年末年始特番の視聴率が2日に発表され、『第72回 NHK紅白歌合戦』の視聴率が過去最低の数字を記録したことや、『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ系)が予想通りの“大コケ”となったことなどが話題になっていますが、ニュースサイト『日刊大衆』は年末年始特番は明暗がハッキリと分かれる結果になっていたとし、年始放送のスペシャルドラマでは、嵐・二宮和也さんが主演した『潜水艦カッペリーニ号の冒険』(フジテレビ系)が大コケしていたことを明らかにしています。
『日刊大衆』によれば、12月29日に放送された嵐・松本潤さんが主演『99.9-刑事専門弁護士- 完全新作SP 新たな出会い篇』(TBS系)は、平均世帯視聴率が13.9%と好視聴率を記録し、民放各局がいま最も重要視しているコア層(13~49歳)の視聴率も高かったといいます。
ちなみに、『99.9』の劇場版は12月30日から公開がスタートし、初日の観客動員数は約22.9万人、興行収入は3億413万310円で、1月3日までの5日間の累計興行収入は9億6,276万6,860円、観客動員数は74万人超えとなっており、最終興行収入50億円を見込める大ヒットとなっています。
大晦日放送の『孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル』(テレビ東京系)は平均世帯視聴率6.1%、元日放送の『相棒 シーズン20 元日SP』(テレビ朝日系)は平均世帯視聴率14.5%、個人視聴率8.3%でした。
2日放送の綾瀬はるかさん主演『義母と娘のブルース 2022年謹賀新年スペシャル』(TBS系)は、平均世帯視聴率13.8%、個人視聴率は8.4%で、2020年放送の前作『義母と娘のブルース 2020謹賀新年スペシャル』が記録した16.0%には届きませんでした、連ドラ終了から3年以上が経った現在も高い数字を獲得しています。
3日放送の天海祐希さん主演『緊急取調室 新春ドラマスペシャル』(テレビ朝日系)は、平均世帯視聴率11.3%、個人視聴率6.8%でした。
そして、『緊急取調室』の裏では二宮和也さん主演の『潜水艦カッペリーニ号の冒険』が放送されたのですが、平均世帯視聴率が4.9%と大コケし、コア視聴率も低かったとのことです。
<↓の画像は、二宮和也さん主演ドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の写真>
フジテレビ系では毎年、年明けにはスペシャルドラマを放送しており、2020年と2021年には木村拓哉さん主演『教場』シリーズを2夜連続放送し、2020年の『教場』は第1夜が平均世帯視聴率15.3%、第2夜が15.0%、昨年放送の『教場Ⅱ』は第1夜が13.5%、第2夜が13.2%でした。
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』は、昨年の『教場Ⅱ』と比較して8%以上も数字を落としており、これについて『日刊大衆』の記事では制作会社関係者が、「演技派として知られる嵐の二宮さんだからといって、視聴者はなんでも見てくれるということはないことが明らかになりました。」「二宮さんの新たな挑戦は、スべってしまったと言えるかもしれません。」
と語っています。
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の前枠で放送された『VS魂2022 超豪華新春3時間スペシャル』には、『潜水艦カッペリーニ号の冒険』に出演の二宮和也さん、有村架純さんがゲスト出演しており、嵐ファンの間では放送前から大きな注目を集めていた作品でした。
レビューサイトで作品の評価を見てみると、二宮和也さんの演技などを評価する声が上がっていた一方で、ヒロインの有村架純さんの演技が微妙で、脚本・演出などもチープだったことから満足できなかったとの声も少なくありません。
二宮和也さんは2016年にも新春ドラマスペシャル『坊っちゃん』で主演しており、この作品では松下奈緒さん等と共演し、平均世帯視聴率は10.4%と、前年放送の嵐・櫻井翔さん主演『大使閣下の料理人』が記録した11.8%からダウンしていました。
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の視聴率が大コケした原因は、裏番組の影響などもあって単にリアルタイム視聴率が低かっただけなのか、それとも作品などに問題があったのかは不明ですが、前年から8%も数字を落として5%を下回っていたというのは驚きです。
二宮和也さんはジャニーズタレントの中では演技派として俳優としても高く評価され、今年4月期にはTBSの看板ドラマ枠・日曜劇場で主演予定との情報が流れており、そのドラマは家族をテーマにした作品で多部未華子さんと共演するとされ、スペシャルドラマは散々な数字だったものの、連ドラでは良い結果を残してほしいですね。