『週刊ヤングジャンプ』で連載中の人気漫画『ゴールデンカムイ』の実写映画化(公開日未定)が発表され、まだ明らかになっていない配役を巡って予想や憶測が飛び交う中で、『日刊ゲンダイ』は主演候補としてジャニーズタレントの名前も挙がっていると伝え、ネット上で物議を醸しています。
『ゴールデンカムイ』は明治末期の北海道・樺太を舞台に、先住民・アイヌ民族が秘蔵していた金塊を巡ってサバイバルバトルを繰り広げる内容で、2014年8月からヤンジャンで連載がスタートし、コミックス(既刊29巻)の累計発行部数が現時点で1,900万部を突破しており、2018年にはアニメ化され、今年10月期に最新作の第4期が放送予定となっています。
ちなみに、原作者の漫画家・野田サトルさん(本名=野田智)は北海道中部の北広島市出身で、ゴールデンカムイの主人公である元大日本帝国陸軍兵士・杉元佐一の名前は、日露戦争にも従軍した曽祖父から名前を取ったそうです。
そんな主人公・杉元佐一の配役を巡ってネット上では、体格や雰囲気などから元『TOKIO』の長瀬智也さんが適役との声が多く上がっており、他に小栗旬さん等の名前も挙げられています。
ヒロインのアイヌの少女・アシリパ役は、橋本環奈さんが適役との声が多いほか、『ゴールデンカムイ』はガタイの良いキャラクターが多いことから、様々な作品で鍛え上げた肉体を披露している鈴木亮平さん等も出演するのではないかと予想が盛り上がっています。
<↓の画像は、ゴールデンカムイの主人公・杉元佐一とヒロイン・アシリパの写真>
そうした中で日刊ゲンダイは、ネット上で「ゴールデンカムイ実写版、全員ジャニーズでやるのかな?楽しみで仕方ないなあ」との声も上がっているとし、主人公の配役に関しては、「元ジャニーズの長瀬智也や元『V6』のメンバー岡田准一の名前もあがっているが、主人公・杉元の年齢は20代と推定されることから、『なにわ男子』、『Snow Man』、『SixTONES』のメンバーが有力視されている。ネット上で圧倒的人気なのは、『Snow Man』のメンバー岩本照で、“ゴールデンカムイ実写化と聞いて驚愕しているんだけど、どうにかして3次元超えした肉体を持つ岩本照をねじこめないか考えてる”などと熱望されている。」
と、若手のジャニーズタレントが起用される可能性があるとしています。
さらに芸能ライターは、「予想合戦にあがるジャニーズのメンバーは、鍛え上げられた筋肉に年齢や身長、イケメン度も杉元のイメージに近い。岩本照以外なら、『なにわ男子』の大橋和也、『SixTONES』のジェシーがあがっています」
と伝えています。
<↓の画像左から、Snow Man・岩本照さん、なにわ男子・大橋和也さん、SixTONES・ジェシーさんの写真>
日刊ゲンダイはこのように報じているのですが、実写版『ゴールデンカムイ』の有力主演候補として、複数のジャニーズタレントの名前も挙げられていることにネット上では、
- ジャニーズは好きだけど、金カムファンとしては絶対にジャニーズにはやって欲しくない。
特にタイトルの3グループは絶対無理でしょ。そんなアクション出来る人が若手には居ると思えない - ジャニーズや坂道系をキャストに起用するのは、原作ファンへの裏切り
- こういう系のドラマや映画にはジャニーズとかが必ず出るね。ヒットしてる作品って、意外とキャストってしっかりと決めてるのに、安易に上記のキャストになると…
- 福田雄一監督ならアシリパはハシカンさんでしょうね。福田監督以外が監督なら、坂道でしょうね。
で、主演はジャニーズか山崎賢人さんか菅田将暉さんでしょうね - 長瀬智也なら文句無しだけど、若いジャニーズ当て込むのは違うよなぁ。実績、実力がないと作品はダメになるし、役者も浮く。
なんでもかんでも流行りには若者の流行りをぶつければ良いってエンターテイメントやめようよ。 - キャストは原作者込みで考えてほしいな。目先の人気者をキャスティングして 炎上とかが一番良くない
ちゃんとしたもの作れば人気が出て 続編などと繋がるから そーいう方面で利益考えたほうがいいと思うな。 - ジャニオタですが、これは岩本くんでも無理だと思う。細い。大橋くんは論外。小さい。
ビジュアル的に可能性があるのはジェシーぐらいかな。ハーフだから、鍛えて体を大きくできる可能性は純日本人よりはあるはず。
もともと顔に華はあるし、『ターザン』表紙で見事に腹筋を割る根性はみせたし。 - 厳つく無骨なキャラばかりの作品なので、今どきのシュッとしているジャニーズの面々は絶対にやめておけと思う。
現代劇ではないので、演技力もそこそこにないとあっという間に駄作になるだろうし。
名前が出ている中で違和感がなさそうなイメージなのは岡田准一くらいだけど、メインキャラはみんな身体がデカい感じなので、小柄な彼はやはりそこには当てはまらないと思う。
などの声が上がっています。
ゴールデンカムイの実写映画化が発表された直後から、ジャニーズタレントを含めた配役予想が盛り上がっており、主人公に関しては長瀬智也さんの名前を挙げる原作ファンが多く、なるべく原作のイメージを壊さない配役に期待されています。
そうした中で日刊ゲンダイが名前を挙げている若手ジャニーズタレントは、一部の熱狂的ファンが期待を込めて挙げているものとみられ、多くのファンを抱えていて人気が高いとの理由で、演技力やキャラクターのイメージなどは二の次で起用した場合には大炎上必至で、興行収入も大コケとなる可能性が高まります。
過去には、人気俳優の山崎賢人さんを主演に起用し、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を実写映画化しましたが、配役などを含めて原作ファン等の間で物議を醸し、最終興行収入は9.2億円と大コケ、この作品は「第1章」と銘打ち続編製作を見据えていましたが、この結果を受けて続編は白紙となりました。
ちなみに、この作品でメガホンを取った三池崇史監督は、過去に嵐・櫻井翔さんを主演に起用した実写版『ヤッターマン』で、最終興行収入31.4億円のヒットを記録したものの、伊藤英明さん主演の実写版『テラフォーマーズ』も酷評が相次ぎ、最終興行収入は7.8億円で続編計画が白紙となっています。
長編の『ゴールデンカムイ』も恐らく、続編も視野に入れて実写映画化するのだと思いますが、脚本や演出はもちろんのこと、キャスティングも非常に重要なので、少しでも多くの原作ファンが納得するような配役となっていることにも期待したいです。