10月26日からスタートした嵐・相葉雅紀さん等が出演のバラエティ番組『木7◎×部(もくしちマルバツぶ)』(フジテレビ系 木曜19時)が視聴率獲得に苦戦し、早くも来年3月をもって打ち切り終了となる可能性が浮上しています。
『木7◎×部』は、『VS嵐』の後継番組『VS魂グラデーション』が9月をもって終了したことで先月からスタートしましたが、初回の2時間スペシャルは平均世帯視聴率が5.1%、平均個人視聴率は3.1%で、裏番組に倍近い差を付けられていました。
ニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』によれば、その後も視聴率は低迷を続け、各テレビ局がいま重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は、今月9日の放送回が2.0%、同16日は1.2%と非常に低く、番組の人気の低さを露呈していたとしています。
『VS魂グラデーション』も打ち切り前は世帯視聴率が4%、個人視聴率が2%前後、コア視聴率が大体2%台で推移しており、これと変わらない数字です。
そして、『木7◎×部』の内容に対してネット上では「めちゃめちゃつまらない」などと酷評する声もあるとし、「現代はテレビ不況の時代ですが、フジテレビは特に台所事情が厳しいと言われています。今秋からはまたしても多くの番組の予算がカットになり、最大で30%程度削減になる番組もあると言われ、未曽有の事態に直面している、とまで囁かれている。そんな余裕のない状況で、低視聴率の番組は続けられない。そしてもはや忖度する相手だったジャニーズが消滅しているのです。ここからさらに数字を落としていけば、櫻井さんの『SHOWチャンネル』と同じように来春打ち切りの可能性もゼロではないでしょう。そうなれば、嵐番組が“全消滅”ということに、なってしまいます」
と、制作会社関係者が語っています。
21日には『スポーツニッポン』(スポニチ)が、嵐の冠番組『嵐にしやがれ』の後継番組として『VS魂』と同じく2021年1月からスタートした、櫻井翔さんがMCの『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系 土曜21時)が来年3月で終了することを報じています。
『1億3000万人のSHOWチャンネル』は視聴率低迷に加えて、ジャニー喜多川さんの性加害問題により、スポンサーが付きにくくなっていることも終了の要因として挙げられているのですが、『木7◎×部』も同様に低視聴率や一連の騒動が原因で、今後スポンサー離れが起きたとしても不思議ではないですね。
ただ、各テレビ局はジャニー喜多川さんの性加害問題が大きな波紋を拡げて以降も、積極的に旧ジャニーズタレントを起用しており、事務所との関係に変化が見られないことから、さすがに半年足らずで番組を打ち切ることはせずに、『VS魂』のようにリニューアルを重ねて延命をするのではないかと思いますが、来年3月で“嵐枠”が完全消滅となってしまうのでしょうか…。