとしています。

起用継続を表明している企業も、ジャニー喜多川さんの性加害、それに対するジャニーズ事務所の対応を問題視していないというわけではなく、とりあえず現時点では様子見といったところのようです。

スポンサーの撤退を巡っては様々な声が上がっていますが、アサヒグループHDが早期にCM契約終了を発表したのは良いことだと感じますし、代表が「人権を損なってまで必要な売上は1円たりともない」と言い切ったのは素晴らしいと思います。

同社は20人以上ものジャニーズタレントを複数の商品広告に起用していたため、その分ジャニーズ事務所に与える影響は大きく、大手企業が先陣を切って厳しい対応をすることにより、その他の企業も同様の対応をせざるを得なくなりますし、ジャニーズ事務所もさすがに危機感を抱くと思います。

現時点ではまだ様子見としている企業の方が圧倒的多数ですが、非常に悪質な行為を放置し続け、そしてマスコミに圧力もかけて隠蔽を続けてきたジャニーズ事務所と取引を継続しても問題ないかを改めて考え、適切な対応をとってもらいたいですね。

関連記事

カテゴリー

  1. 噂・疑惑
  2. 事件・事故・トラブル
  3. テレビ番組・映画
  4. 熱愛・結婚・妊娠
  5. 音楽
  6. ジャニーズ
  7. アイドル
  8. スポーツ
  9. 不倫・浮気
  10. 破局・離婚
  11. アナウンサー
  12. 出産・ママタレ・子育て
  13. 雑ネタ
  14. 暴露
  15. 訃報
  16. 海外