TOKIOが出演する人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系 日曜19時)が13日に放送され、番組の平均視聴率が20.8%(関東地区)、瞬間最高視聴率は23.7%を記録していたことが明らかになりました。
『ザ!鉄腕!DASH!!』が放送されるのは4月22日以来3週間ぶりで、山口達也さんが起こした強制わいせつ事件が発覚後、初の放送ということで大きな注目を集めていました。
13日放送の番組冒頭では、5月1日から番組内の企画「新宿DASH」と「DASH海岸」、4日から「DASH島」のロケが再開したことが報告されました。
「DASH島」は、TOKIOのメンバーたちがこれまでに得た知識や技術を生かして無人島を開拓し、「小さな日本」を作ることを目指す企画で、現在は製鉄を行うための反射炉建設などを行っているのですが、DASH島を訪れた長瀬智也さんは、反射炉建設指導(築炉マイスター)の本勝照雄さんや協力者たちに対して、「皆さん、色々とご迷惑、ご心配をお掛けして、すみません。突然で、申し訳ないです」と頭を下げて謝罪しました。
また、2000年からスタートした「DASH村」では、山口達也さんの事件発覚から4日後の4月29日に、TOKIOのリーダー・城島茂さんと国分太一さんがスタッフと協議する場面が放送されたほか、それから10日が過ぎた5月10日に、城島さんがDASH村がある福島を訪れる姿が放送されました。
<↓の画像は、13日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』で流れたスタッフとの会議シーン>
城島茂さんはDASH村の農業を協力してくれている農家を訪問し、正座して涙ながらに謝罪する姿が放送されたほか、農家の人たちも涙を流しながら城島さんを激励し、「今まで津島で何年もやって、震災でも、原発事故でも、一緒に逃げて、苦労してやってきたんだから、ここで終わらせない」「またみんなで一緒にあの米を育てていく。そういう気持ちでみんな集まっています」などと語りかけていました。
そして、番組最後には近日中に謝罪の様子の詳細を放送すると予告し、番組は終了しました。
<↓の画像は、城島茂さんが涙ながらに謝罪していたシーン>
なお、番組では2012年からスタートした「DASH島」のこれまでを振り返るVTRなども放送されたのですが、そのVTRでは山口達也さんの姿は全てカットされており、あの事件について触れる場面もありませんでした。
この日の番組放送前には、『ザ!鉄腕!DASH!!』や山口達也さんが司会を務めていた『幸せ!ボンビーガール』などを担当するプロデューサー・島田総一郎さんが自身のツイッター上で、「揺れ動く感情、交錯する気持ち、そして…未来への強い意志。僕たちテレビ屋が表現する手段は、当たり前だけど、テレビ番組だけなのです。ザ!鉄腕!DASH!!が歩み続けるために、強く踏み出すために、今度の放送はその“道標”となります。」
とツイートしていました。
<↓の画像が、『ザ!鉄腕!DASH!!』スタッフのツイート>
番組終了後には、「観てくださった皆さん、様々な角度からの感想、その全てに感謝してます。大事な友も、想いを受け取ってくれました。また来週から、無人島に東京湾、大都会、全国の田畑、そしてカレーを巡る冒険が始まります!笑顔で汗かきながら旅は続きます。皆さんにもお付き合い頂ければ幸いです!」
とツイートしています。
ディレクターの齋藤慎一さんも番組放送前にツイッター上で、「日曜日、DASH島あります。ザ!鉄腕!DASH!!やります。今のボクらにできる番組、ボクらにしかできない番組になります。いろいろありますけど、放送するからには純粋に楽しんでいただきたいです。笑っていただきたいです。」
と告知していました。
そして、13日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に対してネット上では、
- 観ててリーダーの悲痛な顔と如何に周囲の人に迷惑をかけたのかよく分かった。残された4人のメンバーを応援してます。
- 亡くなった明雄さんや福島の方の為にも番組関係なく残りのメンバーには引き続き携わって欲しい
- 過去の山口まで消し去る必要はないと思うんだけどな。山口あっての鉄腕DASH。それはみんなもわかってるはずだ。
- 何故メンバーだけが謝罪し続けるのか、、事務所は紙切れ一枚で収束したと思っているのかね。
- 今後も福島復興に関わって行くのであれば山口君は時間ができた分、DASH村やDASH島含めてボランティアベースでカメラの回っていないところで縁の下の力持ちとして貢献すればいいと思う。それが再起への足がかりにもなるのでは…
- やっぱり鉄腕DASHで元メンバーの山口達也がやって来た功績は凄い。いつもなら家族で笑いながら見れてたけど、今日のDASHは複雑な心境で見てた。ナレーションの言葉にもいろんな意味、気持ちが伝わってきた。最後の農家さんの言葉には泣けた。正直言って山口達也が居ないDASHは見てて辛い。大変だと思うけど4人で頑張ってほしい
- 最後の専次郎さんの言葉、泣きました。明雄さんいたら本当に言っていそうだし、その言葉が頭の中で明雄さんの声に変換されて泣けた。TOKIOの冠番組と言う次元を越えている。とにかく、DASH海岸、DASH島、新宿DASH、そして新男米と出張DASH村、続けられる限りやって欲しい。TOKIOとスタッフや協力してくれてる一般の方との絆を強く感じました。来週からも見ます。
などのコメントが寄せられています。
14日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)では、司会の小倉智昭さんが13日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』を視聴したことを明かし、「何もそこまでやって見せることはないんじゃない?」と思ったことや、山口達也さんの姿が全てカットされていたことに対して疑問を抱いたことを明かしていました。
山口達也さんが起こした事件と『ザ!鉄腕!DASH!!』は無関係であるため、メンバーたちが関係者たちに対して、頭を下げて謝罪する場面を放送する必要があったのかどうかは意見が分かれるところかと思いますが、あの騒動を完全スルーすることには違和感があるため、企画を継続していくためにはメンバーたちが謝罪する姿を放送したのは間違っていないのかなと個人的には感じます。
また、山口達也さんの登場シーンをカットしていた件も賛否両論となってはいるのですが、6日付けでジャニーズ事務所を退所しているほか、まだあの騒動は物議を醸している状況にあるため、編集でカットするのは仕方のないことだったのではないかと思います。
ネット上の反応を見てみると、番組に対して厳しい意見も多く上がっているのですが、4人で力を合わせて頑張って欲しいという意見が非常に多くみられるので、これまで番組に大きく貢献していた山口達也さんを失い、相当大きなダメージを受けているかと思いますが、企画に協力してくれている方々と共に、今後も様々な挑戦をしていってほしいと思います。