情報番組『情報プレゼンター とくダネ！』（フジテレビ系 平日午前8時）が、来年3月末をもって打ち切り終了することを30日発売の週刊誌『週刊文春』が報じることが先日判明し、後番組にも大きな注目が集まる中でニュースサイト『日刊大衆』は、番組MCとして関ジャニ∞・村上信五さん(38)の名前が挙がっていることを報じています。
『日刊大衆』の記事では制作会社関係者が、『とくダネ！』の後番組MCとして村上信五さんの名前が挙がっていると証言しており、「村上はフジテレビ系『東京2020オリンピック』のMCに就任することが決まっていました。来年の五輪開催も現状では不透明ですが、フジテレビとしては五輪開催を前に局の顔になってもらいたいという思いもあるでしょう」
と語っています。
＜↓の画像は、東京五輪・メインキャスターに起用されていた村上信五さんの写真＞
そんな村上信五さんは司会者として活動の幅を拡げており、『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系）、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』（関西テレビ）、『NHK杯 輝け‼全日本大失敗選手権大会』（NHK総合）、『FNS27時間テレビ』（フジテレビ系）などの番組でMCを務めており、スポーツ番組のMCを務めることも多く、フジテレビの東京五輪メインキャスターにも起用されていました。
そして、『とくダネ！』の後番組MC候補として村上信五さんが浮上したのは、番組の若返りを目指していることも理由の1つだそうで、「フジテレビとしては、番組の若返りを図りたいという思惑もありそうです。日本テレビは10年以上前から、広告スポンサーがCMを打ってくれる10～50代ぐらいまでを対象にした番組しか作らないという方針を掲げていました。フジテレビもだいぶ遅れてではありますが、最近になって若年層をターゲットにする方針に切り替えました」
としています。
実際に、フジテレビの遠藤龍之介社長は5月に出したコメントで、「フジテレビでは4月より、『13歳～49歳の男女（弊社ではキー特性と呼びます）』の視聴率をより重視していく方針で臨んでおります」としていました。
来年3月末をもって打ち切り終了となる『とくダネ！』は、2014～2016年にかけて平日午前8時台の番組として民放トップの年間視聴率を記録していたのですが、2017年に『羽鳥慎一モーニングショー』（テレビ朝日系）が逆転し、同番組は2017年の年間平均視聴率が8.0％、2018年は9.1％、2019年が9.4％と右肩上がりとなっています。
＜↓の画像は、民放1位を独走中の『羽鳥慎一モーニングショー』のMC・羽鳥慎一アナ、斎藤ちはるアナの写真＞
また、『羽鳥慎一モーニングショー』は年度視聴率（前年4月～今年3月）が2016年度から4年連続民放トップで、2019年度は平均9.6％（前年度9.3％）を記録し、『あさイチ』（NHK）を抜いて初めて全局トップとなりました。
このように『羽鳥慎一モーニングショー』の独走状態がしばらく続いており、一方の『とくダネ！』は『スッキリ』（日本テレビ系）にも抜かれて民放3位まで落ち、そこで村上信五さんを起用し若い層の視聴者を新たに獲得し、まずは『スッキリ』超えを目指すようです。
前出の番組制作関係者は、「『とくダネ！』の終了までまだ半年以上あり、実際、村上に新番組のMCのオファーをするかどうか含めて、これから詰められていくのでしょう。ただ、コロナ禍でCM収入激減が必至の中、フジテレビとしては、抜本的な改革が待ったなしで迫られている状況と言えそうです」
としています。
果たして、本当に村上信五さんを起用するかどうかはまだ分かりませんが、フジテレビは村上さんの司会力をかなり高く評価している様子で、2015～2017年には冠番組『村上信五とスポーツの神様たち』、2017年からはビートたけしさんと共に『FNS27時間テレビ』のMCに起用、そして東京五輪のメインキャスターに抜擢しました。
こうした番組起用などから、『とくダネ！』の後番組MCに起用したとしても全く不思議ではありません。
ただ、コテコテの関西弁で話す村上信五さんの司会者としての評価は賛否両論で、東京五輪のメインキャスターに起用された際にもファンからは歓喜の声が上がっていた一方、ファン以外の間では否定的な声も多く上がり、ネット上では物議を醸していました。
そのため、『とくダネ！』の後番組起用した場合には、さらに視聴率を落としてしまうのでは…という心配もありますが、このまま村上信五さんが起用となるのかに注目したいですね。