推理作家・横溝正史さんの人気小説『犬神家の一族』が12月24日21時30分からフジテレビ系で放送され、主人公の私立探偵・金田一耕助(きんだいち・こうすけ)役を、NEWS・加藤シゲアキさん(本名=加藤成亮 31歳)が初めて演じることが先日発表されました。
加藤シゲアキさんはドラマ版『金田一シリーズ』で15代目・金田一耕助を演じ、これまで同シリーズでは古谷一行さん、愛川欽也さん、小野寺昭さん、中井貴一さん、片岡鶴太郎さん、役所広司さん、上川隆也さん、稲垣吾郎さん、長谷川博己さん、池松壮亮さん、吉岡秀隆さんなど、有名俳優たちがこの役を演じてきました。
そうした中で加藤シゲアキさんが“平成最後”に金田一耕助を演じているということで注目を集めているのですが、加藤さんのファンからは喜びの声が上がっている一方、ファン以外の反応を見ると、
- どうして騒動を起こしたのに、新しい仕事が与えられるの?
- 歴代の金田一に比べるとなんか薄っぺらいなぁ
- 容姿も声も、金田一耕助はこの人じゃない。
- 一度は潰そうとしたNEWSをスペオキができてから、どうしても人気者にしたいジュリーの私情が絡んでいるとしか思えない、好待遇の数々ですね笑
- なぜこの人?演技もアレだし声も…だし。今までの金田一役演じた人を考えれば全然違う。人選ミス
- ジャニーズにやらせちゃダメだわ、実力のある俳優さんが沢山いるでしょ。ジャニーズゴリ押しで 今までの歴史のあるドラマのイメージを壊してもらいたくない。絶対視聴率は低いだろうな。
などと、加藤さんが金田一を演じることに対して批判的な声が多く上がる事態となっています。
<↓の画像は、“平成最後”に金田一耕助役を演じる加藤シゲアキさんの写真>
加藤シゲアキさんは昨年1月期放送の香里奈さん主演ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)、同8月放送の『24時間テレビ』(日本テレビ系)内のKAT-TUN・亀梨和也さん主演スペシャルドラマ『時代をつくった男 阿久悠物語』に出演し、同9~11月に上演の舞台『グリーンマイル』、7月期放送の『ゼロ 一獲千金ゲーム』(同)では主演を務めました。
このようにここ最近また俳優としての仕事が増えているのですが、今年6月には週刊誌『週刊文春』によって未成年飲酒スキャンダルをスクープされており、これまで加藤さんは真面目な優等生というイメージを持たれていただけに、この問題によって好感度が急落しており、あの騒動後も普通に活動を続けていることで反感を買っています。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』によれば、『犬神家の一族』への出演は未成年飲酒騒動後に企画が成立し、ジャニーズ事務所やフジテレビはあの騒動を特に問題視していないようで、予定では11月から撮影が始まることになっているのですが、撮影を目前に控えて問題が発生しているといいます。
フジテレビ関係者によれば、『犬神家の一族』のヒロインや2番手以降のキャストがほとんど決定していないようで、このような非常事態になっている理由については、「今の加藤が主演するドラマに出ても、視聴率面はもとより、イメージが悪いと芸能プロダクションが判断したのではと、局内で不穏な空気が広がっています」
と語っています。
一方の週刊誌記者は、キャスティングが決まらないのはフジテレビ側の問題なのではないかと語っており、「一時の月9ドラマは視聴率低迷により、主演がまったく決まらず、放送直前にようやく企画が決定するほど、フジのドラマは芸能事務所から避けられていた。今回の『犬神家の一族』にしても、加藤との共演を避けたいという以前に、『フジのドラマに魅力がない』という部分が大きいのでは」
と憶測しています。
加藤シゲアキさんとの共演を拒否する役者が多いのか、それともフジテレビのドラマということで拒否されているのか、それとも何か別の理由があるのか真相は不明で、そもそもそれは本当の話なのかどうかも分からないのですが、これがもし本当だとすると異常事態ですね。
フジテレビのドラマは視聴率が低迷し、役者たちがイメージ低下などを懸念して出演を避けているといった話は数年前から出ており、それによって出演者がなかなか決まらず、西内まりやさんが主演で昨年1月期放送の月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』も、クランクイン直前にキャストが決まっていたことを出演者等が告白しており、その他の作品でもキャスティングに難航しているといった噂は複数出ています。
また、加藤シゲアキさんが近年出演した作品は数字が取れておらず、主演した『ゼロ 一獲千金ゲーム』は全10話の期間平均視聴率が6.6%、2番手で出演した『嫌われる勇気』も期間平均が6.5%という結果になっています。
そのため、キャスティングに難航していたとしても不思議ではありませんが、果たして良い役者を揃えることはできるのか、加藤シゲアキさんが“平成最後”に金田一耕助を演じ、どれほどの視聴率を獲得できるのか注目ですね。