10月にリニューアルし、元NHKでフリーの有働由美子アナウンサー(うどう・ゆみこ 49歳)がメインキャスターを務めている報道番組『news zero(ニュースゼロ)』(日本テレビ系 月~木曜23時 金曜23時30分)の視聴率低迷が続いており、新たに日テレの人気女子アナ・水卜麻美アナ(みうら・あさみ 31歳)を投入するというプランが噂されています。
『news zero』は10月の改編で大幅リニューアルを敢行し、番組タイトルを大文字から小文字に変更したほか、番組スタート時からメインキャスターを務めてきた経済学者で関西学院大学教授の村尾信尚さんなど、月曜キャスターを務める嵐・櫻井翔さんを除くほぼ全ての出演者の入れ替えを実施しました。
<↓の画像は、『news zero』でメインキャスターを務めている有働由美子アナの写真>
そして、有働由美子アナが初登場した10月1日の初回放送は平均視聴率10%(関東地区)を記録し、幸先の良い好スタートを切ったものの、3日目には7.9%、翌日も8.4%まで落ち、リニューアル前とほぼ変わらない数字となり、10月12日にはリニューアル後最低の4.6%まで落ちました。
その後も数字が安定せずに、平均すると4、5%台で推移しているような状態にあることから、好感度が高いことで知られる“ミトちゃん”こと水卜麻美アナを、今後投入するというプランが浮上しているという噂が浮上しています。
<↓の画像は、水卜麻美アナの写真>
水卜麻美アナは昨年10月から、極楽とんぼ・加藤浩次さんがMCの情報番組『スッキリ』(月~金曜 午前8時)のサブMCに就任しており、もしも『news zero』への出演が決まった場合には、『スッキリ』を卒業という形になるといいます。
『東京スポーツ』(東スポ)によると、水卜麻美アナの投入は単に視聴率アップを目的にしているだけでなく、フリー転身を阻止する目的もあるとしています。
水卜麻美アナはバラエティ番組を担当することが多いものの、以前からバラエティには嫌気が差し、報道番組のキャスターを希望していたといい、有働由美子アナが『news zero』の新司会者に内定したと発表された際には、不満の声を上げていたと編成関係者が語っており、もし今後も『news zero』視聴率が安定しなかった場合、来年春の改編で水卜アナが投入されるとしています。
『アサ芸プラス』も同様に水卜麻美アナの投入プランを報じているのですが、もしこのプランを実施した場合には、日テレはさらに首を絞めることになる可能性があるといいます。
それは『スッキリ』から水卜麻美アナが抜けることによって懸念される視聴率のダウンで、現在は元日テレでフリーの羽鳥慎一アナがMCの『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が同時間帯トップを独走し、『スッキリ』は『とくダネ!』(フジテレビ系)と2位争いを繰り広げています。
<↓の画像は、『スッキリ』でサブMCを務めている水卜麻美アナ等の写真>
そのため、もしも水卜麻美アナを降板させて『news zero』に移動させた場合には、今度は『スッキリ』が低迷してしまう可能性があるとしています。
また、『news zero』の制作体制にそもそもの問題があるため、それを変えない限り水卜麻美アナを投入したところで変化は無いという見方もあるようです。
『news zero』で有働由美子アナはキャスターを務めるだけでなく、ニュース選びなど番組内容にも関わっており、それによって以前に比べると報道番組というよりも、情報番組に寄った内容に変化しているといい、視聴率アップのためにはまず有働アナを降ろすことが先だとしています。
こうした話がリニューアルから2ヶ月足らずで出てきているのですが、これに対してネット上では、
- news zeroって、番組の趣旨を見失ってないか?顔ぶれだけ華やかにしても内容がダメなら話にならないと思うんだけどね。
- 水卜さんの起用は有働さんの二の舞にならないか?水卜さんはバラエティーの人。
水卜さん個人の事情はどうあれ、彼女がニュース読んでも見ようとは思わない。 - 有働さんは、あさイチ時代、朝という時間帯、そして、井ノ原さんの存在が大きかったような気がします。
ここに水トさんを投入とは、報道番組としてはいかがなものかと思います。
誰が出ているではなく、夜帰ってきて、本日、起こった事を正確に知りたいだけなんですけどね。 - 今慌てて応急手当てするのは逆効果なのでは。来年から有働さんやめて、局アナにしたらいいと思う。
例えばeveryの藤井アナ。今はeveryだから、夕方の主婦向けにやってるけど、もし夜のZEROになったら、しっかり切り替えてビシッとスタイリッシュにやれる人だと思う。 - 報道番組を見るかどうかなんて、アナウンサーで決めてないんだけど。ちゃんとした内容をしてるかどうか。
報道ステーションも安定して視聴する左側の方々がいるから、視聴率も安定してるんじゃない?
などのコメントが寄せられています。
とりあえず人気が高い、好感度が高いアナウンサーをメインに起用すれば数字が取れるだろうと考えるのはかなり安易で、村尾信尚さんをメインキャスターから降ろして有働由美子アナを起用、さらには番組内容も変えてしまったのは大きな失敗でしたね。
また、適材適所を無視してバラエティ色が濃い水卜麻美アナを起用するというプランが囁かれているのですが、『スッキリ』も結局のところ、水卜アナを投入したことで数字が上がったのは最初だけという結果になっています。
多くの視聴者から指摘されているように『news zero』がまず行わないといけないのは、報道番組としてしっかりとニュースを伝えていくという基本的な部分とみられ、その部分を変えずに水卜麻美アナを投入したとしても、視聴率が上がらないどころか、さらなる視聴者離れを起こすことになる可能性があるため、番組内容のテコ入れを優先的に行っていった方がいいのではないかなと思いますね。