元SMAP・木村拓哉さん(44)が主演のドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系 日曜21時)の最終回(第10話)が19日に15分拡大で放送され、関東地区の平均視聴率が16.0%、瞬間最高視聴率は22時4分に記録した17.5%だったことが明らかとなりました。
第8話で記録した15.7%を上回り、自己最高を記録しているほか、今期民放のゴールデン・プライム帯(19~23時)に放送のドラマの中でもトップの視聴率で有終の美を飾っています。
各話の平均視聴率は、第1話が14.2%、第2話が14.7%、第3話が13.9%、第4話が12.3%、第5話が13.9%、第6話が15.3%、第7話が14.5%、第8話が15.7%、第9話が14.7%、最終回が16.0%、全10話の期間平均視聴率は14.6%で、これも今期放送の民放ドラマの中ではトップ。
木村さんは今作で、心臓血管と小児外科を専門とする職人外科医の沖田一光を演じ、共演は竹内結子さん、浅野忠信さん、松山ケンイチさん、及川光博さん、木村文乃さん、菜々緒さん、柄本明さん、田中泯さんなど主演級の俳優陣が揃っており、スタート前から大きな注目を集めていました。
19日放送の最終回は、深冬(竹内さん)から自身の手術を沖田に任せたいと告げられショックを受けた壮大(浅野さん)が、院長・虎之介(柄本さん)からの糾弾もあり、傷つき病院から姿を消してしまう。
その後、壮大が不在のまま沖田は深冬の手術の準備を進めていき、万全の状態で手術に臨んだものの、深冬の脳腫瘍は思ったよりも状態が悪く…という展開でした。
そして、最終回が終了しネット上では、
- 素直に感動しました。誰がどうだとか何がどうだとか、いちいち言う必要無し。キムタクの役者としてのプロ意識はもちろん、浅野忠信をはじめとする皆さんが本当に素晴らしかった。この冬、一番感動したドラマでした。
- 過去の医療ドラマの中では最高に面白かった。毎回感動でした。良いドラマをありがとうございました。キムタクの医師役最高
- 浅野さんはインテリの役は似合わないなと思うけど、最後のオペのシーンは良かった。あと、お酒飲んでやさぐれてる感じはハマっていたと思う。
- やっぱり浅野さんの演技はすごいなと思った。正直、このドラマは脚本がイマイチだなと思って観てました。最終回まで観るかどうかも迷いながらも観てしまいましたが、最後の最後で浅野さんの演技が際立ちを再認識出来たような気がします。
- 沖田先生とまさおが一緒に手術する所、ゾクゾクしました。よかった。毎回、録画をリピして次回を待ちました。来週、沖田先生に会えないと思うと、とても寂しいです。ただ、深冬の肩に手を置いてシアトルに帰った沖田先生、あの、まなざし、切なすぎる。泣きました。
などのコメントが寄せられています。
ドラマがスタートしてからしばらく批判的な声が多く、木村さんらの演技をはじめ、脚本や演出に対して厳しい声が目立っていたのですが、そうした声も徐々に減っていき、最終回終了後には「ハッピーエンド最高…めっちゃ泣いた」、「何年後でもいいから続編が見たい」、「それぞれの道を進んで行った後の続編希望です」など、感動し続編を望む声が多く上がっています。
一連のSMAP解散騒動によって木村さんのイメージは大幅にダウンし、過去主演を務めた作品の中で、最も低い視聴率の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(全10話の期間平均視聴率12.8%)を下回るのではないかとも言われていたものの、『A LIFE』はこれを上回り、最終回も自己最高の数字で有終の美を飾りました。
好視聴率を獲得できた要因は木村さんだけにあるわけでもありませんが、多くの批判が寄せられていた中、ここまでの数字を獲得出来たのはさすがですね。
木村さんは4月29日公開の映画『無限の住人』(三池崇史監督)でも主演を務めており、こちらも現時点では厳しい声が多く上がっているのですが、『A LIFE』同様に良い数字を残すことが出来るのか注目したいところです。