NHKの魚住優アナウンサー(うおずみ・ゆう 34歳)が15日放送の情報番組『あさイチ』(NHK 月~金曜午前8時15分)に出演し、女優・浅野温子さん(あさの・あつこ 57歳)の長男であることが明らかにされる場面があり、視聴者らの間で大きな反響を呼んでいたのですが、週刊誌『週刊文春』は、このタイミングで2世アナであることをカミングアウトした理由を報じています。
15日放送の番組では、今年4月から『あさイチ』のリポーターを務めている魚住優アナが、現在若者たちの間でブームが起きている1990年代のファッションを取材し、当時流行したスタジャン姿で登場しました。
<↓の画像が、15日放送の『あさイチ』出演の魚住優アナの写真>
そして、魚住優アナが「古着屋でもこの世代、90年代のファッション人気。タンスに眠っている物が売れるかもしれない」と紹介すると、司会の博多華丸・大吉の博多大吉さんは「そういう意味では魚住君はサラブレッド中のサラブレッドだから」と返し、魚住アナは「トレンディってやつですかね」と応じました。
このやり取りに対して、ゲストのお笑いコンビ『エレキコミック』のやついいちろうさん、女優・伊藤沙莉さんがキョトンとした様子でいると、博多大吉さんが「お母さん、言っていいんでしょ?」と、魚住優アナに確認をした上で「浅野温子さんですよ」と明かし、このカミングアウトにゲストの2人は驚いて絶叫していました。
驚きを隠せないやついいちろうさんがその後も、魚住優アナに改めて「浅野温子さんなんですか!」とツッコミを入れると、博多華丸さんは「ちょっと、やって」と、浅野温子さんのモノマネをリクエストしました。
これに対して魚住優アナは、ワンレングスのヘアーを手でかき上げる浅野温子さんのモノマネを披露し、さらにやついいちろうさんから「どのへんに遺伝子が…」と指摘されると、「どこにもないですよね」と自虐的に語っていました。
『あさイチ』でこのように浅野温子さんの息子であることがカミングアウトされ、一躍注目を集めることになった魚住優アナは、慶應大学卒業後の2007年に一度『日刊スポーツ』へ就職したものの1年足らずで退職し、2008年にNHKへ入局しました。
1年足らずで『日刊スポーツ』を退社し、NHKへ入局した理由については、「様々な分野の人と触れ合い、それをテレビやラジオを通じて多くの視聴者に伝えることに魅力を感じて」としています。
初任地は岡山放送局で、2009年~2011年まで岡山・香川地区の地上デジタル放送推進大使を務め、2012年4月に岩手・盛岡放送局へ異動し、2016年3月に東京へ異動後は、平日夕方の報道・情報番組『ニュース シブ5時』でリポーターを担当、4月からは『あさイチ』を担当しています。
一方のプライベートでは、東京都内の化粧品メーカーに勤務する同い年の一般女性と4年以上交際し、昨年9月に結婚、同12月までに挙式を行っていたことが今年1月に『日刊スポーツ』によって報じられました。
『週刊文春』の記事ではNHK関係者が、魚住優アナは人当たりが良くて局内でも好感度が高いと明かし、フリーに転身後に活躍している堀尾正明アナに風貌が若干似ていることから、バラエティ番組もこなせる“第2の堀尾”として期待されているといいます。
そんな魚住優アナはこれまで、浅野温子さんと親子であることを自ら大々的には公表しておらず、なぜ入社から10年で公表に至ったのか理由が気になるところですが、放送記者はカミングアウトの理由について、「有働由美子の降板後、伸び悩む『あさイチ』の打開策として、主婦層にインパクトのある浅野の名を、息子了承のもと公にしたとの見方がもっぱら。母子共演も、NHKならまんざら不可能ではないでしょう」
と語っており、今後番組で共演の可能性もあるとしています。
これに対してネット上では、
- 七光りなしに元々面白いけどね、魚住アナ。シブ5時で松尾アナとよくバトルしてたな。
NHKも意外と世襲アナいるよな。勿論民放みたいにはおっぴらにしないけど。 - 子供がいた事は知っていました。けど家庭の匂いが全くしない女優さんだった。
浅野温子さんがどんな子育てをしてきたのか、今更ながら知りたいです。 - 伸び悩んでいるの?いまのメンバーにすっかり馴れて逆に好きになったよ。
- 浅野温子ってプライベートを一切売りにしなかったんだよね。私生活が謎なのも魅力だった。
- NHK岡山放送局に入っているときに全国的に話題になったし、地方放送局で民話の語り特集した時に一部共演してたし、秘密にしてるとは思ってなかった。秘密だったことに驚いた
などのコメントが寄せられています。
魚住優アナが浅野温子さんの息子であることは、2008年11月の時点で『サンケイスポーツ』によって報じられているのですが、当時NHK広報部は取材に対して、「家族関係等プライベートに関わることについては回答を控えたい」としていました。
浅野温子さんはこれまで私生活を公にしない主義だったそうで、1983年にコピーライターの魚住勉さん(うおずみ・つとむ 71歳)と結婚した経緯も未だに分かっていないほどだといいます。
<↓の画像は、魚住優アナの母・浅野温子さん、父・魚住勉さんの写真>
そのため、魚住優アナと浅野温子さんが『あさイチ』などで共演するというのは少し考えにくいところもあり、そうした手法で視聴率を取ろうとネタにすることによって、視聴者から反感を買う可能性もありそうです。
また、魚住優アナは視聴者からの評価も上々なので、明らかに話題作りの親子共演や、浅野温子さんの息子であることを前面に出さずに、これまで通りが良いんじゃないかなと思いますが、果たして親子共演などをするのか否か、今後に注目したいところですね。