報道番組『news zero(ニュースゼロ)』(日本テレビ系 月~木曜23時 金曜23時30分)の平均視聴率が、10月1日のリニューアル以降に大幅な低下をしていることが明らかになりました。
『news zero』は10月1日から番組内容やタイトル(9月末まで大文字表記)、出演者をリニューアルし、メインキャスターには元NHKでフリーの有働由美子アナウンサーを起用しており、初回の平均視聴率は前週と比較して約2%高い10.0%(関東地区)を記録していました。
<↓の画像は、有働由美子アナがメインキャスターを務める『news zero』の写真>
また、タモリさんが出演した2日も10.4%と高い数字を記録していたのですが、3日は7.9%、4日は8.4%と、リニューアル前とあまり変わらない数字に落ち着き、5日(金曜)にはリニューアル後最低の6.6%にまでダウンしたものの、1週間の平均視聴率は前週が7.4%だったのに対して、リニューアル後の初週は8.7%で1.3%アップでした。
翌週の8日は8.4%、9日は8.2%と再び8%台で推移していましたが、10日は6.3%、11日は5.9%、12日には4.6%と前週からさらに2%も下げています。
なお、同時間帯にTBS系で放送の『NEWS23』(月~木曜23時10分、金曜23時30分)の1日~12日までの平均視聴率(前半46分間)は、1日が3.8%、2日が4.5%、3日が4.5%、4日が4.5%、5日が5.1%、8日が4.8%、9日が3.4%、10日が3.6%、11日は4.4%、12日は3.8%となっています。
<↓の画像は、元TBSの雨宮塔子アナとジャーナリスト・星浩さんがキャスターを務める『NEWS23』の写真>
また、ウッチャンナンチャン・内村光良さんの妻で、元テレビ朝日でフリーの徳永有美アナをサブキャスターに起用した『報道ステーション』(テレビ朝日系 21時54分~23時15分)は、1週間の平均視聴率は前週が10.6%だったのに対して、初週平均は11.0%と0.4%アップという結果でした。
<↓の画像は、富川悠太アナと徳永有美アナがキャスターを務める『報道ステーション』の写真>
このように『news zero』の平均視聴率だけが際立って低迷しているのですが、これに対してネット上では、
- 相変わらず日テレは、内容ではなく人で数字を取ろうとしている
- バラエティー色を抑えて、しっかりその日のニュースを伝えて欲しい。元々、キチンとした報道番組をNHKでも任せて貰っていないから、コメント力も期待は出来ないから・・・あの時間の報道番組を仕切るには厳しいかも。
- ニュース報道番組ではなく、報道バラエティー化していってるような。ニュースはしっかり内容も放送してくれないと見ない。大体、出演者を見てる訳ではないことを放送局は自覚すべき。
- 比較的真面目な報道番組からバラエティ感満載の情報番組になっちゃった感
- 前はその日の事故や事件など、ニュースを詳しくやっていたけど、今は訳の分からんコメンテーターに頼って意見を貰ってる状態でつまらなくて観なくなった。
- ちょっとエンターテイメントというか、ソフトになりすぎ。朝の番組のノリを持ち込んでいるが、仕事から帰って来て視聴する男性層には受けないなと思う。
- なんか期待していたけど、あの明るさが夜のニュースにマッチしていない印象で見なくなりました。情報番組向けの方で報道では無いのかな??また、夜より朝から夕方が合っているのかもね。
- 既存キャラに合わせてお茶の間感出すより、ガチガチの報道にして『あの有働さんが、もっとスゴかった』というふうにつくればよかったのでは。有働さんが思ったよりピン人気無かったのもあるのかもしれないけども、作戦ミスじゃないかな。
などのコメントが寄せられています。
有働由美子アナはNHK時代に、様々なニュース番組も担当していたエースアナの1人だったことから期待の声も多かったのですが、リニューアル後は「みなさんと一緒に考えるニュース番組」をテーマに、ツイッター上で視聴者の反応を紹介するなど新たな要素を取り入れたことによって、報道番組としてニュースをしっかりと視聴者に伝える時間が減ったため、これまで番組を観ていた視聴者からは不満の声が噴出しています。
また、有働由美子アナの不安定な進行ぶりに不満の声も多く、NHK時代には朝の情報番組『あさイチ』で高い評価を受けていたものの、今では否定的な声で溢れており、有働アナの起用が裏目に出ているという指摘も多く見受けられます。
有働由美子アナは今年春にフリーアナに転身し、民放では初のレギュラー番組ということから、まだ不慣れな部分があるのは仕方がなく、時間が経てば番組にも慣れていくだろうと思いますし、視聴者の反応を見て今後テコ入れも行われていくとみられますが、一度離れた視聴者が戻ってくるかどうかは分からず、今後も厳しい状態が続いていくかもしれませんね…。