視聴率低迷が続く報道番組『news23』(TBS系)が秋の改編のタイミングで大改革を実施し、メインキャスターを務める元テレビ朝日の小川彩佳アナウンサー(35)は、降板濃厚との情報をニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が伝えています。
news23は2019年6月に大幅リニューアルし、元TBSの雨宮塔子アナに代わって、前年まで『報道ステーション』のサブキャスターを務めていた小川彩佳アナをメインキャスターに起用しました。
しかし、視聴率は低迷を続けていたことでテコ入れが続き、2021年8月から国山ハセンアナが加入したほか、若者世代を意識したリニューアルも行っているものの結果が出ず、裏番組の『news zero』(日本テレビ系)に惨敗状態が続いています。
制作会社関係者によると、1989年10月から30年以上にわたって放送されている『news23』は重鎮スタッフが多く、TBSの看板報道番組ということもあって「報道とは、『news23』とはこういうものだ」という凝り固まった考えで制作されてきたといい、そうした硬派路線で一定の支持は受けているものの、視聴率が低迷していて、若者の視聴数も伸びていないことでTBSの上層部は大改革を決断したといいます。
制作会社関係者は、「小川さんの卒業も濃厚と見られているそう。内容もスタッフも総入れ替えすることになるのでは」「34年目にしてスタッフを総替えするようなリニューアルを敢行するようです。今、その大改革のためにTBSの精鋭部隊が集結していっているそうですよ」
と語っています。
news23は、他局の報道番組よりもジャニー喜多川さんの性加害問題を詳しく報じ、被害を訴えている元ジャニーズJr.たちにも独自に取材を行うなどし、世間からは高い評価を受け、番組の注目度は以前よりも増していると感じます。
ですが、番組の視聴率は相変わらず低く、2021年にリニューアル時の平均世帯視聴率は3~4%、個人視聴率は1~2%、各テレビ局がいま最も重要視しているコア層(13~49歳)の個人視聴率は1%ほどで推移し、それから2年経った現在も数字に変化は無く、news zeroには今も約3倍の差を付けられています。
このように視聴率低迷が続いていることに加えて、小川彩佳アナの高いギャラがネックになっているともかねてから指摘されており、週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が昨年10月に報じた記事によると、小川アナのギャラは1本あたり50万円程度で、月1,000万円ほどのギャラを支払っているといいます。
小川彩佳アナに年間で1億円以上のギャラを支払っているものの、起用から4年経った現在も結果が全く出ておらず、数字が上がる気配も全く無いだけに番組降板は仕方がないと思いますし、スタッフも総入れ替えして別番組を始めるぐらいしなければ低迷は続きそうですが、トップの牙城を崩すためにこれからまたどういったリニューアルをするのか見ものですね。