TBSの看板報道番組『news23』(月~木曜23時、金曜23時30分)で、サブキャスターとして新たに国山ハセンアナウンサー(30)が加入することをニュースサイト『NEWSポストセブン』が報じており、ネット上では様々な声が上がっています。
『news23』は2019年6月にキャスターが交代し、元TBSでフリーの雨宮塔子アナに代わって元テレビ朝日の小川彩佳アナがメインキャスターに就任、サブキャスターも駒田健吾アナから山本恵里伽アナに交代し現在に至ります。
<↓の画像は、『news23』キャスターの小川彩佳アナ、山本恵里伽アナの写真>
『NEWSポストセブン』によれば、9月から国山ハセンアナがサブキャスターを務め、山本恵里伽アナはフィールドキャスターに変更となるそうです。
サブキャスターに起用された国山ハセンアナは現在、『アッコにおまかせ!』(日曜午前11時45分)などの番組を担当し、過去には『朝ズバッ!』、『ひるおび!』、『Nスタ』、『王様のブランチ』、『グッとラック!』などの情報・報道番組も担当していました。
TBS関係者は、国山ハセンアナが『news23』のサブキャスターに起用された理由について、「独身で遊び人イメージのついているアナと違って、昨年2月に結婚して浮ついてもいない。バラエティから硬派な報道まで幅広くこなせるタイプ。『news23』では現場にも出てもらうし、何より若者へのリーチを期待したい」
と語っています。
同関係者はさらに、国山ハセンアナの起用で『NEWS23』の視聴率アップにも期待しているとし、「もう何年も視聴率が低空飛行。3~4%台が普通で、目標ラインとしてきた5%になかなか届かない。昨年からのコロナ禍で、NHKの各ニュース番組は軒並み数字を上げたというのに、こちらは局内でもお手上げ状態。国山アナの配置は起爆剤としての意味もあるんです」
と明かしています。
平日23時台の番組では『news zero』(日本テレビ系)がトップで、世帯平均視聴率は10%前後で推移を続け、『news23』の倍以上の数字を安定して獲得しています。
平日22時台放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)では10月に、元NHK記者の大越健介さんをメインキャスターに起用することを発表し注目が集まっていますが、TBS関係者は、「大ピンチです。コロナ禍での在宅勤務の普及や夜間営業自粛で、ニュースの視聴や就寝の時間が早まる中、放送開始が23時というだけでも不利なのに、このまま何も手を打たないわけにはいかなかった。今、報道番組はZ世代(1990年代後半から2012年ごろ生まれのデジタルネイティブ世代)を意識しています。その世代をいかに取り込めるか。若手の実力のあるアナウンサーをどんどん起用して、新しい視聴者を獲得していかないと」
と語っています。
そして、国山ハセンアナを新たに番組に投入して番組全体の視聴率アップ、若者の視聴者も増やそうとの作戦に対してネット上では、
- 国山ハンセンアナと山本恵理伽アナのダブルメインが良いと思う。小川アナは自分よがりのコメントが多くて暗い
- 小川アナより山本アナの方が癒しなんだけど…。フィールドに回し出演機会を減らすのは暑苦しいだけの石井で良い。
- これは小川彩佳アナ降板の序章かも。いずれは山本恵里伽アナを起用したいという上層部の思惑もありそう。
- 報ステに対抗するなら小川彩佳アナを降板させる必要がある。TBSの局アナ2人でやった方が好感が持てる
- 小川さんを使っているので、有働さんを見てしまう。ハセンさんが加わるなら、メインを変えないとなにも変わらない。
- 雨宮アナは低視聴率の責任を負われ降板となったが、視聴率に大差がない小川アナは、起用から3年近くが経つが、何故継続するのだろうか。
局アナで報道に担える女子アナは、山本アナを始め、上村アナ、良原アナなど複数育ってるのに、なぜ数倍の高いコストを支払ってまで外注に頼るの? - 必要なのはアイドルアナじゃなくて内容なんだけどな。きちんと経済アナリスト使って、為替や株の日本欧州時間の振り返りとか、アメリカ時間の大事な指標とか、おすすめ投信とか、ちゃんと仕事したら見るよ
おバカちゃんがどーでもいい内容しかやってないから見てないだけ
などの声が上がっています。
国山ハセンアナは6月放送のバラエティ番組『週刊さんまとマツコ』にゲスト出演時、『グッとラック!』の打ち切り終了後に地上波レギュラーがゼロとなり、将来に不安を抱えていることを明かし、マツコ・デラックスさんから「本当に見なくなっちゃった」「一時すごい、なんかTBS推してたよね。この人」と言われると、「勝手に自分でも『あ、推してくれてるのかな』みたいな意識はちょっとあったんですけど」と漏らしていました。
今後やりたい番組としては、朝の情報番組のMCを挙げていましたが、夜の報道番組のサブキャスターに抜擢され、果たして視聴率に貢献することはできるでしょうかね。
国山ハセンアナは『グッとラック!』で、落語家・立川志らくさんと共にメインMCを務めるも視聴率低迷が続き、放送開始からわずか1年半で打ち切りとなりました。
国山ハセンアナはTBSの男性アナの中では知名度が高く、これまでに様々な情報・報道番組も担当し安定感があると思いますが、そこまで高い人気を得ているわけでもないですし、サブキャスターを変更したところで『news23』の視聴率はそこまで大きくは変化しない気がします。
裏番組の『news zero』では、メインキャスターを元NHKの有働由美子アナに交代後、若者の視聴を意識した内容に変更し、コメンテーターも若い世代から支持されている人を起用して成功しています。
一方で『news23』は、『報道ステーション』でサブキャスターを務めていた小川彩佳アナをメインキャスターに抜擢後、番組全体の雰囲気が暗くなったなどの声や、偏向報道に対する批判の声が上がり続けており、コロナ禍での報道番組に対しては、以前にも増して情報の正確性などが求められていることから、『news23』はキャスターへの変更だけでなく番組の内容もリニューアルする必要があるのかもしれないですね。