国民的アイドルグループと称されていた『SMAP』が昨年末をもって解散、今年1月31日には、ジャニーズ事務所の公式サイト『Johnny’s net』内にあったSMAPのページもついに消滅しました。
サイト内にはメンバー5人の個別ベージがすでに用意されているものの、SMAPのページが無くなってしまったことにファンから嘆きの声などが上がっているのですが。芸能関係者からは「SMAPの商標自体を封印するのでは?」という声が上がっているとニュースサイト『日刊サイゾー』が報じています。
1月からは木村拓哉さん主演のドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系 日曜21時)、草彅剛さん主演の『嘘の戦争』(フジテレビ系 火曜21時)がスタートしましたが、ジャニーズ事務所側からの要望により番宣の際に、「元SMAP」「解散後初の」「心機一転」「新たなスタート」など、解散を思わせる文言の使用は一切禁止になっているといいます。
ジャニーズ事務所は、「SMAP」(称呼:スマップ,エスマップ)を商標登録していることから、今後封印することが可能だといい、特許情報を確認すると「演芸の上演,演劇の演出又は上演,音楽の演奏」のほか、様々な商品名などの商標登録が行われており、第三者が無断で「SMAP」という名を商業使用することは不可能。
ジャニーズ事務所に許可を得て、使用料を支払うという形で使用することは可能であるものの、「ドラマ紹介にすらその文言を使わせなかったことを見れば、このまま封印される可能性がある」とのこと。
そのため、もし木村さん以外のメンバーがジャニーズ事務所を離れ、活動を行っていくにしても、「元SMAP」という呼称は使用することが出来ず、テレビ関係者は「すでにSMAP時代のテレビ映像だって大半はジャニーズが却下して再使用が絶望的。SMAP時代の楽曲も、元メンバーがテレビやイベントで歌うことは二度とないかもしれない」と語っています。
「元SMAP」といった文言の使用がNGになっていることは、『東京スポーツ』(東スポ)や『夕刊フジ』なども報じており、『東スポ』では使用NGの理由についてドラマスタッフが「ジャニーズにとって既にSMAPというグループ自体が、もう厄介な黒歴史になりつつあるということ。事務所に背いた連中なので、ジャニーズ史から抹消したいわけですよ。だから存在すらしていなかったような扱いにしろってこと」と証言。
『夕刊フジ』ではテレビ誌のライターが、「今週発売の女性誌でも木村が取り上げられていました。文章中に『SMAP』という言葉はありますが、木村の肩書に使用されていませんでした」と語っています。
このような証言が出ているものの、6日時点では「元SMAP」などのワードは、『スポーツ報知』、『サンケイスポーツ』、『デイリースポーツ』、『日刊スポーツ』、『スポーツニッポン』といった主要スポーツ紙は使用しており、ジャニーズ事務所から使用NGにされていない様子。
しかし、ジャニーズ事務所が使用しないよう通達すれば、大手メディアから「元SMAP」といったワードが消滅する可能性もあるのでしょう。
また、今後テレビ番組などでもSMAPの曲を使用させなかったり、メンバーが歌うことを許さないという可能性もあるとみられ、ジャニーズ事務所ならば実際にそうしたこともやりかねないのですが、事務所に対する不信感はさらに募り、他のグループにも悪影響を与えかねないため、SMAPの存在を消すようなことは避けた方がいいのではないでしょうかね。