KinKi Kidsのデビュー20周年記念として、20年ぶりに放送されたスペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市2017』(日本テレビ系 金曜21時)の平均視聴率が10.0%(関東地区)だったことが明らかになりました。
『ぼくらの勇気 未満都市』は、KinKi Kidsがデビューした1997年10月期に放送された堂本光一さん(38)と堂本剛さん(38)のW主演ドラマで、主題歌に起用されたKinKi Kidsの2ndシングル『愛されるより愛したい』は、累計売り上げ枚数が160万枚超えという大ヒットを記録しました。
また、初回平均視聴率は18.4%、第2話は17.0%、第3話は15.6%、第4話は14.8%、第5話は17.6%、第6話は16.6%、第7話は16.8%、第8話は16.2%、第9話は18.1%、第10話(最終回)は17.4%、全10話の期間平均視聴率は16.8%と好視聴率を記録した作品でした。
最終回では、主人公の2人が「20年後、またこの場所で会おう」という約束をしており、今回20年ぶりに放送された続編でその約束が果たされており、当時出演していた嵐の相葉雅紀さん(34)、松本潤さん(33)、矢田亜希子さん(38)が出演したほか、すでにジャニーズ事務所を退所している元人気ジャニーズJr.の小原裕貴さん(37)も特別に、今回限りの芸能界復帰を果たしてドラマに出演しており、ジャニーズファンの間で大きな注目を集めていました。
しかし、今回放送された続編の視聴率は10.0%とギリギリ2ケタで、期待外れの結果だったとニュースサイト『サイゾーウーマン』は報じています。
ドラマが放送される前の17日~20日深夜に『ぼくらの勇気 未満都市2017 カウントダウンSP』を放送するなど、日本テレビも20年ぶりの続編告知に力を入れていたものの、平均視聴率が10.0%という結果を受けてネット上では、
- あんなに宣伝してたから、もっと数字が伸びると思ってた
- 一部の世代には懐かしいけど、それ以外にはサッパリだったってことかな
- キンキや嵐、小原くんの共演は楽しめたけど、脚本はつまらなかった
といった声がファンからも上がっていたと伝えています。
また、日本テレビ側は今回の結果をどう受け止めているかについて、テレビ局関係者は「以前から業界内でいわれていた“ジャニーズと日テレの癒着関係”が、今年になってより顕著になってきています。土10ドラマの主演が3期連続ジャニーズなのもそうですが、『未満都市』復活は、まさにその象徴といった印象。日テレ的には“ジャニーズ接待のドラマ”でしょうね。ただ、局としても視聴率には期待していただけに、この結果には内部からも落胆する声が出ているようです」と語っています。
このようなネガティブな声も上がっているのですが、今回の続編ではKinKi Kidsの2人がそれぞれ過去に主演した土曜ドラマ作品の決めセリフを披露するシーンなどがあり、ファンを喜ばせていました。
ドラマのエンディングロールが流れる中、弁護士になった堂本剛さん演じるタケルが法廷のシーンで、「謎はすべて解けた」「じっちゃんの名にかけて!」というセリフを言うシーンがあり、これは1995年から放送された『金田一少年の事件簿』の決めセリフでした。
<↓の画像が、堂本剛さんが『金田一少年の事件簿』の決めセリフを披露していたシーン>
また、中学校教師になっている堂本光一さん演じるヤマトが、科学の授業中にテスラコイルの原理を生徒たちに説明し、キメ顔を作って「オレに不可能はない!」というシーンがあり、これは1996年1月期放送の『銀狼怪奇ファイル』の決めセリフでした。
<↓の画像が、堂本光一さんが『銀狼怪奇ファイル』の決めセリフを披露していたシーン>
この2作品と『ぼくらの勇気 未満都市は、映画監督・演出家の堤幸彦さんが演出などを手掛けており、この他にもコンビニの商品の中に「カナシミブルー」「夏模様シュークリーム」といったKinKi Kidsの楽曲タイトルが登場したほか、缶詰に「20th Anniversary」という表記もありました。
さらに、「Hey!みんな元気かい?」「ジェットコースターピザ」「Secret Code」「Harmony of December」「青の時代」「少年硝子」「薔薇太陽」「スワン」「ボクの背中には羽根がある」など、KinKi Kidsに関連したワードが様々な場面で登場し、小ネタ満載の仕掛けにKinKi Kidsファンからは、
- ミネラルウォーターにカナシミブルーww
- 小ネタ探すの楽しい!
- 小ネタがありすぎてそっちが気になっちゃう(笑)
- メニューに青の時代発見!
- 小ネタがすごい…愛にあふれてる
などと喜びのコメントが多く上がっており、2000年にジャニーズ事務所を離れ、芸能界も引退した小原裕貴さんの出演も視聴者を喜ばせ、
- 小原くんに感動
- 伝説のジュニアだ!
- 相変わらずイケメンだ
- 歳の取り方が素敵
という声も上がっていました。
<↓の画像が、『ぼくらの勇気 未満都市2017』に出演した小原裕貴さんの写真>
<↓の画像は、20年前の小原裕貴さんの写真>
20年前に放送された作品ということもあり、残念ながら視聴率はイマイチ伸びず、ギリギリ2ケタという結果になってしまったのですが、KinKi Kidsや小原裕貴さんらのファンは大満足の作品になっていたようです。
日本テレビ系ではジャニーズタレントのドラマが多く放送されており、日本テレビとジャニーズ事務所の癒着関係に批判の声も多く上がっているのですが、今後何かのタイミングで『金田一少年の事件簿』や『銀狼怪奇ファイル』など、過去に人気が高かった作品の続編を見てみたいですね。