人気推理漫画『金田一少年の事件簿』が『金田一37歳の事件簿』とタイトルを変更し、23日発売の『イブニング』で連載がスタートし大きな話題になっています。
『金田一少年の事件簿』は、原作・天樹征丸さん(あまぎ・せいまる 本名=樹林伸 55歳)、作画・さとうふみやさん(本名=佐藤文子 52歳)で1992年から『週刊少年マガジン』で連載がスタートし、休載期間をはさみながら昨年まで連載されており、単行本の累計発行部数は9000万部超えを記録しています。
作品は、名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生2年生の主人公・金田一一(きんだいち・はじめ)が、IQ180という高い知能指数を活かして様々な難事件を解決していく姿を描いており、金田一の決めセリフ「じっちゃんの名にかけて!」も人気を集め、アニメや実写ドラマ・映画化などもされています。
そんな『金田一少年の事件簿』が新たに『金田一37歳の事件簿』とタイトルを変更して連載がスタートし、この作品では金田一一の20年後の姿を描いています。
<23日発売の『イブニング』4号から連載がスタートした『金田一37歳の事件簿』>
かつては高校生探偵として活躍していたものの、今はしがないサラリーマンになっており、「もう謎は解きたくない」とボヤいているのですが、現在も容赦なく舞い込んでくる事件に挑んでいくという内容で、これまでの経験を経て頭脳明晰さはさらにパワーアップしているとされています。
そして、この作品に対してネット上の反応を見てみると、
- 実写やるなら、剛くんとりえちゃんでお願いします!
- 堂本剛の年齢にやや合わして来たな。またドラマやって欲しいのだろうか
- 再ドラマ化の為の連載ならありがたい。堂本剛の金田一はハマり役。
- 日テレからすでにオファーがきているのかな?。 ぜひドラマ化して欲しい
- 37歳実写版金田一堂本剛さんで見たいですね!
などと、再び実写ドラマ化されることを期待する声も多く上がっています。
『金田一少年の事件簿』の実写ドラマ(日本テレビ系)は、金田一一役をKinKi Kids・堂本剛さん、幼なじみの同級生・七瀬美雪役をともさかりえさんが演じ、映画監督・演出家の堤幸彦さん演出で1995年からスタートし、1作目のスペシャルドラマ『学園七不思議殺人事件』は、平均視聴率16.7%を記録しました。
<↓の画像が、『金田一少年の事件簿』出演の堂本剛さん、ともさかりえさんの写真>
同7月期には連続ドラマがスタートし、全8話の期間平均視聴率は23.9%、同12月放送のスペシャルドラマ『雪夜叉伝説殺人事件』は23.7%を記録。
さらに、1996年7月放送のシーズン2も全9話の期間平均視聴率が22.4%を記録し、1997年12月には『劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』が公開され、最終興行収入は23.8億円で、1998年度の実写邦画ランキング2位というヒットを記録しています。
堂本剛さんとともさかりえさんが出演する『金田一少年の事件簿』は今作がラストとなっており、2001年7月期放送のドラマでは嵐・松本潤さんと鈴木杏さんが出演し、2005年放送のスペシャルドラマではKAT-TUN・亀梨和也さんと上野樹里さん、2014年7月期放送のドラマではHey! Say! JUMP・山田涼介さん、川口春奈さんらが出演していました。
この中でも特に堂本剛さんとともさかりえさんが出演した初代の人気が高く、『金田一37歳の事件簿』の連載開始を受けて実写ドラマ化を望む声が多く上がっているのですが、可能性は十分あるのではないかと思います。
ともさかりえさんは昨年1月期放送の松坂桃李さん主演ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)にゲスト出演し、このドラマの演出を手掛けた堤幸彦さんと20年ぶりに再開した事を自身のブログで報告し、「20年後の金田一とか面白いよね、みたいな冗談話を堤さんとしてそんなことを本当にやれたら楽しいなぁ。40歳目前になったはじめちゃんと美雪が相変わらず微妙な距離感でいるって、それは相当モヤモヤするけど想像しただけで笑える。」と綴っていました。
<↓の画像は、ともさかりえさんがブログに投稿した堤幸彦さんとのツーショット写真>
こうした話があるため、今後ドラマ化の話が持ち上がり、堂本剛さん側も出演OKとなれば、20年後の姿を描いた『金田一37歳の事件簿』が放送される可能性はあると思います。
しかし、堂本剛さんは昨年6月に突発性難聴を発症し、入院治療の末に仕事復帰はしているものの、現在も聴力が完全に回復しているわけではなく治療を続けており、体に大きな負担が掛かるドラマの撮影などを行えるかどうか分からない状態なので、ドラマが放送される可能性は決して高くはないとみられますが、今後に期待したいですね。