『新しい地図』として新曲『雨あがりのステップ』をリリースした稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが出演のオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が6日から2週間限定公開されており、国内映画ランキングで8位に初登場したことが明らかになりました。
7・8日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)によると、全国86館という小規模の公開ながら週末2日間の観客動員数は5万2,673人、興行収入は7,041万3,400円。
公開初日の6日を含めた公開3日間の興行成績は、観客動員数8万7,528人、興行収入は1億1,617万9,600円。
『クソ野郎と美しき世界』で毎日更新されている9日までの動員数は99,608人で、目標とする15万人動員まで残すところあと約5万人となっています。
<6日から2週間限定公開の映画『クソ野郎と美しき世界』>
7・8日の全国映画動員ランキングTOP10(興行通信社提供)
- 1位:『リメンバー・ミー』動員数22万3,866人、興行収入2億9,867万円、公開スクリーン数371館
- 2位:『ボス・ベイビー』動員数19万2,000人、興行収入2億4,300万円、公開スクリーン数322館
- 3位:『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』動員数18万人、興行収入2億7,200万円、公開スクリーン数・351館
- 4位:『映画ドラえもん のび太の宝島』動員数15万7000人、興行収入1億9000万円、公開スクリーン数370館
- 5位:『グレイテスト・ショーマン』公開スクリーン数374館
- 6位:『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』公開スクリーン数281館
- 7位:『ちはやふる -結び-』公開スクリーン数307館
- 8位:『クソ野郎と美しき世界』動員数5万2,673人、興行収入7,041万3,400円、公開スクリーン数87館
- 9位:『映画プリキュアスーパースターズ!』公開スクリーン数213館
- 10位『映画 きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』動員数3万3,162人、興行収入3,697万6,720円 公開スクリーン数120館
そして、ニュースサイト『日刊サイゾー』によると、公開規模を考えると『クソ野郎と美しき世界』のオープニング成績は上々と言える結果で、最終的な興行収入は2~2.5億円程度になるのではないかとしています。
また、この映画では爆笑問題・太田光さん、映画監督の園子温さん、劇作家でCMディレクターの山内ケンジさん、映像作家・児玉裕一さんの4人がそれぞれ1本の短編作品で監督・脚本を務めており、キャストは元SMAP3人のほかに、浅野忠信さん、尾野真千子さん、新井浩文さん、馬場ふみかさん、満島真之介さん、でんでんさん、古舘寛治さんなどが出演しているのですが、興行収入が2億円程度でも十分に元が取れるのではないかとのことです。
その理由は、3人が所属するSMAPの元チーフマネージャーで『CULEN(カレン)』の代表を務めている飯島三智さんが、人脈を駆使し制作スタッフや監督たちを集めており、ギャラは“お友達価格”に抑えられているといい、それに加えてメディアを使った大体的なPRも無かったことで宣伝費もあまり使っていないため、目標動員として掲げている15万人に届かなくても映画としては成功と言えるそうです。
このように報じられている『クソ野郎と美しき世界』ですが、作品自体の評価はどうなのか映画の情報・レビューサイト『Yahoo!映画』で確認してみると、10日23時の時点でユーザー評価の平均点数は【3.41点(5点満点中)】となっています。
全体のレビューを見ると5点満点が半数近くとなっているのですが、その一方で1点という厳しい評価を下しているユーザーも少なくないというのが現状で、全体的に内容が薄っぺらく映画としては微妙、SMAPのファン以外には楽しめないなどといった声も多く見受けられます。
興行的な面で見ると成功と言える一方で、1つの映画として見ると賛否が分かれる内容となっているようなのですが、この作品自体は話題作り的な要素も多いとみられるので、今後3人それぞれが出演する作品に期待したいところですね。