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日テレの土曜ドラマ枠と『嵐にしやがれ』放送入れ替えの理由、ジャニーズ事務所の気遣いや視聴率と関係が?

『嵐にしやがれ』放送時間変更の裏事情、視聴率低迷でテコ入れ? ジャニーズ事務所のゴリ押し? 日本テレビ土曜ドラマ降格に憶測

俳優・堤真一さん主演のドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系 土曜21時)が14日からスタートし、初回平均視聴率は12.9%(関東地区)を記録して好スタートを切りましたが、同日放送の後番組『嵐にしやがれ』(土曜22時)内で、4月から番組の放送時間が土曜21時に変更されることが発表され、土曜ドラマは22時に枠を移動することが明らかとなりました。

これによって、土曜日のゴールデン帯(19時~22時)は来年4月から、19時台が『天才!志村どうぶつ園』、20時台が『世界一受けたい授業』、21時台が『嵐にしやがれ』と、バラエティ番組が3本続くことになりました。

<4月から土曜21時放送に変更の『嵐にしやがれ』>

日本テレビは、日曜日の19時台に『ザ!鉄腕!DASH!!』、20時台に『世界の果てまでイッテQ!』、21時台に『行列のできる法律相談所』を放送して高い数字を獲得しています。

そのため、この流れを土曜日にもと考えて『嵐にしやがれ』を1時間繰り上げたのではないかとみられているのですが、これにはある裏事情があるという噂が囁かれているとニュースサイト『デイリーニュースオンライン』は報じています。

土曜ドラマ枠の歴史は古く、1969年10月期より「土曜グランド劇場」(土曜21時30分)として放送がスタートし、1973年より現在の21時からの放送となりました。

同枠ではこれまでに、『家なき子2』、『金田一少年の事件簿』シリーズ、『銀狼怪奇ファイル』、『サイコメトラーEIJI』、『蘇える金狼』、『伝説の教師』、『明日があるさ』、『女王の教室』、『野ブタ。をプロデュース』、『ごくせん』(第2期と第3期)、『怪物くん』、『妖怪人間ベム』などが放送され、数多くのヒットドラマを生み出した人気枠で、4月以降にドラマ枠が廃止となるわけではないものの、放送時間が1時間遅れることに対してネット上では、否定的な声も多く上がっています。

『デイリーニュースオンライン』の記事によると、放送時間の変更は寝耳に水状態だった関係者も多かったそうで、「何らかの内部事情で大きな作用が働いての“テコ入れ”だったのでは」と噂になっているとのこと。

これについてテレビ局関係者は、「『嵐にしやがれ』は、視聴率が軒並み一桁台に低迷しており“嵐じゃなきゃとっくに打ち切りになっている”との声は絶えません。そこで、放送枠変更というテコ入れに踏み切ったようなのですが、どうやらそこにはジャニーズへの“気遣い”があったようなのです。このままでは、嵐に“低視聴率グループ”のレッテルが貼られてしまう。そこで、前番組からの視聴者をそのままひっぱれる放送枠に移動させた」といった裏事情を明かしています。

この決定に対して、局内からは不満の声が噴出しているといい、さらに「枠を移しても今のままでは『嵐にしやがれ』の視聴率が伸びるわけがない」というのが大方の予想とのこと。

また、ニュースサイト『アサジョ』も同様の記事を報じており、日本テレビ関係者は「これこそ事務所のゴリ押し」と頭を抱えているといい、「これだけ低迷が続けば、通常なら打ち切りとなってもおかしくない。それなのに9時台に変更なんてありませんね。その裏には昨今“嵐推し”が激しいジャニーズ事務所からの意向が見え隠れします。」「しかし、視聴者はつまらなければ簡単にチャンネルを替えますよ」と語っています。

ジャニーズ事務所への気遣いによって『嵐にしやがれ』の放送時間が繰り上げられたのか、局内からも不満の声が噴出しているのかどうか真相は定かではありませんが、土曜ドラマ枠が22時台に移動となることを知らなかった関係者がいたのはどうやら本当のようです。

同局のドラマ制作部所属などに所属するプロデューサー・河野英裕さんは14日に枠移動が発表されると、自身のツイッターを更新し「日本テレビ土曜ドラマの放送時間が変わることをテレビ見て知った。嵐がはしゃいでた。びっくりした。ドラマ作ってる自分よりバラエティや他部署の人たちの方がずっと早く知っていたと思うと、どんだけ自分がダメだかわかる」とツイートしていました。

<↓の画像が、実際のツイート(すでに削除済み)>

ちなみに、河野さんは土曜ドラマ枠で放送の『野ブタ。をプロデュース』、『Q10』、『妖怪人間ベム』、『ど根性ガエル』などを担当した方です。

『嵐にしやがれ』のテコ入れ目的で放送時間を繰り上げた、嵐の番組でなければ打ち切りになってもおかしくないなどと叩かれているのですが、今期放送の『スーパーサラリーマン左江内氏』は初回12.9%と好視聴率を記録したものの、土曜ドラマは以前と比較すると数字が取りづらくなっています。

昨年放送のドラマを見てみると、10月期放送の唐沢寿明さん主演『THE LAST COP/ラストコップ』は初回8.6%(全10話の期間平均8.3%)、昨年7月期放送の黒島結菜さん主演『時をかける少女』は9.4%(全5話の期間平均6.7%)、4月期放送の福士蒼汰さん主演『お迎えデス。』は10.3%(全9話の期間平均7.9%)でした。

1月期放送のKAT-TUN・亀梨和也さん主演『怪盗 山猫』については、14.3%(全10話の期間平均10.6%)とまずまずの数字だったものの、明らかに数字が低迷しているため降格もしょうがないのではないかと感じます。

一方で『嵐にしやがれ』については、以前と比べて数字が低迷しているのは事実ではあるものの、昨年放送分の数字を見ると大体8~11%台で推移しており、土曜ドラマよりも高い数字を記録している回も多いことから、そうした部分を考慮して21時台に繰り上げたのではないかと思います。

ですが、1時間繰り上げても効果がみられない可能性は十分あり、そうなった場合には土曜ドラマファンらからは再び批判の声が上がることになるでしょうね。

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