ヒロミ司会の番組アオハルTV打ち切りか。番組視聴率大コケ、イッテQ意識の企画も不評で…

1月27日からスタートした新バラエティ番組『アオハル（青春）TV』（フジテレビ系 日曜21時）の視聴率が大コケしており、放送開始わずか2ヶ月で番組打ち切りの噂も囁かれています。

タレント・ヒロミさんMCの『アオハルTV』は、年齢を問わず何かに夢中になっている「アオハルさん」を発掘し、背中を押すことをテーマとした青春応援バラエティ番組で、ヒロミさんのほかに、Sexy Zoneの菊池風磨さん、佐藤勝利さん、お笑いタレントのビビる大木さん、ミュージシャン・タレントのDAIGOさんがレギュラー出演しています。

＜↓の画像が、『アオハルTV』レギュラーメンバーの写真＞

（左から菊池風磨さん、佐藤勝利さん、ヒロミさん、DAIGOさん、ビビる大木さん）

10日放送回では、先週の放送で泳げないことを告白した佐藤勝利さんが、「どんな人でも必ず泳げるようにしてみせる」という独自理論を断言する水泳インストラクター・内村とん先生の指導を受け、たった2時間の授業で25メートル泳ぐことに挑戦する企画などがオンエアされ、ゲストとして女優・新木優子さん、タレント・YOUさん、人気兄弟コンビ『ミキ』が登場します。

＜↓の画像が、苦手な水泳に挑戦したセクシーゾーン佐藤勝利さんの写真＞

＜↓の画像は、10日放送回の番組出演者の写真＞

『アオハルTV』は放送開始前から番組内容に対して厳しい声が多く寄せられ、視聴率は大コケするのではないかとすでに予想されていたのですが、案の定、初回2時間スペシャルの平均視聴率は4.1％（関東地区）と見事な大コケとなっていました。

なお、同時間帯に放送されていた各番組の平均視聴率は、NHK大河ドラマ『いだてん』が11.6％、『世界の果てまでイッテQ！』（日本テレビ系）が20.5％、『ポツンと一軒家』（テレビ朝日系）が14.9％、『消えた天才』（TBS系）が8.5％となっており、日テレには5倍という圧倒的な差を付けられて完敗しています。

こうした大コケで注目を集めた『アオハルTV』は、2回目（2月10日）の放送でさらに数字を下げて平均視聴率3.3％、3回目（2月24日）は4.7％と初回を超える数字を獲得しましたが、未だ5％にも届いていません。

自己最低の3.3％を記録した2月10日は、『ちびまる子ちゃん』（18時～同30分）が9.4％、『サザエさん』（18時30分～19時）が13.1％、『四大陸フィギュアスケート選手権2019　男子フリー』（19～21時）は10.5％を記録しており、『アオハルTV』で一気に視聴者が離れているのが分かります。

昨年まで同時間帯は『ニチファミ！』（日曜20時～21時54分）という2時間特番枠で、平均視聴率は5％前後で推移していたことから、この改編は失敗だったと指摘されています。

そして、早くも番組打ち切りが囁かれており、ニュースサイト『日刊大衆』によると、『アオハルTV』の大コケぶりにフジテレビは真っ青で、「さすがに、ゴールデンでこの数字はありえない。打ち切りが話題なるのも仕方がありません。局内では番組開始60日の最短スピード記録で終わるのでは、と噂されています」と制作会社関係者が語っており、視聴者からは番組内容、企画に対して「とにかく面白くない」「本当につまらない」などの声が上がっているとしています。

『アオハルTV』では、人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』を意識したような企画もオンエアしており、番組の目玉企画となっている「アオハル課外授業」は、1つの道を極めた達人のもとで様々な体験をするといった内容で、初回放送ではヒロミさんが洞窟を探検し、3回目の2月24日放送回ではアイスクライミングに挑戦していました。

こうした番組企画に対して放送作家は、「『イッテQ』のイモトアヤコ(33)的な感動を狙ってるのかもしれませんが、どこから見てもオッサンでしかないヒロミが、延々と氷壁を登るような映像を見せられても……。セクゾのファンなど、若い層の視聴者を狙っているのでしょうが、そこにヒロミが頑張る映像は何も刺さらないはず。何がしたいのか分かりません」と手厳しい評価をしています。

しかし、フジテレビの編成担当・石原隆取締役は番組について、「オリジナリティある番組です。同時間帯の他局の番組が強いだけに、じっくり育てて行けたら」「バラエティー番組というのは、いきなりロケットスタートが難しいので、これから育てて行きたい」とし、一方の編成局編成センター編成部長・齋藤翼さんは「試行錯誤しながらも良い芽が出てきている」と評価しています。

フジテレビサイドはこのように語っているので、さすがに放送開始わずか2ヶ月で打ち切りとなる可能性は低いとみられますが、このまま数字が上がらなければスポンサーも黙っておらず、撤退の動きがあっても不思議ではなく、1年も続かずに終了となる可能性は十分あるのではないでしょうかね。

最近では、昨年1月15日から月曜22時台にスタートした『世界の村のどエライさん』が、初回平均視聴率4.1％と大コケし、2回目は3.3％、3回目は4.5％と、視聴率が3～4％台で推移していた結果、放送開始から8ヶ月後の同9月10日をもって打ち切り終了となっています。

現在の状況を見ると、『アオハルTV』も同じような形で終了しそうですが、果たして今後テコ入れなどによって数字を上げていくことは出来るのでしょうか…。